稲沢市国府宮神社はだか祭り前日の大鏡餅奉納はクレーンでつり上げ超大変!

稲沢市国府宮神社の拝殿お祭り・イベント

冬の一番寒い時期に稲沢市国府宮神社で行われる奇祭「はだか祭り」、公立の小中学校は休校になり、市内の広範囲で交通規制が行われる、大きなお祭りです。

はだかにサラシふんどしと白足袋姿の男性がもみくちゃになる姿は、ニュースでよく見られますが、このお祭り、実は10日以上前から3週間ほど神事が続くお祭りなんです。

この記事では、国府宮のはだか祭りの前日に行われる大鏡餅奉納についてご紹介します。

天下の奇祭と言われるはだか祭りは、今年で1,254回目! この大鏡餅奉納も祭りの中の一大イベントです。

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国府宮はだか祭りの大鏡餅とは?

稲沢市国府宮神社の楼門
はだか祭り前日、赤いちょいうちんは取り外されていました。

大鏡餅を作る!

毎年、稲沢市内外の奉賛会(国府宮神社支援団体)が大鏡餅を奉納します。国府宮神社から依頼された地区の奉賛会が請け負って、大鏡餅を作ります。(2020年は名古屋市西区でした。)

旧正月6日に、50俵分(5トン)の餅米を洗います。50俵分の餅米を洗うって…単純に5トンの餅米をひと臼3升として4.2Kgずつに分けたとしたら、1,190臼…気が遠くなりそうです。

2020年は名古屋西区の奉賛会の方たちが、1月31日午前5時から庄内緑地公園で餅つきが行われました。13の杵と臼、餅つき機が用意されたそうです。(さすがに1,190臼を人の手だけでつくのは無理ですよね…。)

つき終わったお餅はまとめて、こぶし(軍手をしています)でこねて形を整えていきます。上に餅を重ねるのもクレーンを使っての大作業です。

この大鏡餅の奉納で、負担する予算は7000万円以上という大プロジェクト、稲沢市のお祭り、ではなく、この周辺近隣もひっくるめた大きなお祭りなんですね。

大鏡餅の大きさは?

稲沢市国府宮神社のはだか祭りに納める大鏡餅
出典:国府宮神社はだか祭りHP

鏡餅の下のお餅が24俵、上のお餅は20俵、3俵分のひし餅2つに羊かん1000本分のだいだいをのせた大鏡餅。台座を入れた高さは約2.4m、直径も約2.4m、重さは4トンという大きさです。

旧正月の11日に、鯛や伊勢エビ、100本の水引きなどで飾りつけをされ、大型トラックに乗せられて地区内をパレード。翌日、国府宮神社に奉納されます。

大鏡餅の奉納はすごい大変!

稲沢市国府宮神社の拝殿に納められたたくさんの鏡餅

はだか祭りの奉納は大鏡餅だけではなく、みこしに乗せた鏡餅や、子餅、ビール、清酒などがあちこちから奉納されます。(リフトで持ちあげて、拝殿へ奉納されていました。)

町内会、市内の中学校の卒業生の会、祭りの設営に携わる業者の会、ボーイスカウトとガールスカウトなど、大鏡餅が奉納される前日や当日の午前中にどんどん運ばれてきます。

どの鏡餅も2つ重ねに上にひし形のお餅が2つ、上に羊かんで作っただいだいがのっています。拝殿の中は、鏡餅だらけです。

大鏡餅、クレーンで吊り上げる!

稲沢市国府宮神社の参道でクレーンで吊り上げられる大鏡餅

午後1時過ぎ、国府宮神社の参道にトラックが到着します。山盛りのミカンの段ボールやお米、樽酒が運ばれ、先導の小さなトラックに踊る女性隊(100人くらい見えました)が続きます。

奉賛会の法被を着ている方に聞いたところ、大鏡餅と一緒にバス23台で到着したんだとか。

楼門から100mほど前に待機していたクレーン車の前に大型トラックが止まり、飾り付けられた松やお頭付きの鯛をいったん取り除いた後、クレーンで吊り上げます。

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そして台車に載せたあと、白いはかま姿の男性たちが引っ張って(押して)、楼門の前まで運びます。

大鏡餅、楼門を通る

稲沢市国府宮神社の楼門をくぐる大鏡餅

国府宮神社前の楼門は、下層が室町時代後期の建築で、上層は江戸時代(1646年)に建築されました。下層に比べて上層が大きい、入母屋造りの屋根の山門です。

国の重要文化財となっている楼門、三間一戸の間口は7.79m、中央の部分は柱を傷つけないように柱の下の部分にカバーされていたので、間口は3mもないくらいでしょう。

なんとかぎりぎりで通過できる大きさの大鏡餅。上のだいだい(羊かん)は取り除いて、お餅だけにして、台車を通します。

楼門の内側で見ていましたが、天井ぎりぎりでなんとか通過しました。拝殿前でもう一度クレーンで吊り上げて、拝殿へ納めます。

大鏡餅はお祭り後どうなる?

稲沢市国府宮神社はだか祭りに奉納される大鏡餅
大きな伊勢海老が付いています!

旧正月の14日(2020年2月7日)8時から、大鏡餅切始(おおかがみもちきりはじめ)が行われ、一般の方に授与されます。

と言っても、大きなお餅なので、切り分けるのも一苦労。大きな鉈(なた)のようなものを、金槌でたたいて、切り分けていきます。

奉納した奉賛会の方にも分けられ、協力された方たちへ配られるそうです。

稲沢市国府宮神社はだか祭り翌日に配られる大鏡餅の破片

この餅をいただくと、夏病みをしないという言い伝えがあり、たくさんの人が列を作ってお餅をいただきに集まります。(1人10袋まで。1袋100円です) 40分ほど並んで、購入することができました。

切り分けられたお餅はとっても硬く、きめが細かいお餅ではありません。つぶつぶが少々残ってるお餅です。

小さく切り分けて素揚げしてから、みぞれ煮にして、いただいています。これ、おすすめですよ!

揚げ餅のみぞれ煮
  1. 大根(1/2本)をすりおろして、出た水分を土鍋に移します。
  2. 鶏もも肉(1枚)を一口大に切って土鍋で煮ます。 一口大に切ったお餅を素揚げします。
  3. 土鍋に塩・だしの素・しょうゆで味つけし、お餅を入れます。
  4. 大根おろしに卵(1個)を溶いて混ぜ、土鍋に入れます。火が通ったらねぎを散らして完成です。

お正月にお餅が残った時など、試してみてくださいね。お好みで七味をかけてもおいしいですよ。

さいごに

稲沢市国府宮神社のはだか祭り前日に行われる、大鏡餅も奉納についてお伝えしました。

大鏡餅を作る奉賛会へは、2年前に国府宮神社から依頼があるそうです。来年の大鏡餅を作る地区は、もう決まっているんですね。

調べてみたら、我が家のある地区は、10年ほど前に大鏡餅を奉納していました。次は30年~50年くらい先になりそうだとのこと。その時まで長生きしなくては…!(笑)

大鏡餅奉納という、はだか祭り前日の大きなイベントを知っていただけたら、嬉しく思います。

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