坂本町西教寺のアクセスと見どころは?禅明坊光秀館の麒麟がくる展も必見です

滋賀県大津市坂本町の西教寺の入り口【麒麟がくる】

滋賀県大津市坂本町にある西教寺(さいきょうじ)には、明智光秀一族の墓と妻・熙子さんのお墓があります。

愛妻家だったと伝わる光秀は、当時は先に亡くなった妻のお葬式に主人は参列しないという風習があったのにもかかわらず、熙子さんのお葬式に参列したという記録が残っています。

この記事では、明智光秀一族の菩提寺である西教寺のアクセスと見どころ、禅明坊光秀館の「びわ湖大津「麒麟がくる」展」についてご紹介します。

大河ドラマ「麒麟がくる」のラスト近くは、坂本が舞台です。光秀公ゆかりの地で、足跡をたどってみましょう。

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西教寺のアクセスは?

大津市坂本町の西教寺本堂

西教寺へ電車バスでの行き方

京都駅または山科駅からJR湖西線「比叡山坂本駅」で下車します。江若交通バス31系統(比叡山坂本駅行)バスで「西教寺」へ向かいます。(1時間に1本間隔です。)

※2021年2月7日7までは坂本地域周遊バス(運行日カレンダーあり)38系統が臨時運行されています。運行日カレンダーはこちら

「比叡山坂本駅」から西へ650mほど歩くと、京阪電車の「坂本比叡山口駅」があり、道を挟んだ反対側に「坂本観光案内所」があります。

そちらにレンタサイクルがあるので、自転車を借りていくのもおすすめです。

坂本観光案内所
住所:大津市坂本6-1-13
電話番号:077-578-6565
営業時間:9:00~17:00 年末年始はお休み
レンタサイクル:電動アシスト付き自転車 1時間250円 1日1,000円
※予約可

西教寺へ車での行き方

湖西道路「滋賀里ランプ」から北へ約10分、または「坂本北IC」より西へ約5分です。西教寺の総門横に参拝者用の無料駐車場(普通車20台ほど)があります。

西教寺の駐車場が満車の場合、西教寺前の道を南に700mほど行くと、「大宮川観光駐車場」もあります。無料なので、日吉神社や坂本町の散策に行くなら、こちらに駐車するのもおすすめです。

大宮川観光駐車場
住所:大津市坂本5-21

西教寺の見どころは?

西教寺の本堂と客殿の庭園

大津市坂本町の西教寺大本坊の入り口

坂本城の大手門を移築したと伝わる総門は、馬に乗ったまま通過できるように軒下が高く作られています。

総門からまっすぐ行くと勅使門があり、右に曲がると石階段(けやき坂)とスロープ(どちらでも行けます)があり、その先に大本坊があります。※勅使門の手前に西教寺拝観のための検札所があります。

16世紀前半の比叡山絵図に焼き討ち前の西教寺があり、「槻坂(けやき坂)」がはっきりと描かれています。もしかしたら光秀公が上り下りした階段、かもしれませんね。

大本坊には靴を脱いで、中に入ります。(光秀公と熙子(ひろこ)さんがお出迎えしてくれました。)

大津市坂本町の西教寺本堂のご本尊

西教寺は推古天皇の時代に聖徳太子が創建に関わったという、古くからあるお寺です。信長の比叡山焼き討ちで焼失したあと、明智光秀が復興に尽力して、3年後には仮本堂が建てられました。

江戸時代1739年に紀州徳川家からの寄進で本堂が完成、本堂には平安時代の阿弥陀如来坐像(木造)が安置されています。高さ約2.8mなので、外側からでもお姿がよく見えます。

客殿は豊臣秀吉の伏見城にあった旧殿が移築されたもので、桐に鳳凰や竹に虎などの障壁画が描かれています。

大津市坂本町の西教寺客殿から見た庭園

客殿周りには4つの庭園があり、今も見る人を楽しませてくれます。一番大きい庭園は、琵琶湖を形どった池に船石が置かれ、静止画のような世界の中で、流れ出る水だけが動いています。

なんだか見てるととっても落ち着く、そんな空間が計算されてるように作られています。そのほかの庭園も、いつの季節でも絵になる鑑賞庭園になっています。

西教寺を見守る猿たち

大津市坂本町の西教寺の屋根の上の猿

西教寺の屋根には、食べ物を持っていたり、子供を抱いてたり、いろんなポーズのお猿さんがいます。

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室町時代におきた徳政一揆は、馬借(馬を使って運搬する人)たちが、債権放棄を求めて日吉社に立てこもり、山門の僧兵たちが武力で弾圧、立てこもった400人以上が殺害されました。

西教寺の僧侶がその死骸を供養して葬ったところ、一揆の首謀者が西教寺の真盛(しんせい)上人と誤解した僧兵が西教寺に攻め入りました。

けれども境内には人影がなく、かねの音を頼りに本堂へ行くと、一匹の猿がかねをたたいていたそうです。

日吉山王(山の神)のお使いである猿が念仏を唱えている(ように見えた?)姿に、僧兵たちは感心して立ち去ったという伝説が伝わっています。

西教寺の猿は寺を守る猿「護猿(ござる・まもりざる)」として、今も西教寺を見守っています。

明智光秀一族の墓と熙子の墓

大津市坂本町の西教寺にある明智光秀一族の墓

坂本城の城主となった明智光秀は、西教寺の檀徒となって、復興に力を注ぎました。本堂横に二十五菩薩来迎群像があり、その左右に明智光秀一族の墓と、妻の熙子さんのお墓があります。

※二十五菩薩来迎群像の各菩薩たちは、それぞれ違う楽器を持っていますよ。

熙子さんは光秀が本能寺の変を起こす6年前に、病気により坂本城で亡くなりました。

山崎の合戦のあと、明智一族と供に葬られたと言われている光秀公。逆臣の汚名を着せられながらも、自分が大切にしてきた坂本の町で、今は熙子さんと一緒に祀られています。

大津市坂本町の西教寺にある光秀の妻の墓
熙子さんのお墓

俳人・松尾芭蕉が、奥の細道の旅の中で熙子さんのことを詠んでいます。

「月さびよ 明智が妻の 咄せむ」

芭蕉が伊勢参りの途中、又幻という人の家で1泊した際、貧しいながらも暖かいもてなしをしてもらった時の句なんだとか。

閑静な月明かりの下ですが、明智の妻の話をしましょう、と、明智光秀の出世前、資金繰りに困っていた光秀のために自分の黒髪を切って売り、主人の面目をたてた熙子さんの話をされたそうです。

亡くなったずっと後の世界で、逸話が語られる熙子さんと、側室を持たず熙子さんを大切にした光秀公の夫婦愛…なんだかとっても素敵ですね。

唐門の麒麟と琵琶湖の絶景

大津市坂本町の西教寺にある唐門

勅使門の左手には宗祖大師殿があり、その正面には唐門が建っています。門の奥には琵琶湖が広がっていて、絶景スポットになっています。

唐門の扉の上に麒麟が彫られていて、なんだかちょっと嬉しくなりました。山崎の合戦で光秀が勝利していたら、今とは違った世があったのかもしれません。

大津市坂本町の西教寺にある唐門の麒麟

「麒麟がいる」唐門から、目の前に広がる琵琶湖の景色をじっくり満喫してくださいね。

西教寺(天台真盛宗総本山)
住所:滋賀県大津市坂本五丁目13-1
開館時間:9:00~17:00(16:30受付終了)
拝観料:大人(高校生以上)500円 中学生300円 小学生200円
※総門を入った横に「拝観受付」があります。

びわ湖大津「麒麟がくる」展

大津市坂本町の西教寺の禅明坊光秀館

2021年2月7日まで、「びわ湖大津・光秀大博覧会」が開催されています。

西教寺の禅明坊(ぜんみょうぼう)光秀館もその1つ、大河ドラマ「麒麟がくる」展と「近江の光秀ものがたり展」が展示されています。

入り口でチケットを提示し、靴を脱いで中に入ります。※お土産ショップは西教寺の単独チケットでも利用可能です。

「麒麟がくる」ドラマの衣装展示や、この地方に残る光秀のエピソードや史料が展示されています。坂本城のジオラマや、琵琶湖周辺のお城について、わかりやすく紹介しています。

禅明坊光秀館
開館時間:9:00~17:00(16:30受付終了)
入観料:大人(高校生以上)500円 中学生300円 小学生200円
※西教寺拝観券とは別に必要です。

さいごに

明智光秀一族の菩提寺である西教寺のアクセスと見どころ、禅明坊光秀館の「びわ湖大津「麒麟がくる」展」についてお伝えしました。

西教寺は古くからのお寺で見どころがたくさんあり、明智光秀一族の菩提寺でゆかりの資料も公開されています。

坂本の町中に大宮川から引き入れた水路を張り巡らせて生活用水を確保したり、身分の分け隔てなく接して坂本を統治し、領民からも慕われた明智光秀。

光秀公が再興に尽力した西教寺で、光秀公の足跡に触れてみたら、今後の「麒麟がくる」がさらに面白くなるの、間違いなしですよ!

西教寺に行ったら寄りたい!周辺の観光地の関連記事もありますので、ぜひご覧になってみてくださいね。
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