名古屋市中区にある「若宮八幡宮」は良縁を結ぶ神社として、女性にとっても人気がある神社です。
白川公園の東側、大須商店街からも近く、若宮大通りに面していますが、街中にあるとは思えないくらい静かで、落ち着いてお参りすることができます。
この記事では、若宮八幡宮のご利益、御朱印と人気のお守り、アクセスと駐車場についてご紹介します。
大須商店街から徒歩圏内なので、ショッピングの合間にぜひ足を運んで、すてきな縁を引き寄せてくださいね。
若宮八幡宮のご利益は?
若宮八幡宮は尾張名古屋の総鎮守
若宮八幡宮のご祭神は、「仁徳天皇」「応神天皇」「武内宿禰命(たけのうちすくねのみこと)」で、家内安全、国家安泰のご利益があります。
境内にはクスノキや銀杏、橘、桜などの木が枝を広げて、街中の喧騒を遮っているみたい。大通り沿いにあるのに、ここだけが別の空間にあるような静けさです。
手水舎に、若宮八幡宮の社紋になっている橘の実が浮かべてありました。小さい柚子というか、ダイダイのような実です。
古事記・日本書紀に登場する不老不死の力を持った実は橘ではないか?と言われています。冬になっても緑の葉を茂らせて、橙色の実をつける橘は、長期間いい香りを漂わせるんですよね。
毎月1日(1月1日は除く)の月次祭(つきなみさい)では、9:30~誰もが本殿に上がって、お祓いを受けることができます。
神御衣(みころも)神社で縁結び
若宮八幡宮本殿の東側に位置する神御衣(みころも)神社、ご祭神は縫物の神様で、女性を幸せに導く縁結びの神様です。
社務所で「願いの緒」を授けていただいて、布に願い事を記入します。その布を「神結び願いの緒」に結ぶと、神さまとのご神縁が結ばれて、願いが叶う(縁が結ばれる)んだそうです。
好きな人との縁、仕事の縁、友達の縁、子宝など、あらゆる縁を引き寄せていただけるんだとか。たくさんの布が隙間もないくらい結び付けられていました。
神御衣神社では毎年2月8日に「針供養祭」が行われます。折れたり曲がったり錆びたりして使えなくなった針を豆腐やこんにゃくなど柔らかいものに刺して供養をし、裁縫の上達を祈ります。
連理稲荷神社と連理稲荷神社奥之院で家内安全
若宮八幡宮の境内東側には、南向きに「連理稲荷神社」、西向きに「連理稲荷神社奥之院」、どちらも朱色の鳥居とともに並んで鎮座しています。
昔、若宮八幡宮に住んでいた夫婦の狐が、官位と住処が欲しいと夢に現れて訴えるので、2つの祠を立てて、京都の伏見稲荷大社から分霊を招いてお祀りした、という由来が残されています。
連理とは、1本の樹木の枝と枝が、または2本の樹木の枝がくっついて結合してしまうことで、縁結びや夫婦和合の象徴なんですよね。
毎年旧初午の日に、商売繁盛・家内安全を祈願する連理稲荷社祭が行われています。
若宮恵美須神社で商売繁盛
本殿横の若宮恵美須神社は商売繁盛・家内安全のご利益があるとされています。えびす様は七福神の1人で「恵比須」「恵美須」「恵比寿」「恵毘須」などと表記されます。
毎年1月5日に「初えびす」の御祈祷が執り行われています。
若宮八幡宮の歴史は?
名古屋市中区、白川公園横に鎮座している若宮八幡宮は名古屋の総鎮守、飛鳥時代の7世紀に創建されました。
1532年:織田信秀が那古野城を攻めたときに焼失
1539年:再建されたのち、豊臣秀吉が社領二百石を寄進
1610年:徳川家康が名古屋城築城のため、現在の場所に遷座
1664年:尾張藩主・徳川光友が社殿などの造営
1945年:名古屋大空襲で焼失
1957年:復旧造営
江戸時代の代々の藩主たちに崇敬され、大切にされてきた若宮八幡社。5月の例祭「若宮まつり」は名古屋3大祭りの1つで、約340年前に作られた山車「福禄寿車」のからくり人形が披露されます。
祭の2日目には、神輿と山車が那古野神社まで本町通を往復します。2020年は山車行事が中止、神事のみ執り行われました。2021年はからくり人形の奉納が見たいですね。
7月1日~8月31日の間は「風鈴祭」が行われます。短冊に願い事を書いたたくさんの風鈴が、境内にチリンチリンと涼やかな音を響かせてくれます。暑い夏を癒す夏の風物詩ですね。
5月15日:試楽祭
5月16日:例大祭(御神幸・若宮まつり)
若宮八幡宮の御朱印とお守りは?
4カ所目は名古屋市の三輪神社でしたが御朱印帳をお預かりして後日取りに行くことになりました。
— タナカッチ (@3XBZuLTITSvCLVf) November 1, 2020
5カ所目は三輪神社の近くにある若宮八幡宮です。
見事な御朱印でした。 pic.twitter.com/VJhLvBKQPE
若宮八幡宮の御朱印は、拝殿左手にある社務所で授けていただけます。
- 若宮八幡宮(通常御朱印)
- 若宮八幡宮(毎月1日のみの朔日限定御朱印)
- 祭事限定御朱印(書置きの見開き御朱印)
- 神御衣神社の御朱印
- 連理稲荷神社の御朱印
神御衣神社の御朱印は、ハートマークに「縁結び 恋愛成就」って書かれていて、かわいいです。オリジナルの御朱印帳もあります。
若宮八幡宮の公式インスタグラムでは、限定御朱印のデザインが紹介されています。カラフルでバリエーション豊富なデザインの祭事(期間)限定御朱印はとっても人気があります。
矢場町の若宮八幡社に行ってきました
— くまちゃん☎️⛩️ (@kumachan_0424) February 8, 2020
幸せの糸巻🧵です pic.twitter.com/rjXrtpKECV
お守りで人気なのは「幸せの糸巻」、柄の付いた糸巻に赤・青・白・黄・緑の5色の糸が巻かれていて、幸せを引き寄せて、いろんな縁を結んでくれます。
お守り、ですが、持ち歩くと糸がほどけてしまいそうで、持ち歩きには向いてない気がします。でも、こんなお守り、他では見たことないので、家に飾っておきたくなっちゃいますね。
住所:名古屋市中区栄3-35-30
電話番号:052-241-0810
社務所:9:00~17:00
若宮八幡宮のアクセスと駐車場は?
若宮八幡宮へ電車での行き方
名古屋から地下鉄東山線「栄駅」で名城線に乗り換え、または地下鉄桜通線「久屋大通駅」で名城線に乗り換えて、「矢場町駅」で下車します。
矢場町駅4番出口から西に約5分ほど歩くと若宮八幡宮に到着します。
または、名古屋から地下鉄東山線「伏見駅」で鶴舞線に乗り換え、または地下鉄桜通線「丸の内駅」で鶴舞線に乗り換えて、「大須観音駅」で下車します。
大須観音駅エレベーター出口または2番出口から北東に約7分ほど歩くと、到着します。大須商店街を抜けて歩いて行くと、あっという間に着いちゃいますよ。
若宮八幡宮へ車で行く・駐車場は?
若宮大通りを東に向かって、若宮大通本町の交差点をこえて、市バス停すぐ横の鳥居から駐車場に入ります。30台ほど停められる参拝者用無料駐車場です。
若宮八幡宮の北側にも駐車場はあるのですが、チェーンがかかっていました。その通り沿いにはコインパーキングが2か所あります。
トラストパーク駐車場:60分200円(税込)
名鉄協商パーキング:30分200円(税込)
トラストパーク駐車場はちょっと狭くて駐車しにくいんですが、土日祝日は満車率が高いです。
↑若宮八幡宮はこちらの本の縁結び(すてきな出会い、仕事の人脈、夫婦円満など良縁と幸せをゲット!)絶対行きたいオススメ神社で紹介されています。
※情報が変更されている場合もありますので、ご利用の際は必ず現地の表記をご確認くださいね。
さいごに
名古屋市中区の若宮八幡宮のご利益と御朱印、人気のお守り、アクセスと駐車場についてお伝えしました。
社務所のある建物は2015年に完成した「迎賓館」で、拝殿で結婚式を行った後に披露宴を行うことができます。由緒ある神社で神前式っていうのも、なんだか素敵ですね。
縁結びの若宮八幡宮で、ぜひ良縁を引き寄せてくださいね。
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