東山動物園桜の廻廊の見頃とライトアップは？春まつりを満喫する楽しみ方完全ガイド

名古屋の東山動植物園は、入場者数ランキングで上野動物園に次いで2位、という人気がある動物園。普段の土日も混雑していますが、桜の季節になると園内はごったがえしています。

この記事では、東山動植物園にある桜の廻廊の見頃と楽しみ方、ライトアップ、服装と持ち物、アクセス駐車場についてご紹介します。

桜の下を歩きながら、いろんな動物を見ることができるのは、東山動物園ならでは。動物も桜も楽しめる東山動植物園にぜひお出かけくださいね。

東山動植物園の桜の廻廊の見頃は？

東山動物園の桜の見頃は通常3月下旬から4月下旬にかけて、です。今年の開花予想は例年に比べて5日～1週間ほど早く予想されていましたが、平年並みまで開花が遅れました。

名古屋の満開予想日は4月6日となっています。4月5日時点でソメイヨシノはほぼ満開でしたが、まだ咲いていない桜もあり、見ごろはこれから、って感じでした。

早咲きの桜、ソメイヨシノが終わったころから咲き始める桜、4月中旬頃から咲く桜、などいろんな種類があるので、3月中旬から1ヶ月くらいは楽しめそうです。

正確な見頃の情報は、動物園からの公式発表や天気予報を参考にしてくださいね。

東山動植物園の桜の廻廊

春が訪れると、東山動植物園は色とりどりの桜で彩られます。

特に「桜の廻廊」は人気のスポット、約100種類、1000本の桜が咲くエリアで、ソメイヨシノをはじめとする伝統的な桜から、珍しい品種まで幅広い桜を見ることができます。

それぞれの木が異なる時期に咲き、訪れるたびに新たな景色に出会え、4月下旬頃まで桜を楽しむことができるのはとっても魅力的ですよね。

遅咲きのケンロクエンキク桜は花びらが200枚以上になる大輪の桜、カンザンは濃紅色で大輪の八重桜、淡い緑色の花が咲くギョイコウ桜などなど、珍しい桜が次から次と開花していくので、毎週見に行きたくなっちゃいますよ。

「宵の八重桜さんぽ」のライトアップ

「宵の八重桜さんぽ」期間中は、開園時間が20:30まで延長され、ライトアップされた桜の廻廊をお散歩することができます。

豪華でボリュームのある八重桜は淡いピンクから白に近い色まで、花が重なり合いながらも1つ1つの花が浮かび上がって、まるで芸術作品のよう。

昼間の賑やかさとは違って、とっても幻想的で圧倒的。竹林のライトアップも、池に浮かび上がる温室も、この時しか見られない風景です。

※東山動植物園の温室は、日本の公共施設の温室としては最古のもので、重要文化財に指定されています。

この時期だけの、特別な空間をじっくり味わってみてくださいね。

「宵の八重桜さんぽ」ライトアップの注意事項

ライトアップされた幻想的な世界…を見るには、陽が沈んで周りが暗くなってから。動物園が閉まってから陽が沈むまで、1時間半～2時間くらい時間があります。

※16:30以降の入園は植物園門と星が丘門のみ、16:50以降は動物園エリアと一部の植物園エリアは閉鎖されます。

植物園側にはレストランやカフェもなく、キッチンカーが出てるんですが、動物園ほどたくさんありません。桜の廻廊前の休憩所には、日没を待つ人たちがベンチにいっぱい…。

この待ち時間は意外と長く、天気によっては体が冷えてきます。万全な準備でお出かけくださいね。

星ヶ丘門から桜の廻廊は、温室方面から行くとだらだらと長い坂道、逆へ行くと急な坂道で、どちらから行っても地味につらい上り坂です。歩きやすい靴がおすすめです。

16:30以降に東山動物園に行く場合、利用できる駐車場は植物園東とスカイタワー前駐車場です。正門前・北園門前・新池・動物園西駐車場は16:30～入庫できないので注意してくださいね。

春まつりを楽しむための完全ガイド

東山動植物園では、春の訪れを楽しむ「春まつり」イベントが開催されます。

3月23日(土)には、植物園の桜の廻廊横にあるお花畑がリニューアルオープン。季節の花で埋め尽くされた花壇がお目見えします。

桜だけでなく、チューリップやハナモモ、シャクナゲなど、春に咲く花々も園内の各所で楽しむことができます。動物園全体の春の魅力を存分に楽しんでくださいね。

おすすめの時間と服装・持ち物は？

東山動物園が最も混雑する春の桜のシーズン、休日や天気のいい日には多くの来場者で賑わいます。混雑を避けてゆっくりと「桜の廻廊」を楽しむためには、開園直後の時間帯や平日がおすすめ。

といっても、春休み期間中なので、平日もいつもよりは混んでいます。特に天気のいい平日は、朝から賑わっています。

または、桜の咲き始めに訪問すると、比較的人出が少ない時間を見つけることができます。

歩きやすい靴、帽子や日焼け止めなどの日焼け対策グッズ、水分補給用の飲み物などを準備しておくと安心です。

服装は、春の気候は変わりやすいため、温度調節がしやすいように重ね着をしたり、上着を持参するようにしてくださいね。

特に陽が落ちたあとの「宵の八重桜さんぽ」は、足の先が冷たくなるくらい冷え込むので、防寒対策をしてお出かけくださいね。

土日は芝生公園でお弁当を広げている家族連れでにぎわいます。お弁当を食べる場所も争奪戦なので、早めに場所を確保するようにしてくださいね。

フードコートやレストランもランチタイムには混雑するため、少し早めや遅めに時間調整するのがおすすめです。

東山スカイタワー展望台から見下ろす

東山動植物園の中央にある東山スカイタワーは高さ約134m、80ｍほどの高台にあるため、展望台からは御嶽山、鈴鹿山脈、アルプス連峰を望むことができます。

桜の時期はタワーから見下ろすと、ピンクや白の花々が地面を美しく彩って、華やかな景色を楽しむことができます。晴れた日には、青空とのコントラストも鮮やかで、一見の価値ありですよ。

ライトアップの時間帯は、夜の街の灯りとともに、光で彩られた桜を見ることができ、昼間とは異なる美しさを堪能することができます。

昼間だけでなく、夕暮れ時や夜景など、さまざまな時間帯によって変わる景色の美しさを、ぜひ全て体験してみてくださいね。

18:30以降に東山スカイタワーに行くと、動物園側に戻ることができません。後で植物園に戻るなら、再入園のチケットをもらってくださいね。

東山タワーから植物園に行くには、「スカイタワー前駐車場」を横切って道路に出て、信号を渡って「星ヶ丘門」まで10分ほど歩きます。

※東山スカイタワーと東山動植物園の共通券(高校生以上640円)のみ、コンビニ(ファミリーマート・ローソン・セブンイレブン)で事前購入ができます。

東山動植物園のアクセス駐車場は？

東山動物園へは、公共交通機関を利用してのアクセスが便利です。

名古屋駅から地下鉄東山線「東山公園駅」下車、3番出口より徒歩3分で、正門に到着します。植物園へ行くなら1つ先の「星ヶ丘駅」で下車、6番出口より徒歩7分で星ヶ丘門に到着します。

ライトアップの時間帯は動物園側に戻ることはできないので、「星ヶ丘駅門」から星ヶ丘駅へ帰ります。

東山動植物園の駐車場は？

動植物園の敷地内に全部で1,600台分の駐車場があります。

利用時間は8:45～17:00、普通自動車の料金は800円(税込)です。

• 正門前駐車場(90台)
• 北園門前駐車場(136台)
• 新池駐車場(291台)
• 動物園西駐車場(94台)
• 緑橋下駐車場(107台)
• 植物園東駐車場(362台)
• 上池駐車場(33台)
• 星ヶ丘駐車場(26台)
• スカイタワー前駐車場(282台)

動植物園近くにある無料の駐車場　※春秋まつり期間の土日祝日は有料

• 緑橋南駐車場(37台)
• 植田山駐車場(129台)

こんなにたくさん駐車場があっても、春まつりの時期は午前中に満車になることも。

満車の時は、地下鉄「池下駅」前にある池下駐車場(190台)の2時間無料駐車券を発行してもらえます。

東山動物園周辺には民間の駐車場もありますが、土日祝日は料金が高く設定されているところもあります。最大料金の設定がある駐車場をご紹介しますね。

※情報が変更されている場合もありますので、ご利用の際は必ず現地の表記をご確認ください

さいごに

東山動植物園にある桜の廻廊の見頃と楽しみ方、ライトアップ、服装と持ち物、アクセス駐車場についてお伝えしました。

桜の廻廊もいいんですが、動物園にある桜の木は幹回りが170㎝ほどの巨木が多く、どっしりと大きな枝を広げていて、見ごたえあります。

春の東山動物園は、桜の美しさと動物たちの生き生きとした姿で癒される、大人も楽しめる場所です。この記事を参考に、ぜひ東山動物園の桜の廻廊を訪れてみてくださいね。