愛西市にある道の駅・立田ふれあいの里近くにある森川花ハス田では、毎年梅雨の真ん中くらいから、ハスの花を見ることができます。
仏教では聖なる花とされているハスの花が一面に咲く風景は、とっても幻想的で、心奪われますよ。
残念ながら2024年の「蓮見の会」は中止となりました。
この記事では、森川花はす田と古木江城跡、道の駅・立田ふれあいの里、アクセスと駐車場についてご紹介します。
道の駅とハス田エリアの公園整備で、どんなふうに変わっていくのか楽しみですね。
森田ハス田の蓮見の会2024年は中止
毎年7月に開催される森川花ハス田の「蓮見の会」、2024年は中止となりました。
現在、道の駅「立田ふれあいの里HASUパーク」がリニューアル工事中、鵜戸川を挟んだ反対側にある花ハス田(東ゾーン)も含めた整備が進められています。
森川花ハス田の南側には「ハス見の丘」が作られて、ハス田を上から眺められるようになります。
その横には「ちびっこ広場」「芝生広場」などが作られて、ハスの時期以外でも人が集まる公園にかわるるので、とっても楽しみですね。
グランドオープンは令和8年となっています。
森川花はす田のハスの花の見ごろは?
ハスの花の開花時期は6月下旬から8月上旬ですが、7月の上旬~中旬が見頃です。ハスの花は午前中に開花し、午後には花が閉じてしまうので、午前中(10:00頃まで)がおすすめです。
大輪の花が一斉に開くと、緑のじゅうたんにピンクや白の花をちりばめたようで、とってもきれいです。午後に花が咲いているのもありますが、もう閉じずに花が散る状態(散りかけ)のものでした。
ハスの花は開花から3~4日目で花が散り始めます。とっても華やかで大輪の花を咲かすハスですが、花の命はとっても短いんですね。
森川花はす田では、毎年7月第2または第3土日に「蓮見の会」が開催されます。
ピンクのハスの花は陽山紅蓮(ようざんこうれん)、八重の花で背が高く、大きな緑の葉が密集する中で存在感があります。
舞妃蓮(まいひれん)は、つぼみの時は白っぽい花びらに先端が赤い縁取りのようなぼかしが入っていますが、徐々に真っ白な花になっていきます。
数種類あるハスの花の違いを探しながら、鑑賞してみてくださいね。(ハスの名前が書かれた案内板があるのですが、葉っぱで隠れてしまっています。)
大きな葉は、小さい子供さんなら傘として充分使えそうな大きさです。葉には水をはじく撥水効果があります。
ただ、はす田の中の道はぬかるんでいて、特に前日や明け方に雨が降った日は、ぐちゃぐちゃ状態です。汚れても構わない履物でお出かけくださいね。
ヒールのある靴やサンダルを履いて行くと…後悔することになるかもしれません。
2024年は中止 ※雨天中止
名鉄佐屋駅から立田南部コミュニティまで無料シャトルバス運行
佐屋駅発7:45~、南部コミュニセンター発13:30最終
森川花ハス田蓮見の会の駐車場は?
森川ハス田の北側に駐車場が設置される予定です。
ハスの花と睡蓮の違いは?
水面から1mほどの高さで花が咲くのは「蓮(ハス)」、葉に切れ目が入った形状で水面に浮かび、水面に近いところで花が咲くのは「睡蓮(スイレン)」です。
ハスの花は咲き終わると花びらが散り、睡蓮は花が閉じた状態で水中に沈みます。睡蓮の花の見ごろは6月~9月と長く楽しむことができます。
ハスの根(地下茎)は穴が開いていて、レンコンとして食用になり、睡蓮の根は穴が開いていなくて、食用には適していません。ハスと睡蓮は似ているようで、まったく似ていない植物なんですね。
古木江城跡
森川花ハス田のすぐ南側には、木に囲まれた神社の敷地内に古木江(こきえ)城跡があります。(川沿いの道を歩いて行けます。)
古木江城は、織田信秀の7男で信長の弟・織田信興(のぶおき)の城です。兄の信長が美濃を制し、足利義昭とともに上洛、室町幕府を再興させた頃に築城されました。
1570年、信長が比叡山延暦寺にこもった浅井・朝倉軍と対峙しているとき、古木江城も長島一向一揆衆に取り囲まれてしまいます。
信長は援軍を送ることができず、信興は孤立無援で戦ったものの落城、討死にしたとも自害したとも伝えられています。
その後古木江城は廃城となり、現在は何も残っていません。城の鎮守として鎮座していた富岡神社だけが残されています。(お社を守るように、屋根付きの建物にすっぽり覆われています。)
狛犬さんもいなくて、このお社の向こうにはハス田が広がっているのに、ここは大きな木に囲まれて薄暗く、時間が止まったかのような静寂が広がっています。
住所:愛西市森川町村仲86
道の駅・立田ふれあいの里
※「道の駅・立田ふれあいの里」はリニューアル工事中ですが、営業しています。
立田ふれあいの里は、地元農家さんの新鮮野菜が購入できる道の駅。午前中は新鮮野菜目当ての人たちでごった返しています。
お隣には特産品であるレンコンを使ったお惣菜やパン、お弁当が勢ぞろい。ハウスレンコンも栽培されているので、ふれあいの里では1年中レンコンが楽しめます。
- レストラン立田:レンコンうどん・レンコンラーメン・レンコンつくね
- はす工房:レンコンコロッケ・レンコンチップス・レンコンかば焼き・レンコンバーガー
- パン工房:ハス粉入りシフォンケーキ・レンコンパン
- ハニーの会(野外軽食):レンコンたこ焼き
レンコンチップスはカリっとしてて、とってもヘルシー、ビールのおつまみにぴったり。レンコンたこ焼きは、サイコロ状のレンコンが入っていて、シャキシャキ感が味わえます。
蓮こんどら焼きは、蓮の葉の粉末を混ぜて焼いた生地の中に、レンコンが入った粒あんがぎっしり入って、葉も実も楽しめます。
レンコンかば焼きは、レンコンをすり身にして、甘辛いタレを絡めています。
ここのレンコン(特に冬場)は本当にめちゃめちゃおいしくて、レンコンだけでも買いに来たくなっちゃうくらい新鮮(しかも安い)なので、一度食べたらやみつきになっちゃいますよ。
住所:愛西市森川町井桁西27
電話番号:0567-23-1011
営業時間:9:00~18:00(7・8月は8:00~、10~2月は~17:00)
定休日:木曜日・年始(1/1~1/3)
立田ふれあいの里のアクセスと駐車場は?
立田ふれあいの里の最寄り駅は「名鉄佐屋駅」です。名鉄名古屋駅から津島線弥富行きに乗ります。佐屋駅には特急・急行・準急・普通電車が停車します。
佐屋駅から立田ふれあいの里までは西へ2Km、約30分ほど歩きます。
愛西市巡回バス(立田コース・無料)で「佐屋駅南」から「道の駅」まで行くことができますが、1日3便なので時刻表を確認してから利用してくださいね(月~土のみ運行)。
車で行く場合、国道155号線の「佐屋南」の交差点を西へ向かうと立田ふれあいの里があります。木曽川を渡る立田大橋から約1Kmほど手前(愛知県側)です。
24時間利用可能な無料駐車場が完備しています。(入り口から右折した側にも駐車場が新設されています)。
>>立田ふれあいの里がある愛西市の観光情報はこちら【楽天たびノート】※情報が変更されている場合もありますので、公式サイトなどで最新情報をご確認くださいね。
さいごに
愛知県愛西市の森川花はす田と古木江城跡、道の駅・立田ふれあいの里、アクセスと駐車場についてお伝えしました。
ハスの花の季節は、前日に雨が降ると、ハスの葉に球体になった水滴が残っていて、太陽にキラキラ反射しています。葉の下には小さなカエルがうずくまっていたりして、ふっと笑顔になります。
なんだか詩になりそうな光景が広がるハス田と、レンコンがおいしい立田ふれあいの里へ、ぜひお出かけくださいね。