本ページはプロモーションが含まれています。

南知多の岩屋寺奥の院へ三重塔を見に行こう!御朱印とアクセス駐車場もご紹介!

南知多町岩屋寺の境内

知多半島の南知多町に、尾張徳川家の祈願所として、三つ葉葵の紋章がかかっている古いお寺があるのをご存じですか?

裏山を越えた先には奥の院があり、静寂の中に厳格な雰囲気があって、大きなパワーに包まれるような気がします。

この記事では、岩屋寺の本堂と裏山(大師ヶ岳)の弘法大師像、奥の院と中の院、御朱印、アクセスと駐車場についてご紹介します。

奥の院へ向かう裏山はちょっとしたハイキング、山頂では弘法大師像が出迎えてくれますよ。

スポンサーリンク

岩屋寺(南知多)から山道を歩いて奥の院へ

南知多町岩屋寺の本堂

岩屋寺(いわやでら)は、715年建立、1300年以上の歴史があるお寺です。何度か火災で焼失しますが、尾張徳川家の祈願所として再興されました。

ご本尊は、弘法大師がこの地で100日間の護摩修法を行ったときに残った灰で作られたと伝わる、千手観世音菩薩さまです。

境内には、眼病平癒にご利益があると言われる笠森神社や、源義朝公のお墓参り(野間大坊)に訪れた親鸞聖人が阿弥陀如来を書き納めたと伝わる阿弥陀堂、密閉型の鐘楼などが並んでいます。

尾張高野山宗 総本山 大慈山岩屋寺
住所:愛知県知多郡南知多町山海間草109
電話番号(寺務所):0569-62-0387

山の上の弘法大師像

1体1体表情が違う五百羅漢像と、1799年から2年かけて建てられた総ケヤキ造りの二重の塔(経蔵)の間の階段を上って、山道に入ります。

狭い道をくねくねと上がっていくと、あっという間に岩屋寺が下の方に見えます。

標高73mの大師ヶ岳は、参道に88体の石仏が並んでいる、修行の道です。番号が書かれた札が立つ石像を巡りながら、落ち葉を踏みしめて歩いて行きます。

途中には「三鈷(さんこ)の松」があります。普通、松の葉は2本か5本なんですが、この松の葉は3本になっているんです。

3本の松の葉が落ちていたら、願いを込めて輪に結んでくださいね。大切に持っていると「厄除け」のお守りとしてご利益があるそうです。

途中で2手に道が分かれて、左へ曲がる道に「親大師 参道」という案内があります。左に曲がって少し歩くと、山頂で弘法さまがお出迎えしてくれます。

山頂からは伊勢湾が見渡せます。ここまでの道はちょっと(かなり)しんどいけど、この風景を見たら、上ってよかったと思えるくらい、気持ちがいいですよ。

弘法大師像は四国の方向を向いて立っておられます。大師像の周りを時計回りに、亡くなった方へのご供養なら7遍、自分の満願成就のためなら21遍まわってお参りをすると、功徳がいただけると言われています。

この先、奥の院へ行くのですが、弘法さまの背中側に下へ行く階段があります。来た道を戻って、分かれ道から先へ向かうべきか、悩んでしまいました。どちらにも「奥の院はこっち」という案内標識はないんです。

とりあえず、来た道を分かれ道まで戻って、先を進みました。少し行くと、先ほどの階段下で合流…どちらを行っても、行先は同じです(笑)。

岩屋寺の裏山(大師ヶ岳)を山頂まで上って下りると、その先に奥の院があります。

※笠・袈裟・白衣(半袖)・金剛杖をお借りして回峰修行される場合は、88体の石仏を1つ1つ巡りながら、「南無大師遍照金剛(なむたいしへんしょうこんごう)」と唱えてお参りしていきます。

三重塔と奥の院

奥の院につながる参道の入り口には「弘法大師御開創霊場」と書かれた石の柱が立っています。その手前には、迷いを救う六地蔵菩薩さまが、赤い前掛けをして並んでいます。

高い木々に囲まれた奥の院を進んでいくと、陽が届かないせいか、少しヒンヤリした空気が漂っています。

お墓や納骨堂が並んでいる参道沿いには、苔の生えた丸い墓石(無縫塔・卵塔と言われる僧侶のお墓)もたくさん並んでいます。

その先に、鉄筋コンクリート造りの三重塔があります。森の緑の中に鮮やかな朱色が映えています。

三重塔をまわりこむように階段があり、奥の院の本堂へ続いています。本堂は814年に弘法大師が100日間の護摩修法を行った場所で、お堂の奥が岩山の洞窟になっています。現在も毎月17日に護摩法要が行われています。

身代わり大師像二十五菩薩像、本堂の向かい側には女人堂があり、本堂と女人堂の奥には池があります。夏は蚊が多いので、虫よけ対策をしてからお出かけくださいね。

岩屋寺の参道から山頂の弘法大師像までが10分ちょっと、そこから奥の院までは10分かからないくらいでした。これは普段運動していない私のタイムです、ご参考までに。

中の院の軍人像は?

岩屋寺奥の院から駐車場へは、アスファルトの道路を戻ります。途中左手に「中の院」があります。

お堂の前には、たくさんの軍人さんの像が並んでいます。第2次上海事変(昭和12年)で中華民国軍と戦って亡くなった軍人さんたちです。

戦後、進駐軍からこれらの像を取り壊すように命じられた僧侶たちが、「とても壊すことはできないので、我々を銃殺してから壊せばいい」と命をかけて守ったそうです。

日本のために戦って消えてしまった命が、これからもずっとここで、変わっていく日本を見つめていくんですね…合掌です。

奥の院から、岩屋寺の正面までは300mほどです。徒歩3分ほどで、すんなり戻ることができます。

スポンサーリンク

岩屋寺(南知多)の御朱印は?

岩屋寺の御朱印は、本堂内の寺務所でいただけます。

休憩所の入り口に御朱印が貼られていたんですが、とにかく種類がたくさんあります。日にち限定の御朱印もあるので、確認をしてくださいね。

  • 岩屋寺の御朱印
  • 岩屋寺奥の院の御朱印
  • 知多四国八十八か所霊場43番札所の御朱印
  • 知多西国三十三か所霊場1番の御朱印

寺務所では、お札やお守り、お遍路グッズも並んでいます。

知多半島では、すげ笠をかぶり、白装束でお経を唱えて、知多四国霊場めぐりをされている方たちと出会います。いつかお参りデビューできたらいいですよね。

※クラブツーリズムでは、名古屋駅発着で「知多四国八十八か所バスツアー」が開催されています。キーワードに「知多四国」と入れて検索してみてくださいね。

≪バスツアー/テーマのある旅特集≫クラブツーリズムお勧めツアーこちら!

スポンサーリンク

岩屋寺(南知多)のアクセスと駐車場は?

岩屋寺へ電車・バスで行く

岩屋寺の最寄り駅は、名鉄知多新線「内海駅」です。名古屋から内海行きの特急・急行なら1時間ほどで到着します。

内海駅から南知多町のコミュニティバス「海っこバス師崎港行き」に乗り、「松原バス停」で下車し、北に25分ほど歩きます。※土日のみ、「岩屋寺」まで行くバスがあります。

海っこバスの料金(内海駅⇔松原バス停または岩屋寺バス停)は、同じ南知多町なので1回乗車160円、1日乗り放題は500円です。(小学生以下は半額)

岩屋寺へ車で行く・駐車場は?

南知多道路「古布IC」から「つくだに街道」を南下します。

岩屋寺の南側に第1駐車場、第2駐車場があり、第1駐車場にはトイレがあります。

奥の院の駐車場は、道路の突き当たりにある少し広い場所が駐車場になります。※岩屋寺本堂から歩いても300mほどです。

迷いを救う6地蔵菩薩さまが並んでいる先、奥の院と書かれた石柱門が立っている道路から、奥の院へ向かいます。

>>岩屋寺がある南知多町の観光情報はこちら【楽天たびノート】

※情報が変更されている場合もありますので、公式サイトなどで最新情報をご確認くださいね。

↑岩屋寺はこちらの本で紹介されています。

スポンサーリンク

さいごに

愛知県知多郡南知多町の岩屋寺の本堂や、大師ヶ岳山頂の弘法大師像、奥の院や御朱印、アクセスと駐車場についてお伝えしました。

お時間の余裕があれば、ぜひ、山頂の弘法大師像まで上がって、奥の院へお参りしてくださいね。たくさんのパワーがいただけた気分になりますよ。

山頂まで行かれる際には、歩きやすい靴でお出かけくださいね。

error: Content is protected !!