岐阜の夏の風物詩として知られる長良川鵜飼。
今回は長良川温泉の老舗旅館「十八楼」に宿泊し、鵜飼観覧付きプランを利用しました。50代夫婦と80代の母との3人旅です。
十八楼は長良川沿いに建つ創業160年以上の老舗旅館で、鵜飼観覧船の乗り場にも近く、鵜飼を楽しみたい人に人気の宿です。
実際に宿泊してみると、温泉や食事はもちろん、スタッフの温かいおもてなしも印象的でした。
この記事では、実際に宿泊して感じた館内の雰囲気や温泉、食事、鵜飼プランの流れなどを紹介します。
十八楼はどんな旅館?

長良川温泉の中でも特に歴史のある旅館として知られる十八楼(じゅうはちろう)。
創業は1860年(万延元年)。松尾芭蕉が岐阜滞在中に記した「十八楼の記」に由来する名前を受け継いでいるんだとか。
長良川沿いに建ち、岐阜を代表する夏の風物詩「長良川鵜飼」を楽しむのにぴったりの立地が魅力。宿泊者専用の「鵜飼小路」があり、館内からそのまま船着場へ向かうことができるんです。
実際に鵜飼プランで宿泊してみると、観覧船乗り場へのアクセスの良さは想像以上でした。
チェックインして感じた館内の雰囲気
駐車場に車を入れると、すぐにスタッフの方が台車を持って荷物を受け取りに来てくださいました。
チェックインはフロントで立って…という感じじゃなくて、まずはロビーラウンジへ。
ロビーからは長良川が見え、落ち着いた雰囲気。老舗旅館ですが堅苦しい感じではなく、ゆったり過ごせそうな空気を感じました。
スタッフの対応
ロビーラウンジで座って館内の説明や食事の案内を受けたあと、部屋まで案内してもらい、荷物も運んでもらいました。
母の足のサイズが22㎝なので、館内のスリッパが大きすぎるので、と言ったら、すぐに子ども用の小さいスリッパを用意してもらえました。
毎回思うのですが、外国人スタッフが多いホテルが増えてる中で、十八楼の日本人スタッフのきめ細やかなサービスが、とっても安心できるんですよね。
至れり尽くせり、という言葉がぴったりな、おもてなしを感じられる旅館です。
ウェルカムサービス
ロビーラウンジではウェルカムドリンクとして、水、オレンジジュース、アップルジュース、赤ワイン、白ワイン、コーヒー(ホット&アイス)が用意されていました。
アイスキャンデーも用意されています。ワインは18:30まで、そのほかは21:00まで。
折り紙なども用意されていて、子どもの遊び場も用意されていました。
客室レビュー

今回宿泊したお部屋は和室10畳に、トリプルベッドの和モダンタイプ。清潔感がありゆったり過ごせました。
窓からは長良川を眺めることができ、時間帯によって表情が変わる景色も楽しめます。
80代の母も「静かで落ち着くね」と話しており、自宅とは違う環境でもゆっくり休むことができていました。
【窓からの景色】

長良川側の客室の場合は景色も大きな魅力。
朝と夜で雰囲気が変わるので、景色を見る時間も楽しみのひとつです。朝は小さな鳥たちがたくさん集まってきて、水面を揺らすのを見ていました。
長良川温泉のお風呂を楽しむ
十八楼の魅力のひとつが、趣の異なる2つの大浴場。男女入れ替え制となっているため、宿泊すれば時間帯によって異なる雰囲気のお風呂を楽しめます。
1階「川の音(かわのね)」
1階にある大浴場「川の音」は、長良川の流れを身近に感じられる落ち着いた雰囲気。
内風呂の薬草風呂はちょっと熱め、熱めが好き母はこちら、熱めがちょっと苦手な私はシルキーバスで、ゆったりと体を伸ばして入浴できました。
露天風呂は長良川温泉の赤褐色のお湯。
川辺の静かな空気に包まれているような気分になれる空間。長良川を眺め、心地よい風を感じながら、時間を忘れてのんびり過ごしたくなりますよ。
夜、湯上がりにはロビーラウンジでゆっくりアイスキャンディーを…と思ったら水しかなく、終了していました。鵜飼が終わってからのお風呂だと、時間的に間に合わないんですね…残念。
2階「川の瀬(かわのせ)」
2階の大浴場「川瀬」は、3つのお風呂があります。
内風呂は「川の音」と同じく、薬草風呂とシルキーバス。露天風呂は鵜飼のモチーフがたくさんあって、かわいらしい雰囲気です。
大きな窓からやわらかな自然光が差し込み、浴槽もゆったりとしていて、肩までしっかり浸かると体の芯から温まります。
ここのメインはやはり「蔵の湯」。ステンドグラスの入った大きな蔵、太い梁の下に赤褐色のお湯がなんともミスマッチながら馴染んでて、とっても贅沢な気分になります。
浴槽のへりがベンチというか、座れるようになっているので、半身浴しながら蔵の湯を堪能できます。
※女性は夜は「川の音」朝は「川の瀬」に入れます。男性はその逆。
長良川温泉のお湯は、やわらかな肌あたりで湯上がり後も体がぽかぽかと温まる印象でした。刺激が少なく、ゆっくり浸かりたいシニア世代にも心地よく感じられる泉質です。
夕食レビュー

夕食は岐阜県ならではの旬の食材を取り入れた会席料理。飛騨牛や鮎料理など、楽しみにしていました。
グループごとの個室で、担当のスタッフさんが食事のスピードを確認しつつ、次の料理を運んでくださいます。料理の説明があり、ワクワクしながら箸を動かしました。
一品ずつ丁寧に提供され、見た目も美しく、ゆっくり食事を味わいたいシニア世代にもぴったり。味付けは上品で、とっても食べやすい印象です。
鵜飼プランの夕食は17:15スタート。19:00にロビーに集合して、専用通路から乗船口に向かいます。慌ただしさを感じることなく、ゆっくり食事を楽しめました。
朝食はビュッフェスタイル。品数が豊富で、朝からしっかり食べたい方にも満足できる内容でした。
個人的には「鮎茶漬け」がとってもおいしかったです。
鵜飼プランの流れ
今回のお目当ては長良川鵜飼。
船の中で食事だと、母が酔ってしまうかもしれない、トイレに困るかもしれない、と心配があったので、ゆっくり食事をした後、乗船できる鵜飼コースはぴったりでした。
館内から船着場へ専用通路で行けるので、移動しやすいのも決め手になりました。
【当日の流れ】
- 17:15 夕食
- 19:00 ロビーラウンジに集合、移動
- 19:10 乗船
- 19:45 鵜飼スタート
- 20:30ごろ 下船
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館内サービスとおもてなし

滞在中に特に印象的だったのはスタッフの対応です。
館内で困ったことがあっても丁寧に案内してくださり、高齢の母にも自然に声をかけていただけたのがありがたかったです。
老舗旅館ならではの落ち着いた雰囲気がありながら、堅苦しさはなく、出かけるときにも「行ってらっしゃいませ」「雨が心配ならホテルの傘をお使いくださいね」と声をかけてくれました。
アットホームな、というか、スタッフの皆さんみんなでおもてなしをしようって感じで、とってもあったかい気持ちになりました。
今回の旅行で一番気になっていたのは、80代の母が快適に過ごせるかという点でした。
結果としては大満足。館内は落ち着いた雰囲気で騒がしさがなく、温泉も食事も無理なく楽しめました。
いつもはあまりたくさん食べない母が、残さず全部食べたのには、こっちがビックリ。
エレベーター前にイスが置いてあったり、エレベーター内にもイスがあって、足腰の不安な母には助かりました。このさりげなさが、ほんと、助かるんです。
ただ1つだけ気になったのは、長良温泉は赤褐色のにごり湯。温泉に入るのに手すりが付いているのですが、階段が何段あるか見えないんです。
私が先に入って、母に「3段あるよ」って伝えたのですが、他のシニア世代の方たちも恐る恐る入ってきて、「何段あるか書いといてほしいわね」って言ってました。
帰る前に母から「久しぶりにゆっくりできた」「また来たいね」という言葉が聞けたのが何より印象に残っています。
実際の口コミの傾向

【気になる口コミ】
- 建物の構造上、一部に段差がある
- 客室によって広さや眺望に差がある
- 人気宿のため繁忙期は大浴場が混み合うことがある
【良い口コミ】
- 接客が非常に丁寧
- 温泉が気持ち良い
- 食事がおいしい
- 老舗らしい落ち着いた雰囲気
- 長良川の景色が美しい
全体としては、おもてなしや温泉への満足度が高く、リピーターが多い印象です。
十八楼へのアクセス
十八楼は長良川沿いの川原町エリアにあります。
- JR岐阜駅または名鉄岐阜駅からバスで約15分
- 東海北陸自動車道 一宮木曽川ICから車で約30分程度
ホテルの、道を挟んだ反対側(斜め前)に専用の駐車場があります(150台・無料)。
▼十八楼の地図や写真を確認するならこちら▼
十八楼宿泊レビューまとめ
長良川温泉の老舗旅館「十八楼」は、鵜飼観覧に便利な立地と老舗旅館ならではのおもてなしが魅力の宿でした。
歴史ある老舗旅館というと少し敷居が高いイメージがありましたが、実際にはスタッフの皆さんが温かく迎えてくださり、ゆっくり過ごすことができました。
口コミでも高く評価されている接客の良さは、実際に宿泊してみて納得でした。館内ですれ違うたびに笑顔で声をかけてくださるスタッフさんのおもてなしは、旅の満足度をさらに高めてくれます。
長良川鵜飼とあわせて、ゆったりとした岐阜旅を楽しみたい方におすすめのホテルだと思います。
