天下分け目の戦いから425年。今年も岐阜県関ヶ原町で「大関ヶ原祭2025」が開催されます。
戦国ファンはもちろん、歴史初心者でも楽しめる体験型イベントが盛りだくさん。戦国時代の迫力を肌で感じられる、秋の恒例行事です。
お祭りに参加するだけで「関ヶ原の戦い」に詳しくなれちゃいますよ。
この記事では、関ヶ原合戦祭りの魅力をお伝えします。
さあ、タイムマシンの扉を開いて、戦国時代へ。あなたも、この秋の関ヶ原で歴史の主役になってみませんか?
大関ヶ原祭2025年の見どころ

日時:2025年10月19日(土)・20日(日)
開催場所:関ヶ原ふれあいセンター、笹尾山周辺
1600年9月15日、この地で徳川家康率いる東軍と石田三成率いる西軍がぶつかり、天下分け目の合戦が行われました。
その歴史的な出来事を今に伝え、体感できるのが、この関ヶ原合戦祭りです。
関ヶ原合戦絵巻 ~歴史絵巻が目の前で繰り広げられる!~

関ヶ原合戦祭りの最大の見どころ、「関ヶ原合戦絵巻」。
東軍と西軍に分かれた合計8隊の武者たちが、甲冑姿の武将たちが布陣から合戦までを迫真の演技で再現し、戦う様子は圧巻。
布陣から始まり、軍議や最終的な合戦までが緻密に描かれ、まるで私たちが戦国時代にタイムスリップして見ているような錯覚を覚えます。
地元の町内小学生も参加して「語り太鼓」を披露するなど、地域全体で関ヶ原の歴史を、世代を超えて伝承していこうという姿が伝わってきます。
歴史教科書では味わえない、生きた歴史体験ができるのが、この関ヶ原合戦絵巻の魅力なんです。
関ヶ原合戦絵巻2025のスケジュール
10月12日(日)
12:00~12:50 | 布陣パフォーマンス 笹尾山にて(※雨天中止) |
12:50~13:30 | 全軍武者行列 笹尾山→陣場野会場(※雨天中止) |
14:00~15:00 | 関ヶ原合戦絵巻 ふれあい広場にて(※雨天変更有) |
※雨天の場合、関ヶ原合戦絵巻は14:00~15:00「関ヶ原ふれあいセンター」にて開催されます。
轟音と白煙!迫力の火縄銃演武

火縄銃を使った鉄砲隊演武は迫力満点。轟音と白煙に包まれる瞬間はまさに戦国さながら。
実際に火薬と火縄を使って行われるこの演武は、その迫力に圧倒されること間違いなし!
「ドーン!」という大きな音と共に立ち上る白煙、そして整然と動く武者たちの姿。まさに、戦国時代にタイムスリップしたような臨場感を味わえます。
安全面には十分な配慮がなされていますが、大きな音が苦手な方は耳栓を用意するといいかもしれません。また、小さなお子様連れの方は、少し離れた場所から見学するのがおすすめです。
鉄砲隊演武のスケジュール
10月12日(日)
10:00~10:30 | 笹尾山ステージ (※雨天時変更有) |
13:00~13:30 | ふれあい広場 (※雨天時変更有) |
東西対決!人間将棋と花いけバトル

人間将棋では、一流棋士が大将役を務め、東西の主導権を競います。将棋ファンの方はもちろん、そうでない方も、人間サイズの駒が動く様子は圧巻ですよ。
花いけバトルは、東と西に分かれた花師たちが、即興で花を生けて競う新しい形のイベント。伝統文化を現代的に楽しめる新感覚イベントです。
「腹が減っては戦はできぬ」ご当地グルメ

関ヶ原合戦祭り、「腹が減っては戦は出来ぬ」ので、おいしいグルメも堪能してくださいね。
飛騨豚丼や奥美濃カレー、米粉のからあげ、沖縄ソーキそばなど、ご当地グルメを楽しめるキッチンカーが並びます。食べ歩きをしながら祭りを満喫しましょう。
大関ヶ原祭2025へのアクセス方法

さて、ここまで魅力的なイベントをご紹介してきましたが、どうやって行けばいいのか気になりますよね。ここでは、電車と車でのアクセス方法をご紹介します。
電車でのアクセス
関ヶ原合戦祭りの最寄り駅は、JR東海道本線の「関ヶ原駅」です。東京や大阪からのアクセスも良好で、特急や新幹線を利用すれば快適に到着できます。
- 東京からのアクセス:
- 東京駅から新幹線で名古屋駅まで移動(約1時間40分)
- 名古屋駅からJR東海道本線に乗り換えて関ヶ原駅へ(約1時間)
- 大阪からのアクセス:
- 新大阪駅から直接、JR東海道本線を利用(約1時間30分)
関ヶ原駅の駅前には観光交流館があり、案内所も設置される予定です。会場への行き方を確認することができます。
車でのアクセス
車でのアクセスは、「関ヶ原町役場」または「関ヶ原古戦場記念館」を目指して行くとわかりやすいです。
ただ、昨年は11:00頃には第1駐車場、第2駐車場へ向かう車が、JR東海道本線を越えるあたりから列を作っていました。
当日は駐車場の混雑が考えられます。車で行く場合は、早めの出発をおすすめします。
周辺には「関ヶ原合戦祭り専用駐車場」が用意されていて、会場へのシャトルバスサービスも運行しています。
第1駐車場(380台):陣場野会場に一番近い駐車場
第2駐車場(160台):第1駐車場の東側
第3駐車場(260台):関ヶ原製作所の南側
第4駐車場(80台):第3駐車場の西側
桃配運動公園(700台):シャトルバス
メナードランド空き地(450台):シャトルバス
国土交通省チェーンベース(70台):シャトルバス
※シャトルバス
桃配運動公園~陣場野会場~メナードランド:9:00~17:00 15~20分間隔
国土交通省チェーンベース~陣場野会場:9:00~17:00 不定期運行
※第1駐車場は舗装されていないエリアです。前日に雨が降ると、地面はかなりぐちゃぐちゃな状態になります。
快適に楽しむためのワンポイントアドバイス

服装:10月の関ヶ原は朝晩冷え込むことがあります。羽織るものを持参し、重ね着で調整できるようにしましょう。歩きやすい靴も忘れずに!
持ち物:日よけ対策(帽子や日傘)、飲み物、タオル、カメラは必須です。スマートフォンの充電器も忘れずに。
食事:会場周辺に飲食ブースが出ますが、混雑が予想されます。軽食を持参するのもいいかもしれません。
体調管理:長時間の屋外イベントなので、こまめな水分補給と休憩を心がけましょう。
マナー:他の来場者への配慮を忘れずに。特に人気イベントの際は、順番を守り、譲り合いの精神を大切にしましょう。
天気チェック:イベント前日には必ず天気予報をチェック。雨天時の対応も確認しておくと安心です。
交通情報:当日は交通渋滞が予想されます。時間に余裕を持って出発しましょう。
2023年は、「関ヶ原合戦絵巻」の始まる前に急に雨が降り、開始が30分ほど遅れました。傘を持っていなかったので、レジャーシートをかぶって雨をしのぎました。
急な天候の変化もあるので、「備えあれば憂いなし」の準備をしてお出かけくださいね。
周辺観光スポットもチェック!
関ヶ原合戦祭りのついでに行ける、周辺の観光スポットをご紹介します。
関ヶ原古戦場記念館
関ヶ原の戦いについて、より深く学べる施設です。実物大のジオラマや、最新のVR技術を使った展示など、見どころ満載です。
開戦地点石碑
東西両軍が最初に戦った場所を示す石碑。ここに立つと、当時の緊張感が伝わってきます。
徳川家康最後陣跡
家康が最後に陣を構えた場所。ここからの眺めは、戦略を考える上で重要だったそうです。
小西行長陣跡
石田三成側についた小西行長の陣跡。周辺には、当時使われた鉄砲玉が出土した場所もあります。
関ヶ原ウォーランド
戦国時代の合戦を体験できる「体験型歴史テーマパーク」。等身大の武将フィギュアが合戦の布陣に忠実に再現されています。
関ヶ原合戦祭りの前後に訪れれば、より深く関ヶ原の歴史を体感できるはず!?
伊吹山
関ヶ原の戦いの舞台となった伊吹山。山頂からは関ヶ原一帯を見渡せます。ロープウェイもあるので、体力に自信のない方でも気軽に登れますよ。
これらのスポットを巡れば、関ヶ原の戦いの全体像がより鮮明に理解できるはずです。時間に余裕がある方は、ぜひ足を延ばしてみてくださいね。
・関ヶ原の戦いの場所と現在が交差する!日本史を決定づけた日の決戦地や陣跡を訪ねて
・戦国時代を体感する関ヶ原古戦場記念館の見どころは?予約なしでも大丈夫?
・関ヶ原ウォーランドのアクセスと入場料は?武将が戦う珍スポット!ランチもできる?
さいごに
「関ヶ原合戦祭り2025」の魅力をたっぷりとお伝えしてきました。
史実に基づいた迫力ある演技、戦場の臨場感を体感できるイベントと、関ヶ原の戦いを様々な角度から学び、楽しむことができる内容になっています。
また、「関ヶ原合戦絵巻」や鉄砲隊の演武は、まるで戦国時代にタイムスリップしたかのような臨場感を味わえます。
歴史好きの方はもちろん、普段歴史にあまり興味がない方でも、きっと心が躍るはず。
ぜひ、この秋は関ヶ原合戦祭りで、新しい発見をしてみてくださいね。