秋に咲く桜を見たことがありませんか?
春と秋と年2回花を咲かせる珍しい桜、四季桜。豊田市の小原四季桜は、淡い桃色がもみじの紅葉と重なって、息をのむ絶景が広がります。
2022年の「小原四季桜まつり」では、コンサートやミニゲームなども開催され、にぎやかな桜まつりとなりそうです。
この記事では小原四季桜の見頃やアクセス駐車場、渋滞予想についてご紹介します。
こんなにたくさんの四季桜が植えられているエリアは、日本でも小原エリアが1番! 紅葉とのコラボは絶景ですよ!
小原四季桜の見ごろはいつ?

豊田市小原地区には約10,000本の四季桜が植えられていて、毎年11月下旬から12月上旬にかけて見ごろになります。
※2022年11月21日現在、四季桜は7分咲き、紅葉は見ごろとなっています。
2021年11月20日に小原四季桜を見に行ってきました。四季桜は満開の手前、紅葉はちょうど見ごろでした。四季桜と紅葉のコラボは「わぁ」って声が出ちゃうくらい、キレイです。
四季桜の花は一重の白っぽい薄桃色で、一般的な桜よりは、花が小さめな印象です。ソメイヨシノのように全体が花で覆われる、という感じではなく、遠くから見たらピンクっぽいけど、近くから見たら枝に花がぽつぽつって感じです。
そして、ソメイヨシノのように一斉に咲いて散っていくのではなく、四季桜は小さく可憐に咲き、花の時期を長く楽しむことができます。(春は花が咲くと同時に葉がでて、花は秋より少なめになります。)
秋に咲く桜って、なんだかそれだけで「特別」な感じがしますよね。季節を間違えたわけじゃないんだけど、季節感がおかしくなるような、変な錯覚。
澄みきった青い空に、紅葉の赤と桜の薄桃色が広がる風景は、奇跡のような、忘れられない風景になること間違いないですよ。
期間:2022年11月12日(土)~11月30日(水)
開催場所:小原ふれあい公園(メイン会場)・和紙のふるさと・柿ケ入遊歩道・川見四季桜の里・北部生活改善センターなど
メイン会場住所:豊田市小原町孫八456
イベントや露店の出店:9:00~16:00
小原四季桜のアクセスは?

小原四季桜を電車・バスで見に行く
※下記は2021年の情報です。2022年の情報が分かり次第、追記いたします。
愛知環状鉄道「八草駅」から小原四季桜まつり会場までの直行バスが運行されます。
運行日:11月12・13日、19・20日、23日、26・27日
料金:1乗車500円
名古屋駅からJR中央線「高蔵寺駅」で下車、愛知環状鉄道に乗り換えて「八草駅」または、地下鉄東山線の終点「藤が丘」からリニモに乗り換えて「八草駅」まで行きます。
【運行ダイヤ】
八草駅発 8:00・9:30・11:30・13:30・15:00
小原四季桜まつり会場発 8:50・10:10・12:50・14:20・15:40
直行バス運行日以外は、名古屋から行く場合、名鉄名古屋駅から名鉄名古屋本線「知立駅」まで行き、名鉄三河線に乗り換えて、「豊田市駅」まで行きます。
または、名古屋市営地下鉄東山線で「伏見」まで行き、名古屋市営地下鉄鶴舞線の豊田市行きに乗り換えていくこともできます。※地下鉄のほうが料金が少し安いです。かかる時間はほぼ同じです。
名鉄「豊田市駅」から、とよたおいでんバス小原・豊田線上仁木行、「和紙のふるさと」バス停まで約1時間10分、 終点「上仁木」バス停まで約1時間20分です。
※終点のバス停から「川見四季桜の里」まで徒歩15分です。
小原四季桜まつりの駐車場は?
東名高速道路の名古屋IC下車、猿投(さなげ)グリーンロードの中山IC下車、国道419号を瑞浪方面へ約15Km、約30分ほど走ります。
または、東海環状自動車道の豊田藤岡IC下車、国道419号線を瑞浪方面へ約15Km、約30分走ります。
駐車場は有料の臨時駐車場のほか、無料の駐車場もありますが、無料の駐車場は徒歩で移動するしかないので、ちょっと不便です。
普通車:203台(1,000円)
二輪車は無料で駐車可
市場城址
普通車:10台(無料)
※ふれあい公園の周辺にも、1日500円と書かれた一般の駐車場もちらほらあります。
ふれあい公園と川見四季桜の里の中間エリアにある駐車場です↓
バス:7台 普通車:95台(無料)
小原交流館 豊田市歌舞伎伝承館駐車場
バス:2台 普通車:119台(無料)
川見四季桜の里近くにある駐車場です↓
普通車駐車不可
上仁木駐車場
普通車:35台(500円) 二輪車300円
北部生活改善センター駐車場
※工事中のため利用不可
上仁木駐車場から川見四季桜の里まで徒歩で5分ほどかかります。(北部生活改善センターから川見北桜の里までは徒歩で10分くらいです。)
無料シャトルバスでまわろう!

11月12日(土)~29日(火)までは、無料のシャトルバスが運行されます。
- 小原支所駐車場~川見四季桜の里
運行時間は小原支所発9:15~15:30、15分に1便、11月19日(土)~27日(日)は9:00~15:30、10分に1便の運行です。
朝イチで小原支所駐車場を出発するシャトルバスは、土日は補助席を使うくらい満席になることも。駐車場に到着したら、階段を上がって、小原支所の玄関前のシャトルバス乗り場を確認してくださいね。
※小原支所から川見四季桜の里までは徒歩で40分くらい、駐車場もないので、バスを使うのがおすすめです。
小原四季桜の見どころは?
小原ふれあい公園
「小原ふれあい公園」と隣接する小原支所周辺には、約300本の四季桜が植えられています。園内には遊歩道があり、のんびり散策することができます。
小原支所はイベントが行われるメイン会場で、シャトルバスの発着所です。周辺にはお土産物や飲食の屋台(五平餅や焼き栗、子供の頭くらいある大きな梨や野菜など)が並びます。

小原ふれあい公園から東へ徒歩約5分ほど行くと「 泥打(どろぶち)観音」さまの祠があり、田んぼの中に泥だらけで埋まっていた観音さまが祀られています。
泥が大好きな観音さま、ということで、泥をぶつけてお参りすると願い事が叶うんだとか。でも、観音さまに泥をぶつけるって、勇気がいります…。
小原ふれあい公園から西へ徒歩約15分ほど行くと、小原稲荷(松月寺)があります。1574年(戦国時代)創建の禅寺で、豊川稲荷の御分霊が祀られた、小原稲荷堂があります。
月替わりのカラフルな御朱印がいただけます。この期間中は、小原和紙のとっても素敵な御朱印も数量限定で用意されますよ。
和紙のふるさと
「和紙のふるさと」周辺には、約200本の四季桜が植えられています。
歌舞伎伝承館駐車場も無料ですが、「和紙のふるさと」まで徒歩で10分ほどかかります。
※小原エリアは室町時代から「紙の里」として知られていました。和紙工芸体験では絵すきやうちわづくりなどの文化体験をすることができます。
和紙展示館では和紙の作品だけではなく、小原地区特有の工芸作品も展示された美術館です。
川見四季桜の里

※川見四季桜の里は、アニメ「シキザクラ」のメインビジュアルに描かれた、メインスポットエリア。
小原エリアで一番多い約1,200本の四季桜が山の斜面に植えられています。遊歩道があり、川沿いの道をのんびり歩きながら、桜と紅葉のコラボレーションを堪能できるエリアです。
さくら山は山全体が霞がかったような、薄いピンクに染まっています。
下流側には川沿いに四季桜と紅葉が立ち並ぶ「柿ケ入遊歩道」も整備されています。思わす「うわぁ!」と声が出る、見事な美しさ。
※川見四季桜の里から柿ケ入遊歩道まで徒歩5分くらいです。
その先には「北部生活改善センター」があり、大きなイチョウの木が立っていて、さらにその先には、愛知県の天然記念物に指定された樹齢百年以上の「前洞の四季桜」が立っています。
川見薬師寺

川見四季桜の里のバス停から公衆トイレがある方へ歩いて行くと、川見薬師寺階段下に到着します。
川見薬師寺へは階段を88段、33段、42段上った先に本堂があり、室町時代後期に造られた如来像が祀られています。階段左手にある坂道を上がって行くと、階段の途中へつながっています。
階段の先にある鐘楼門、周りには12支の彫刻で飾られています。参道の正面に観音菩薩さま、その奥に「無尽堂」があります。

本堂は無尽堂の左手、大黒天さま横の階段を上がっていきます。1870年に建立された本堂には昇り龍・下り龍が飾られていて、とっても迫力があって一見の価値あり!
川見薬師寺のご利益は、子宝・縁結び・開運。御朱印もあります。
小原四季桜まつりの混雑予想は?

昨年の小原四季桜まつり開催中の日曜日、昼過ぎの小原エリアに到着した友人は、駐車場はどこも満車で、道路にどんどん車が入ってくるので、Uターンすることもできず、車窓から見て通り過ぎただけになっちゃった!と言ってました。
今年も、四季桜まつり期間中の土日は混雑が予想されます。来場者ピークは11月20日・21日となりそうです。
昨年の桜まつりは、午前中または午後3時以降なら、そこまで道路は渋滞していませんでした。夕方は気温も下がって、ゆっくり四季桜を眺めるには寒すぎるせいか、駐車場も閑散としていました。
小原観光協会のTwitterに渋滞情報や観光情報が随時ツイートされますので、ご確認のうえお出かけくださいね。
@obarakankou
クラブツーリズムでは「小原四季桜」を見に行く紅葉ツアーがあります。駐車場の心配がないので、観光バスでまわるのも楽ちんでおすすめです。
※情報が変更されている場合もありますので、公式サイトなどで最新情報をご確認くださいね。
さいごに
愛知県豊田市の小原四季桜の見頃と、アクセス駐車場、渋滞予想をお伝えしました。
地元の中学校では、入学したときに挿し木を行い、3年間大切に育てて、卒業するときに持ち帰って四季桜を増やしているそうです。
普段は静かな里山が色めく11月。地域住民に守られ、大切に受け継がれてきた四季桜。この風景がこれからもずっと、受け継がれていくことを願っています。
小原四季桜を見た後は、曽木公園の「逆さ紅葉」がおすすめなんですが、2022年のライトアップは中止になってしまいました。
小原エリアから車で15分ほどで行くことができるので、機会があれば行ってみてくださいね。
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