名古屋市中区大須商店街の赤門通りにある「陽秀院(ようしゅういん)」は、江戸時代から民間信仰の対象とされていた「紙張り地蔵さま」がおられるお寺です。
ご本尊は十一面観世音菩薩さま、厄除けのご利益があるとされています。
大須「陽秀院」の紙張り地蔵さま、御朱印とアクセス駐車場についてご紹介します。
大須商店街にお出かけの時は、ぜひ陽秀院にも寄ってみてくださいね。
陽秀院の紙張り地蔵さま
大須商店街の赤曹門明王通りにある、別称「大須秋葉殿」、隣松山陽秀院(りんしょうざさん ようしゅういん)は1624年に清洲から移築された、曹洞宗のお寺です。
こじんまりとした門に陽秀院(ようしゅういん)の文字があり、それがないと通り過ぎてしまいそうです。
門をくぐったすぐ左側に、たくさんの千羽鶴が奉納されている水舎があり、紙張り地蔵さまがおられます。たくさんの紙が幾重にも張り付いて、元の姿かたちは全くわからなくなっています。
お地蔵さまの姿は誰も見たことがないんだとか。江戸時代からあるというお地蔵さま、どんなお姿なのか、紙をはがしてみたくなりますね。
建物右側に紙があり、2枚10円と書かれています。
白い紙を自分の身体の悪い部分にあてて痛み(病)を移し、その紙を濡らしてから、自分の身体の悪いところ(治したいところ)とお地蔵さまの同じ場所へ張りつけます。
柄杓で水をかけてお地蔵さまにお願いすると、痛みをとってもらえる(ご利益がある)とされています。
紙張り地蔵さまは「病気を早く治す」だけでなく、「子宝に恵まれる」「交通事故に遭わない」「水子供養」など、あらゆる人々の願いを受け取ってくださいます。
ただ、お地蔵さまの元のお姿がわからなくて、どこがどこなのかまったく判別できません。10年以上前の写真を見ると丸い頭なんですが、今は烏帽子をかぶってるような形になっています。
手を合わせているようにも見えますが、もしかしたら子宝を願う方々がおなかに紙をはったのかもしれませんね。…お地蔵さまの目はどこなのか?全くわからない状態になっています。
紙張り地蔵さまの後ろには、千躰地蔵さまが祀られています。
千躰地蔵さまに囲まれた真っ白い紙張り地蔵さま、色とりどりの千羽鶴が供えられた、不思議な光景です。
陽秀院の御朱印は?
陽秀院には「紙張地蔵尊」と書かれた御朱印があります。山門を入って右側にある寺務所で授けていただけます。
お留守のことが多いのですが、インターホンを押してみてくださいね。毎月28日が縁日なので、その日なら御朱印をいただける可能性が高いと思われます。
住所:名古屋市中区大須2-15-7
電話番号:052-231-2542
開門時間:6:00~18:00頃
陽秀院のアクセス駐車場は?
地下鉄鶴舞線「大須観音駅」から東へ、西赤門通りを280mほど歩くと、右側に「陽秀院」があります。
車で行く場合は、赤門通りと本町通りの交差点「赤門通本町」から西へ(一方通行の道路です)向かうと、左手にあります。
参拝者用の駐車場はありませんが、すぐ近くにコインパーキングがあります。
住所:名古屋市中区大須2-15-1501(3台)
料金:8:00~20:00 40分200円 (土日祝日)20分200円
陽秀院入口のすぐ横です。
料金:6:00~22:00 20分200円
陽秀院から西へ行くと「大光院」の朱色の山門があり、山門の西側にある駐車場です。
住所:名古屋市中区大須2-6(6台)
料金:8:00~20:00 30分200円
「大光院」の山門の手前の道路を右折(北)すると右側にあります。
※情報が変更されている場合もありますので、公式サイトなどで最新情報をご確認くださいね。
さいごに
大須商店街赤門通の「陽秀院」の紙張り地蔵さま、御朱印とアクセス駐車場についてお伝えしました。
大須観音から歩いても5分ほどなので、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。