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豊橋市二川宿本陣資料館の入館料と見どころは?本陣と旅籠屋が残る江戸時代の旅館!

この記事では、豊橋市にある二川宿本陣資料館についてご紹介します。

東海道五十三次の33番目の宿場町「二川宿(ふたがわじゅく)」は現在の豊橋市にあり、大名が泊まった「本陣」と、庶民が泊まった「旅籠屋」が残っています。

本陣が現存しているのは、東海道では二川宿と草津宿の2か所のみ。

二川宿資料館で、江戸時代の旅を想像してみてくださいね!

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二川宿本陣資料館の入場料金は?

二川宿本陣資料館の料金:大人400円、小中高生100円、未就学児無料

※「ほの国こどもパスポート(東三河地域に在住・在学している小中学生に配布されているカード)」保持者は無料

前売り券:大人320円、小中高生80円。※購入した翌日から利用可

前売り券は二川宿本陣資料館、豊橋市役所じょうほうひろば、豊橋市美術博物館、豊橋市民文化会館で購入することができます。

豊橋市二川宿本陣資料館
住所:豊橋市二川町字中町65
開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日(祝日の場合は翌平日)、年末年始(12/29~1/1)
※再入館は不可 
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二川宿本陣資料館で江戸時代体験!

2024年11月にリニューアルオープンした二川宿本陣資料館。リニューアル前と大きな変化はなかったんですが、ガラスがピカピカで、中の展示物がとってもクリアに見えるようになっていました。

資料館の展示で江戸時代の旅を学ぶ!

二川宿本陣資料館
右の駕籠を担ぐ人が石黒賢さんにそっくり…

資料館は「東海道」「二川宿」「本陣」コーナーに分かれていて、旅の装束や持ち物、当時の通貨などが展示されています。

江戸時代にも「旅のガイドブック」らしきものがあったようで、「旅の用心集」の本が展示されていました。

「旅行中に食べすぎは良くない、急いで食べるのも良くない、空腹時の食べすぎは急病になることもある」とか、「大水が出た川は小さな川でも不用意に渡ってはいけない」などなど、

船・籠に酔った時、落馬や湯あたりした時の手当ての方法、毒虫を避ける方法など気を付けるべきことや持ち物について、絵付きで詳しく説明されています。

江戸時代の庶民の旅の目的は寺社参詣(伊勢参宮)でしたが、各地の名所(鎌倉や富士山)まで足をのばしたり、土地の名物を食べたり特産品をお土産物に購入したりしていたようです。

岡崎宿では柔らかく仕上げた「泡雪豆腐」、鳴海宿では「有松しぼり」、宮宿(熱田宿)では「尾張大根」、今でもその地の名物になっているものばかりですよね。

現代と変わらず、江戸時代からご当地グルメがあって、「食べ歩き」してたんですね。

浮世絵に挑戦!

二川宿本陣資料館

体験コーナーでは、江戸時代のコマやすごろくを楽しむことができます。大人でも楽しめるのは、「多色刷りによる浮世絵つくり」です。

木版画に黒、赤、緑、青の色を付け、1枚の紙に刷っていきます。各色をピタッと位置を合わせて絵を完成させるのは、至難の業です。

1枚の絵に、色ごとに作られた版木を用意して、重ね刷りしていく「浮世絵版画」。広重の東海道五十三次、北斎の赤富士、写楽の役者絵などはこの技法で作られています。

コピー機がなかった時代に、絵を量産するのはこの方法しかなかったんですよね。(だから、浮世絵はオリジナルが1枚だけじゃなくて、本物がたくさんある場合が多いんですね。)

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二川宿本陣資料館のひなまつりは必見!

二川宿資料館では1月末~3月中旬にかけて、江戸時代末期や明治時代のひな人形が飾られます。

御殿飾り、7段飾りなどの華やかで豪華なひな人形だけでなく、つるし雛や市松人形、雛祭りの浮世絵なども展示されます。1枚の着物から作られるつるし雛は、色柄が揃っていてとってもかわいいですよ。

江戸時代や明治時代のひな人形は現在のひな人形とは顔の表情が違って、凛とした表情が、長い時間の流れを見つめてきた芯の強さみたいなのを感じてしまいます。

商家駒屋でもひな人形が飾られているので、ぜひ足をのばしてみてくださいね。

二川宿本陣資料館のひなまつり
2025年2月1日(土)~3月16日(日) 
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本陣と旅籠屋の見どころは?

本陣と旅籠屋は、二川宿本陣資料館から行き来できるようになりました。表構え(道路側)に柵が付けられて、道路側から入ることはできません。

江戸時代の風情が残る本陣

二川宿の本陣入口
本陣入り口

資料館の北側にある二川本陣は、馬場家が文化4年から明治3年まで務めた、大名や公家が泊まった宿。主屋・玄関棟・書院棟・土蔵が復元されています。

何度も増改築が行われ、敷かれた畳の数は300畳! 総建坪233坪、玄関だけでも21畳の畳が敷かれています。

一番奥に部屋には「上段の間」お殿様の寝室があり、お庭が見えるようになっています。トイレや湯殿(お風呂)も完備されています。

江戸時代、大名から1か月~前日までに先触(さきぶれ:宿に対して、宿泊人数や馬の数、到着日などの予定を書状で委託)が来て、本陣では宿泊了承の文書を送ります。

二川宿本陣内

宿泊当日には関札役人宿割役人がやってきて、大名を迎える準備を行います。家来や人足たちは旅籠屋に分宿し、本陣では食事や風呂の支度で大わらわ。

米の相場で宿泊料が変わるので、宿割役人と金額交渉するものの、うまくいかないときは宿割役人をお酒で接待、なんだか今のビジネスの世界と変わらないような世界ですね。

翌日一行は次の宿泊地へ向かいます。本陣の嵐のような慌ただしさが想像できます。

主屋座敷では、お抹茶(菓子付き)を400円(税込)でいただくことができます。(土日祝日の10:30~16:00) 

旅籠屋「清明屋」

二川宿の旅籠屋

旅籠屋「清明屋」は倉橋家が江戸時代後期から明治まで営んだ旅籠屋。一般庶民の宿泊する宿で、主屋・繋ぎの間・奥座敷など、庶民の宿泊スタイルが色濃く再現されています。

本陣と同じく、部屋は仕切られているものの、廊下やカギはないので、出入りするためにほかの人の部屋を通って移動していたようです。

当時使われていたとっくりやカメなども展示されています。

江戸時代の商屋「駒屋」

商屋「駒屋」は二川宿本陣資料館から東に300mのところにある、商家を営んでいた田村家によって建てられました。

駒屋には主屋や土蔵など、合計で8棟の建物があり、当時の商家の一般的な形式を忠実に再現しています。

建物内では当時の商業の様子が垣間見られるだけでなく、建物の構造や装飾から、江戸時代の生活様式を感じることができます。

商屋「駒屋」
住所:豊橋市二川町字新橋町21
開館時間:9:00~17:00
休館日:月曜日(祝日の場合は翌平日)、年末年始
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二川宿本陣資料館のアクセスと駐車場は?

豊橋市二川宿本陣資料館の旅籠屋「清明屋」の入り口

二川宿本陣資料館へ電車での行き方

名古屋から東海道新幹線東京行き、または東海道本線豊橋行で「豊橋駅」で下車し、東海道本線浜松行に乗り換えて1駅、「二川駅」で下車します。

JR二川駅北口から東へ1Km、旧東海道を歩いて行くと、約15分ほどで二川宿本陣資料館に到着します。資料館の前を通るバスはないので、歩くか、タクシーを利用することになります。

二川駅からタクシーを使うと約700円ほどかかります。

二川宿本陣資料館へ車で行く・駐車場は?

東名高速道路「豊川IC」から、国道151号線→県道400号線→国道1号線を経由、「二川町西向山」交差点を左折し、踏切を横断してすぐの交差点を左折し、約180m直進すると左側にあります。

豊川ICから約45分です。資料館横に無料駐車場(普通車26台)があります。資料館前の道路は狭いので、気を付けてくださいね。

近くに二川宿大駐車場(資料館まで徒歩5分・大型車両は大駐車場のみ)、庄屋「駒屋」の駐車場も利用できます。

※7月に開催される「燈籠で飾ろう二川宿」、11月に開催される「大名行列」開催日は、駐車場が利用できないので、注意してくださいね。

>>二川宿本陣資料館がある豊橋市の観光情報はこちら【楽天たびノート】

※情報が変更されている場合もあります。最新の情報は公式サイトなどで確認してくださいね。

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さいごに

二川宿本陣資料館と旅籠屋の見どころやアクセス、駐車場についてお伝えしました。

実際に使われていたものや部屋を見ると、江戸時代の風景が想像しやすくなりますよね。

現在の便利さは江戸時代と比べ物にならないけど、当時の苦労と変わらない苦労を今でもしてたりして、そんな共通点を見つけると面白くなります。

資料館は1時間ほどあれば十分見て回ることができます。

是非一度、二川宿本陣資料館で江戸時代を疑似体験してみてくださいね!

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