名古屋市中区にある日置神社は、織田信長が桶狭間の戦いで駆け抜けたと考えられる3つのルートのうちの1つ「永楽道」のルート上にある神社です。
日置神社で戦勝祈願をした信長公は、大きな運を引き寄せて、誰もが負けると思っていた勝負をひっくり返して勝利し、天下布武へと突き進んでいきました。
この記事では、日置神社の御朱印やご利益、境内の見どころとアクセス駐車場についてご紹介します。
負けられない勝負の前や、絶対に合格しなきゃいけない試験の前には、信長公を大逆転勝利へ導いたパワースポットへぜひお参りしてみてくださいね。
日置神社(名古屋)の御朱印は?
名古屋市中区の日置神社⛩️織田信長公が桶狭間の戦いで出陣の途中でこの神社に立ち寄り戦勝祈願をしてここで「敦盛」を舞ったとされています。また戦勝のお礼に松を千本寄進したと伝わる由緒ある古社です。 pic.twitter.com/TT5radt2G6
— 戦国 (@168bluestar) February 16, 2021
日置神社の御朱印は、南の鳥居から入って、拝殿に向かって右手にある「祈祷受付所」にて授けていただけます。
御朱印は2種類あります。
- 日置神社
- 廣富稲荷社・大黒恵比寿社・日置龍神社 の3社の名前が並んだ御朱印
2種類を一緒にいただくと、初穂料をちょっとおまけしてもらえますよ。

神札やお守り、おみくじもあるようですが、受付所には並んでいませんでした。祈祷案内所の表札の下にインターホンが設置されているので、誰も見えないときは押してくださいね。
住所:名古屋市中区橘1-3-21
電話番号:052-321-5241
御朱印授与時間:9:00~17:00
月次祭:毎月1日15日 例祭:10月15日
日置神社のご利益は人生大逆転!?

信長の大逆転を叶えた日置神社
1560年、2万5千人の大群を率いた今川義元軍に、4千人ほどの織田信長軍が桶狭間で激突、勝ち目がないと思われていた信長軍が今川義元を討ちとり、歴史的大逆転をとげました。
合戦の当日、信長は清洲城を出たあと、美濃路を南下して日置神社に立ち寄り、「敦盛」を舞って戦勝祈願を行ってから、軍勢を合流させて熱田神宮へ向かったとされています。
日置神社の南には信長が元服した古渡城があり、さらにその先に熱田神宮があります。
信長公は桶狭間の合戦勝利のお礼に、熱田神宮へは信長塀(築地塀)を、日置神社へは松を千本奉納しました。残念ながら、明治29年に千本松の最後の1本が枯れてしまったそうです。
※拝殿の左横に、信長攻略「永楽道」⑮日置神社の名言スタンプが置かれています。
「たしなみの武辺は生まれながらの武辺に勝る(努力して身につけた能力は、生まれながらに持っている能力よりも優れている)」という信長の言葉のスタンプです。
日置神社のご利益は?
日置神社の御祭神は「天太玉命(アメノフトダマノミコト)」、ご利益は厄除け、災難除け、技術向上、縁結びなどとされています。
日置神社の創建は不明ですが、中世に八幡大神を勧請し合祀されています。八幡大神は「出世・武運の神さま」で、出世開運、交通安全、諸願成就のご利益があるとされています。
日置神社には7つの境内社があります。
日置龍神社

拝殿の右手前にある「日置龍神社」、お社の後ろにあるムクノキに日置龍神が宿っていて、病気平癒・心願成就を叶えてくださいます。
周りには「日置龍神」の幟がたくさん奉納されていました。きっと霊験あらたかな龍神様なんですね。
廣富稲荷社と大黒恵比寿社

神楽殿の北側、拝殿の西側(向かって左)の小径を進んでいくと、廣富稲荷社(ひろとみいなりしゃ)と大黒恵比寿社が並んでいます。
廣富稲荷社は、大正7年に京都の伏見稲荷大社より勧請して創建されました。赤い鳥居の先にお社があり、さらにその奥にもお社があります。
奥のお社の木鼻には獏(ばく)、真ん中に親子のきつねの彫刻があるので、探してみてくださいね。
ご祭神は稲の神、食糧の神とされる宇迦之御魂神(ウカノミタマノカミ)で、五穀豊穣・商売繁盛のご利益がいただけます。
大黒恵比寿社は昭和36年、島根県出雲大社より大国主神(オオクニヌシノミコト(大国さん))を、美保神社から事代主命(コトシロヌシノカミ(恵比寿さん))を勧請して創建されました。
福徳開運、商売繁盛、夫婦円満、縁結びなどのご利益があるとされています。
大黒恵比寿社の西側には、戦争で亡くなられた英霊が祀られた芳勲塔があり、その先に日置神社の西の鳥居があります。
橘社に祀られた尾張徳川家2代藩主・徳川光友公

日置神社南鳥居に入って左側に、三つ葉葵(徳川家の家紋)が付いた門があり、津島社・秋葉社・熱田社合殿と、尾張徳川家2代藩主・徳川光友公が祀られているお社があります。
この近くに光友公によって認可された名古屋で最初の芝居場所があり、キリシタンの処刑場があった千本松原の跡地に光友公が建立したお寺(現在の栄国寺)もあるため?なのでしょうか?
徳川光友公の隠居所は、現在「徳川園」として公開されています。光友公は、父の菩提を弔うために建立した建中寺に埋葬されています。
境内には他にも、迦具土社須佐之男社合殿と火具土社があります。
日置神社のアクセス駐車場は?

名古屋から地下鉄東山線「伏見駅」で鶴舞線に乗り換え、または、地下鉄桜通線「丸の内駅」で鶴舞線に乗り換えて、「大須観音駅」で下車します。
大須観音駅2番出口から、伏見通り(国道19号線)を南へ500mほど歩くと、マンションの横にある西の鳥居から日置神社に入ることができます。
日置神社周辺をぐるっと回ってみたんですが、駐車場を見つけることはできなかったので、近くのコインパーキングに駐車しました。
料金:30分110円 最大料金(平日)700円 (土日祝)1,000円
※一方通行なので、伏見通りから入ることはできません。
料金:60分200円 最大料金(平日)700円 (土日祝)1,000円
※情報が変更されている場合もありますので、ご利用の際は必ず現地の表記をご確認くださいね。
↑日置神社はこちらの本の「仕事・学業(受験やビジネスの成功・キャリアアップなど夢の実現を神さまがあと押し!)」で紹介されています。
さいごに
名古屋市中区にある日置神社の御朱印やご利益、アクセスと駐車場をお伝えしました。
境内には樹齢数百年の神聖木「タブノキ」があり、幹は平成11年の台風で被害に遭ったんですが、現在は脇枝が成長して、緑の葉を付けていました。
戦争も生き抜いて成長を続ける御神木からも、パワーを頂いてくださいね。
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