半田赤レンガ建物の見どころとカブトビールの歴史とその味は?幻のビールを味わおう!

半田市にある「赤レンガ建物」は、本格的なドイツビール醸造のために建てられたビール工場。2015年から常時公開されています。

ここでは、戦時中に製造中止した幻の「カブトビール」の、復刻された明治と大正の2種類のビールを飲むことができます。

この記事では、半田赤レンガ建物の見どころと、カブトビールの歴史と味、アクセス駐車場についてご紹介します。

大手ビールメーカーに挑んで作られた「カブトビール」の歴史が分かる展示室は、一見の価値ありですよ。

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半田赤レンガ建物の見どころは?

半田市赤レンガ建物の北側

半田赤レンガ建物の大きな見どころは、

  • 明治建築の巨匠が設計した建物
  • 現存数が少ないビール工場遺構
  • 銃掃跡が残る戦争遺跡

明治31年に建築された半田赤レンガ建物は、明治建築界の巨匠・妻木頼黄(つまきよりなか)によって設計されました。(他にも、横浜の赤レンガ倉庫や日本橋の装飾、明治村の旧内閣文庫庁舎などが残されています。)

半田赤レンガ建物は、一部木造のハーフティンバー構造、倉庫の中に入って見上げると、赤レンガの壁に木の柱が組み込まれています。

レンガ造りの建物は耐熱性があり、真夏の太陽に照らされても室温が上がらないんですよね。さらに、内部の温度を一定に保つため壁の内部に空洞が作られていて(中空構造)、ビールつくりに適した倉庫となっています。(現在は倉庫の1階部分のみ公開中)

建物北側には、第2次世界大戦中にP51マスタングから攻撃された機銃掃射跡が残っています。耐火性・機密性に優れるレンガ造りだったので、攻撃にびくともしなかったんですね。

建築後、大きな地震や戦争の空襲にも耐え、現在までその姿を残していて、2004年に国の登録有形文化財に登録、2009年に近代化産業遺産に指定されています。

半田市赤レンガ建物の中

2022年3月には、名古屋に実在した、高さ約10mのカブトビールの原寸大広告塔が再現されました。四角柱の広告塔は、ジブリ映画「風立ちぬ」にも登場しています。

レトロなんだけど、商品名だけのシンプルな立体看板は目新しさも感じますよね。

常設展示室奥には、企画展示室、共有サロン、4つのクラブハウスがあり、ワークショップや貸館スペースとして利用できるようになっています。

トイレは常設展示室の奥にある共有サロンを抜けた右側にあります。(常設展示室の入場券がなくても行くことができますよ。)

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カブトビールの歴史と味は?

半田市赤レンガ建物の中
東エントランスホール

カブトビールの歴史は?

常設展示室は、3つに分かれています。(展示室内は撮影禁止)

  • 半田赤レンガ建物の誕生物語
  • カブトビールの歴史や当時の写真や看板などの展示
  • シアター

真ん中の細長い展示室が、カブトビールについて学べる展示室で、入り口横の壁が樽の形状に沿って丸くへこんでいます。

カブトビールは、本格ドイツビールを目指して、1898年(明治31年)~1943年(昭和18年)まで製造されていた日本のビールです。

ミツカンの4代目と、敷島パン創業者が協力して本格ビールづくりに挑戦し、明治33年(1900年)にはパリ万国博覧会に出品、金牌を受賞するなど、世界で認められる品質にまでなっていきました。

カブトビールは、サッポロ、エビス、キリン、アサヒに肩を並べるビールとして好評でしたが、昭和18年、戦況の悪化による企業整備令(政府の強制的な命令により軍需産業に転換)で工場は閉鎖、カブトビールは製造終了となってしまいました。

2005年、当時の文献を再現した「明治カブトビール」と、分析表をもとに復刻した「大正カブトビール」の2種類が、ビールのラベルもそのままに再現、販売されました。

カブトビールの味と値段は?

半田市赤レンガ建物のカブトビール

カフェ&ビアホール「リ・ブリック」では、復刻版カブトビール(明治・大正、各600円(税込))を飲むことができます。

明治大正
アルコール7%5%
赤褐色淡い琥珀色
特徴麦汁糖度:高
炭酸:少なめ
苦味が強い
麦汁糖度:高
炭酸:少なめ
芳醇な香味
カブトビールの特徴

明治・大正のビールの原材料はどちらもドイツ産モルト・ホップ、低温発酵で0℃で90日間貯蔵された本格ラガービールです。

明治のビールは、炭酸が少なめ(現在の一般的なビールより約30%炭酸が少ない)なので少し気の抜けたような感じで、苦いんだけど麦の甘みがあって、さっぱりした印象です。

ワインに近いビールと言われているのも納得できる味です。

大正のビールは、明治のビールに比べたら炭酸も多く(現在のビールよりは少ない)、コクが深いです。こちらの方が苦みをしっかり感じました。

現在のビールに比べたら、どちらも麦の風味がしっかり口の中に広がって、なんというか、香ばしさが後を引くビールです。

幻のカブトビールは、ショップでも購入することもできます。1本600円(税込)、カブトビール2種類とオリジナルグラスセットは2,000円(税込)です。

鮮度にこだわった瓶詰のカブトビールは賞味期限が短めですので、気をつけてくださいね。

\半田市のふるさと納税は、カブトビール5本セットが返礼品として贈られますよ~/


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半田赤レンガ建物
住所:半田市榎下町8
電話番号:0569-24-7031
常設展示室:9:00~17:00
 入場料:大人200円(中学生以下無料)
カフェ&ビアホール「リ・ブリック」:10:00~21:00
ショップ:10:00~17:00
定休日:年末年始

※7月中旬には「カブトビールフェスタ」が開催予定になっています。

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半田赤レンガ建物のアクセス駐車場は?

半田市赤レンガ建物

名古屋から半田赤レンガ建物に行くには、名鉄名古屋駅から名鉄常滑線に乗り「太田川駅」で名鉄河和線に乗り換えて、「住吉町」で下車します。(知多半田行きなら乗り換えは不要です。)

住吉町駅に停車するのは、快速急行・急行・準急・普通です。名鉄名古屋駅から内海行特急に乗車した場合は、「阿久比駅」で乗り換えてくださいね。「住吉町」の駅から東へ5分ほど歩くと到着します。

名古屋からJR東海道本線「大府駅」で武豊線に乗り換え、「半田駅」で下車します。(大府駅は武豊線の始発駅) 半田駅から北西へ15分ほど歩きます。

車の場合は、知多半島道路「半田中央IC」から東へ10分ほどで到着します。

駐車場は隣接する「ナゴヤハウジングセンター半田会場」と供用で利用できます。

>>半田赤レンガ建物がある半田市の観光情報はこちら【楽天たびノート】

※情報が変更されている場合もありますので、公式サイトなどで最新情報をご確認くださいね。

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さいごに

半田赤レンガ建物の見どころと、カブトビールの歴史と味、アクセス駐車場についてお伝えしました。

名古屋の「納屋橋TWILO(トワイロ) カブトビール名古屋支店」でも、カブトビールを飲むことができます。レトロな店内で堀川を眺めながら100年前のビールを飲むのも、乙なものかもしれませんね。

現在あるビールとはちょっと違う色や香り、そしてクセになりそうな味をぜひ味わってみてくださいね。

半田赤レンガ倉庫に行ったら寄りたい!周辺の観光情報はこちらにあります。ぜひご覧になってくださいね。
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