稲沢市国府宮神社のはだか祭り(2020年儺追神事)に行ってきました!

稲沢市国府宮神社のなおい殿お祭り・イベント

毎年旧正月の13日目に行われる、国府宮神社のはだか祭り。「今年は暖冬だからいいね」って思われてたのに、前日から上空にはこの冬一番の寒気が南下し、当日は真冬の寒さになりました。

太陽は出てるものの、気温は午後2時の時点で4.5℃、風は5m~6m。耳がちぎれそうな寒さの中、はだかで外へ出るにはかなり勇気がいるはずです。

この記事では、2020年2月6日に行われた、国府宮神社のはだか祭りの様子をお伝えします。初めて見た「はだか祭り」をご報告しますね。

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なおい布に願いを込めて

稲沢市国府宮神社で奉納されるなおい笹

各場所で用意されている笹に、なおい布を付けます。はだかになれない女性や年配の方たちが、願いを書いて、はだか男に奉納してもらうんです。

なおい布は1か月を1寸として、1年で1尺2寸、約36cmですが、今年はうるう年なので1尺3寸、約39cm。きちんとしたサイズの決まりがある、さらし布です。

上部に「奉納」と左から右へ書き、真ん中に「尾張大國霊神社」と縦書きにします。国府宮神社の正式名ですね。右側に願い事を4文字熟語で記入します。左側には干支、氏名、性別、年齢(数え年)を書きます。

七夕の笹につけるような短冊ではないんですよね。「家内安全」「入試合格」「開運長久」「身体健全」「心願成就」などが書かれていました。

たくさんの祈念が込められたなおい布がつけられた笹は、道中で地区ごとに1つに束ねられていきます。地区によっては大きな丸太ん棒のようになっています。

色とりどりの旗をなびかせて、はだか男たちは「わっしょい!わっしょい!」と声をあげながら、なおい笹を奉納するために、国府宮神社を目指して歩いて行きます。

国府宮神社の参道へ

稲沢市国府宮神社のはだか祭りに参加するはだか男たち

はだか男たちの各地区団体は、なおい笹を国府宮神社に納める順番が決まっています。その順番を守りながら(道路で自分たちの前の地区団体がくるのを待機して)、順番に参道に入って行きます。

この日は1988年以降で3番目に寒い気温だったようで、子供たちの姿は少なく、さらし姿に上着を羽織っている子供たちも。みな腕を組んで、寒さに耐えていました。

参道に到着すると、はだか男たちの歓声が大きくなります。紙パックのお酒をラッパ飲みしてる人がいたり、警備のおまわりさんに抱きついている人や、酔っぱらって歩道に倒れこんでる人も!

寒いから飲まなきゃやってらんない!っていうのが現状なんでしょうね。冷や酒は酔いがまわりやすいので、あんまりひどい酔っ払いが出ると、そのエリアの区長さんが叱られるんだそうです。

順番になおい笹が奉納され、しんがりは手桶隊。手がすべらないようにゴム手袋をつけ、手桶をかかげて歩いてきます。あとは神男が出てくるのを待つだけ。

集結したはだか男たちは8千人(神社発表)、赤いふんどしは数えで60歳の還暦の方ですが、紫のふんどしの方も見えました。なんと古希(70歳)なんだとか! 

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さらに金のふんどしというのがあって、80歳以上!なんだそうです。滅多にお目にかかれませんが、お目にかかれたら、拝んでしまいそうになりますね。

はだか祭りでもらったなおいぎれで作ったお守り

参道を歩いて行くはだか男さんに「なおいぎれ」を割いてもらうと、厄除けになるそうで、何人かのはだか男さんからいただきました。

写真↑右は、いただいたなおい切れを編んで作りました。お守りとして、車に入れておきます。写真左は国府宮神社で購入したなおいぎれ(100円)です。

はだか祭りのクライマックス

稲沢市国府宮神社はだか祭りの楼門前

午後から順番になおい笹が奉納され、はだか男たちが神社の楼門前に集合しています。午後3時頃には神社の境内だけでなく、楼門の外にも、はだか男で埋め尽くされています。

手桶隊にはギリシャの国旗がたなびいていました。なぜ?と思ったんですが、そういえば、稲沢市はギリシャのオリンピア市と姉妹都市だったわね~と思いだしました。

古代オリンピックは裸で行われていて、はだか祭りと共通するものがあるということ、両市とも非核平和都市宣言をしていること、歴史がある古い都市であること、などから姉妹都市になったんです。

You Tubeなどで紹介されて、海外でもはだか祭りを知る人たちが増えています。伝統的な日本の祭りに外国の旗がたなびくなんて、祭りも国際化していくんだな、って気がしました。

神社の中では15時から「儺追(なおい)神事」が行われます。はだか男たちが待ちわびる中、手桶隊が登場して、はだか男たちに水をかけ始めます。

神男が登場したのは午後4時20分。

はだか男たちの歓声があがり、なんだかそこだけが別の空間のような、見ている観客は寒くて震えているのに、はだか男たちは湯気が出てるというか、熱気がむんむんしています。

神男が現れると、神男を触ろうとはだか男たちが殺到します。神男が台風の目で、はだか男たちが渦を巻く台風のようです。

楼門から儺追殿までは約65m(参道からは約200m)の距離を、はだか男たちをかき分けて、神男は進んでいきます。 そして午後5時15分、神男は儺追殿に引き上げられ、万歳と拍手が沸き起こりました。

さいごに

2020年の国府宮神社のはだか祭りをお伝えしました。目の前でたくさんのはだか男を見てると、この寒さの中はだかで外に出てることだけで、すごい、神々しさを感じました。

はだか男さんからいただいたなおいぎれ、ご利益があるに決まっています! これからもずっと、未来へつなげてほしいお祭りです。

はだか男の中には外国人の方も何人か混じっていました。日本のお祭りに共感して参加して楽しんでもらえるのって、なんだか嬉しいですよね。

目の前で見ると、本当にすごいお祭りです。チャンスがあればぜひ、国府宮のはだか祭りを見に来てくださいね!

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