愛知県蒲郡市には、ガン封じのご利益を求めて全国から参拝者が訪れる、ガン封じで有名なお寺「無量寺(通称:ガン封じ寺)」があります。
平安時代の創建で、古くから難病封じのご利益があるとされているお寺です。中国の西安にある大雁堂や、敦煌などにある石窟寺院をモデルにした千仏洞めぐりがあることでも知られています。
この記事では、ガン封じ寺として有名な無量寺のアクセスや駐車場、見どころ、千仏洞めぐりや御朱印についてご紹介します。
日本のお寺なんだけど、大雁堂や千仏洞は日本じゃないみたいな、不思議な魅力があるお寺です。がん封じ寺で、たくさんのパワーを感じ取ってみてくださいね。
蒲郡市無量寺のアクセス・駐車場は?
蒲郡のがん封じ寺へ電車で行く
名鉄蒲郡線「西浦駅」で下車し、踏切を渡って北へ向かいます。あちこちに道案内の看板があるので、迷うことはないと思います。
看板を見逃して、そのまままっすぐ行ってしまっても、右手に「ガン封じ寺」と書かれた駐車場があるので、駐車場を横切って参道に入ることができます。
がん封じ寺の駐車場は?
ガン封じ寺の西側と南側に無料の駐車場があります。西浦駅から近くの踏切近くにも第2駐車場があります。道路に看板が出てるので、迷うことはないと思います。
広めの駐車場がありますが、駐車場へ行くまでの道路がちょっと狭いので、気を付けてくださいね。
普段は静かなお寺ですが、観光バスのツアーで参拝に来られる方たちと一緒になると、にぎやかになります。(ツアーに含まれるくらい、有名なお寺ということですね。)
住所:蒲郡市西浦町日中30
電話番号:0533-57-3865
拝観時間:9:00~17:00
拝観料:無料 宝物殿入館は大人500円・小人300円(税込)
がん封じ寺として有名な無量寺
無量寺の大雁堂とがん封じ絵馬
大雁堂(だいがんどう)は、中国の西安(兵馬俑が発見されたことで有名な都市)にある、三蔵法師がインドから持ち帰った経典や仏像を保存するために建てられた、7層64mレンガ作りの仏塔です。
がん封じ寺の大雁堂は、その3分の1の大きさで復元されたものですが、それでも20mある、立派な仏塔です。仏塔内部は非公開なので、中がどうなっているのか、ちょっと気になりますね。
駐車場から大雁堂を左に見ながら進んでいくと、30mほどの参道の壁面いっぱいに絵馬がかかっています。
人間の体の絵が描いてあるがん封じ絵馬に、治してほしいがんの位置を〇で囲むか黒く色を塗り、住所、名前を記入します。がん予防なら体の絵の真ん中に「全身」と記入するか、体全部を〇で囲んで下さいね。
絵馬は本堂の入り口の両脇に受付台があります。絵馬はご本尊にご祈祷をしたあと、掲げていただけます。
びっしりと掛けられた絵馬を見ていると、「がんを克服したい」「がんになりたくない」という、生への切実な思いが伝わってくるようです。
日本人の死亡原因1番は「がん」、がんで亡くなる方が1番多いんですよね。(ちなみに2位は心疾患、3位は老衰です。)
他の病気(脳血管疾患や肺炎)の死亡リスクが少なくなったことや高齢化も、がんが1位の要因なんでしょうが、それでもやっぱり、できれば癌にはなりたくないものです。
無量寺のボケ封じ仏と身代わり滝不動
ガン封じも大切ですが、ボケたくもないですよね。絵馬の壁が途切れた先の右側に、ぼけ封じ仏さまがいらっしゃいます。年齢を重ねると、病気だけじゃなく「ボケる」不安も出てくるんですよね~。
こちらも忘れずにお参りしてくださいね。
手水舎を兼ねた「身代わり滝不動」、中央に身代わり不動明王がいらっしゃいます。奥に見えるのは「観音堂」です。
ガン封じ堂と無量寺の大クス
「ガン封じ堂」の壁も、絵馬で埋め尽くされています。お堂の前には、今は少なくなった公衆電話がありました。なんだか懐かしい気もします。
ガン封じ堂の裏側にある「無量寺の大クス」は、蒲郡市の天然記念物に指定されています。樹齢300年ともいわれ、根回り12m、高さが11.8mの巨木です。
裏側に回ると、腐朽のために人が入れるくらいの空洞があります。枯れても不思議じゃないのに、今も青々と葉を茂らせているなんて、なんという生命力の強さ!
この楠木の生命力が、ガン封じにも力を与えてくれているような気がします。
他にも境内では、祠つきのお地蔵様が並んでいる、ミニ八十八ヶ所霊場めぐりも体験できます。
中のお地蔵さまのお顔がそれぞれ違うので、行かれたら、ぜひ中をのぞいてみてくださいね。
無量寺の千仏洞めぐりと説法
無量寺のご祈祷と名物説法
本堂へ靴を脱いであがります。無量寺のご本尊「西浦不動」さまは秘仏で、12年に1度酉年の時だけ特別に拝観することができます。ご利益は「難病封じ」。
ご祈祷をお願いすると、仏さまの前に呼ばれて、お寺に伝わる「サルノコシカケ」で1人づつ頭をなでて、秘伝のお加持を行ってもらえます。
「うにゃむにゃむにゃむにゃ~」とお唱えが始まって、最後は「えいっ!」の掛け声で終了します。
無量寺の千仏洞めぐり
本堂に入って左手に「千仏洞めぐり」と書かれた入り口があります。入り口の周りには名刺やツアーのシールなどがいっぱい貼られていました。ここに来たという痕跡を残すためなんでしょうか?
仏堂の縁の下などを歩く「戒壇めぐり」のような真っ暗闇の中を歩く、とは違って、中はろうそくやランプが灯っていて、うす暗い中を歩いて行きます。
両側の壁面に約千体の石仏が彫られている通路は「神秘的」な雰囲気。痔病封じ仏、中気封じ仏、ガンダーラ仏があり、一番奥には触れてお祈りすることができる大日如来座像が安置されています。
千仏洞めぐりは入場無料です。いろんな病気を封じてくださる仏さまがいらっしゃるので、ここはぜひお参りしましょう! 珍しい痔病封じ仏さまもいらっしゃいますよ。
がん封じ寺(無量寺)のお守り
本堂にはいろんな種類の「がん封じ守り」やお札、数珠などがあり、自分のために授けていただくのもいいんですが、お土産にしても喜ばれます。
がん予防のために大切な食生活を守る「癌封じ箸」も人気がありますよ。
ガン封じ寺(無量寺)の御朱印は?
三箇所目は愛知県蒲郡市にあるガン封じで有名なお寺 無量寺さんに参拝しました。秀家はがんでは無いのですが、御参りすれば がんにならないと言われてるので 予防の為に
— 宇喜多秀家🍵 (@chiko1600) January 10, 2020
お願いして来ました。#御朱印#ガン封じ無量寺 pic.twitter.com/YFPpcG2xjn
無量寺では「西浦不動」と書かれた御朱印をいただくことができます。
本堂に入って左手にある受付で授けていただけます。
#愛知県 #蒲郡市
— 黒武 (@kurotake2019) January 6, 2022
西浦山 無量寺さんの#御朱印 です🙏
東海三十六不動尊第十九番#ガン封じ寺 #不動明王#無量寺 #西浦 pic.twitter.com/ZVdg8ZJ1S8
※情報が変更されている場合もありますので、公式サイトなどで最新情報をご確認くださいね。
さいごに
蒲郡市にある有名なガン封じ寺(無量寺)のアクセスや、大雁塔、ボケ封じ仏、大クスノキ、千仏洞など見どころをお伝えしました。
蒲郡へお出かけの際は、がん封じのご利益だけでなく、見どころ満載の無量寺へ、ご家族や友人の健康祈願に訪れてみてくださいね。
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