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名古屋城しゃちほこの意味と大きさは?天守閣の木造復元工事はどうなってる?

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名古屋のシンボルといえば、名古屋城の金のしゃちほこ。

遠くからでもキラリと輝く姿は、何度見ても「あ、名古屋だ」という気持ちになります。

しゃちほこ、実は見れば見るほど面白くて、大きさも、歴史も、細部の作りも、知れば知るほど愛着が湧いてくる存在なんです。

この記事では、しゃちほこの意味や大きさ、400年の歴史、そして現在進行中の天守閣木造復元計画についてご紹介します。

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名古屋城のしゃちほこの意味:不思議な生き物の秘密

名古屋城の金のしゃちほこ
2021年春に地上に降りた金シャチ

しゃちほこは、実在する生き物ではありません。頭はトラ、体は魚、背中にはとげ、尾びれは常に上を向いている——そんな姿の想像上の生き物です。

なぜこんな不思議な生き物が城の屋根の上に?

理由は「火伏せの守り神」としての役割です。しゃちほこが口から水を吐いて火事から建物を守ってくれる、という言い伝えがありました。

木造建築が多く、火事が最大の脅威だった時代ならではの、人々の切実な願いが形になったものです。

しゃちほこが城に使われ始めたのは、織田信長が安土城を築いた時代からといわれています。

その後多くの城に広まり、今では「しゃちほこのない城はなんとなく物足りない」と思ってしまうほど定着しました。

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名古屋城しゃちほこの大きさと構造:驚きの事実

名古屋城の金のしゃちほこ

名古屋城のしゃちほこは2体あり、北側がオス、南側がメスです。

オス(北側)メス(南側)
高さ2.621m2.579m
重量1,272Kg1,215Kg
金版の厚み0.15mm0.15mm
うろこの枚数112枚126枚
金量(18金)44.69Kg43.39Kg

2体合わせた金の量は約88kg。1グラム2万円で計算しても、17億6千万円相当になります。屋根の上にそれだけの価値があるものが載っているわけで、なかなかの迫力です。

オスとメスで見た目も少し違います。オスは尾びれを大きく上に向けて口を大きく開けていて、メスは黒目が端によって、周りをうかがうような表情。どちらがどちらか、現地で確認してみてくださいね。

しゃちほこの目や歯にも細工があって、白目と歯は銀、黒目は赤銅でできています。金だけじゃなく、細部まで作り込まれているんですね。

しっかりと固定されているので強風で落ちる心配はありませんが、口の中の大きなボルトでお城に固定されているというのも、ちょっとおもしろい話です。

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400年のしゃちほこの歴史

名古屋城の金シャチ水

1612年の名古屋城完成当初、しゃちほこには2体で215kgもの純金が使われていました。徳川家の財力と権威を示すものでした。

財政難でうろこが小判に

時代が進み、尾張藩の財政が苦しくなると、しゃちほこのうろこを外して小判を作り、純度の低い金を貼り直すということが繰り返されるようになりました。

あの輝くしゃちほこの中に、そんな苦しい事情が隠れているとは、なかなか切ない話です。

昭和の盗難事件

昭和12年(1937年)には、うろこ58枚をペンチではぎ取って金の延べ棒に鋳直して売ろうとした男性が逮捕されるという事件が起きています。

それだけの価値があったということなんですね。

空襲で焼失、戦後に復元

1945年の空襲で名古屋城は焼失。現在の金のしゃちほこは戦後に復元されたものです。2体合わせて約88kgの金が使われています。

2021年春には16年ぶりに地上に降ろされ、大掃除と補修工事が行われました。このとき多くの市民や観光客が間近で見ることができましたが、盗難防止のために24時間警備員が付いていたそうです。

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しゃちほこと名古屋の暮らし

ちょっとした余談を一つ。

全国でおなじみの「シャチハタ」、あのスタンプ印メーカーは名古屋に本社があって、社名の由来がしゃちほこなんです。会社のシンボルマークにもしゃちほこが描かれています。

「シャチハタ」という言葉がスタンプ印の代名詞になるほど普及したのも、なんとなく名古屋らしい話だなと思います。(正式な商標名は「Xスタンパー」なんですが、あまり知られていません。)

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天守閣の木造復元、今どうなってる?

名古屋城

現在の名古屋城天守閣は、1959年に鉄骨鉄筋コンクリートで再建されたものです。

再建から約60年が経過し、設備の老朽化と耐震性の問題から、2018年より内部への入場が中止されています。

木造での復元が計画されているのは、名古屋城に当時の詳細な実測図や写真など豊富な資料が残っているから。史実に忠実な復元ができるお城は、実はそう多くありません。

その意味でも、名古屋城の木造復元はかなり本格的なプロジェクトです。

木造の名古屋城の完成はいつ?

当初の計画では2022年完成予定でしたが、石垣の保存方法の調査やバリアフリー対応の検討など、様々な課題が重なって大幅に遅れています。

2026年2月に約3年ぶりの市民説明会が開催され、広沢市長が「着工までは3年以内、完成まで7〜8年、遅くても10年以内」との見通しを示しました。

長らく止まっていた計画が、ようやく動き始めた感じです。ただ、現時点での完成見通しは最短で2032年度

これも手続きや工事が想定通りに進んだ場合の目安なので…気長に待つつもりなんですが…10年以内には出来上がってほしいですね。

バリアフリーの課題

名古屋城本丸御殿に置かれた御金箱
本丸御殿に置かれた募金箱

史実に忠実な復元とバリアフリー化の両立が大きな議論になっていて、現在は小型昇降機を設置する方針で検討が進んでいます。

こういう議論がちゃんとあること自体、いいことだと思っています。

本丸御殿の復元を見ていると、職人さんたちの仕事への信頼感があるので、木造天守がどんな姿で戻ってくるのか、想像するだけでわくわくします。

完成が楽しみですね。

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名古屋城のしゃちほこまとめ

しゃちほこは、名古屋城の「顔」であると同時に、400年の歴史を背負った存在です。

財政難でうろこが小判に替えられ、戦争で失われ、それでも戦後に復元されて今も輝き続けている。天守閣の木造復元が実現すれば、その上にまたしゃちほこが戻ってくる日が来ます。

その光景を楽しみに待ちながら、まずは今の名古屋城を存分に楽しんでくださいね。

>>名古屋城の観光情報はこちら【楽天たびノート】
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