航空自衛隊小牧基地のオープンベース(航空祭)が、2024年3月3日(日)に開催されます。
能登半島地震の災害派遣で活動中なので、開催されるのか?中止になっても仕方はないかなと思っていましたが、1月26日に開催の情報が更新されました。
今回はブルーインパルスの飛行はないとのこと…残念ですが、それでも、ファン延髄の自衛隊機の飛行展示イベントがあり、多くの人でにぎわいそうです。
この記事では、航空自衛隊小牧基地オープンベース航空祭の飛行展示機の情報、アクセスと無料シャトルバス、事前予行についてご紹介します。
当日は青空に飛ぶ自衛隊機を楽しんで下さいね。
小牧基地オープンベースのブルーインパルス飛行はある?
小牧基地オープンベースの飛行展示機は?
開催予定日:2024年3月3日(日) 8:30~13:30
住所:小牧市春日寺1-1
入場無料(手荷物検査あり)
オープンベース(航空祭)に行かれるほとんどの方のお目当てが「飛行展示」です。ふだん目にすることがない、様々な自衛隊機の飛行や内部を間近に見ることができます。
旅客機とは全く違う機内は、珍しいものがいっぱいなので、ぜひ見学してくださいね。
戦術輸送機 C-130H
飛行展示時間:9:00~11:30
アメリカ・ロッキード社が製造する戦術輸送機で、滑走路のない砂漠での離発着や南極への物資輸送などにも使われています。
米空軍、海軍をはじめ、NATO加盟国など西側諸国の主力軍事輸送機として世界各国で活躍しています。愛称「ハーキュリーズ」は、ギリシャ神話の英雄ヘラクレスの英語読みしたもの。
飛行展示終了後、コンバットオフロード(地上の器材を使わずに目的地に物資を届ける)が実施予定になっています。
空中空輸機 KC767
飛行展示時間:9:00~11:30
アメリカ・ボーイング社の旅客機ボーイング767を改造した、空中で航空燃料の給油を行う航空機。機体下部に5台のカメラが付いていて、モニターで確認しながら給油操作を行うことができます。
自衛隊戦闘機 F-2
飛行展示時間:9:00~11:30
空対艦ミサイルを4発まで搭載でき、最新レーダーなどの電子機器を採用した、世界最高レベルの自衛隊戦闘機。「平成のゼロ戦」「ハイパー・ゼロ」とも呼ばれています。
とってもカッコいいんですが、F-2戦闘機がバンバン飛ばなきゃいけないような情勢になって欲しくないですね…。
救難ヘリコプター UH-60J
飛行展示時間:13:00~14:30
アメリカの中型多目的ヘリコプターUH-60を、日本が独自改良した航空自衛隊向けの救難ヘリコプター。三菱重工業がライセンス生産をしています。
※同じ場所に停止したまま(ホバリング)自衛隊員が地上に降りて、救護者をヘリコプターに引き上げる姿を見ることができました。
救難捜索機 U-125A
飛行展示時間:13:00~14:30
航空自衛隊が運用する救難捜索機。大きな捜索窓、援助物資の投下口、捜索用レーダーアンテナ、赤外線暗視装置などが搭載されています。
輸送ヘリコプター CH47
飛行展示時間:(未定)
航空基地間の機材輸送を行う、ローターが前後に2つある大型輸送ヘリコプター。キャビンの奥行きは9.3mで、陸上自衛隊の高機動車や73式小型トラックを載せることも可能です。
オープンベースの基地内イベントは?
小牧基地内オープンベース(航空祭)のイベントも予定されています。
- 音楽演奏・太鼓演奏
- 参加イベント(航空機と綱引きやチャレンジミッションなど)
- 警備犬展示:①11:30~12:00 ③13:00~13:30
- 緊急退避体験(整理券配布8:30~、体験は12:30~)
- ファッションショー(12:20~12:55)
- 物産展(グッズ販売・飲み物など)
自衛隊機の内部見学に長い列ができていました。見学に90分待ちの人気の機体もありました。
※2023年のオープンベースの気温は18℃、雲は多かったけれど風のない日でした。けれど、滑走路の前は風が強くて寒かったです。帽子や手袋などの防寒具を持って行くと安心です。
小牧基地オープンベースの行き方は?
小牧基地航空祭に電車で行く
航空自衛隊小牧基地は駐車場がないため、自家用車や二輪車での来場はできません(自転車は可)。
※有料観覧席(38席・2月5日に申込終了)に当選された方、郵送された駐車券がある優先者(2月24日に申込終了)は基地内駐車場に入ることができます。
小牧基地の最寄り駅は名鉄小牧線「牛山駅」です。
名古屋駅から行く場合は、JR中央線で「大曽根駅」へ行き、地下鉄名城線左回りに乗り換えて「平安通り駅」で下車します。地下鉄上飯田線犬山行に乗り換えると、10分ほどで「牛山駅」に到着します。
牛山駅から西側へ向かい、基地正門まで5分ほど歩きます。
入門は「正門」と「大山川門」の2か所から、検温と手荷物検査があります。飲み物以外食べ物の持ち込みは禁止されているので、気をつけてくださいね。
無料シャトルバスの運行は?
当日はJR中央線「勝川駅」と名鉄「小牧駅」から無料のシャトルバスが運行されます。
シャトルバスの発車時刻は8時~11時の毎時00分、15分、30分、45分発で、最終が12:00発です。
※小牧駅発は8時の時点で、ロータリーをぐるりと囲むくらいの列ができていました。行きも帰りもバスは到着しては出発する、という感じで、時間に関係なくピストン運行していました。
勝川駅:南口から出て、スクランブル交差点の信号手前で検温があります。バスの乗車位置はそこから東に歩いて、月極駐車場があるあたりです。勝川駅からバスで約30分。
小牧駅:東口から出るとバスステーションがあります。一番南側(通りに近い方)に検温場所があり、そのすぐ前がバス乗り場です。小牧駅からはバスで約25分。
帰りの「勝川駅行」「小牧駅行」のバスは、大山川門近くから15分間隔で発車します。
※帰りのバスも時間に関係なく、随時ピストン運行されていました。
ブルーインパルスの最後の飛行を見てからすぐにバス乗り場に向かったんですが、それでもバス3台見送って、4台目に乗れました。その時には私が並んだ場所から倍以上の人の列ができていました。
帰りのバスは多くの人が一斉に利用するため、かなり混むことを覚悟してくださいね。
小牧基地オープンベースの事前予行はある?
小牧基地オープンベース(航空祭)開催日前日の土曜日に、事前予行が行われます。(2023年は前日予行見学ツアー(奈良市発着)が開催されていました。)
小牧基地から南側にある「あいち航空ミュージアム」の屋上展望デッキや、「エアポートウォーク」の駐車場(滑走路側)には、ブルーインパルスの事前予行を見ようとする人たちが集まります。
※2024年の事前予行には、ブルーインパルスの飛行はありません。
エアポートウォークは駐車場を一部開放して、見学エリアが設けてあります。滑走路のフェンス沿いには大きなカメラと脚立を持ったファンがベストポジションを確保しています。
※2023年の事前予行日、エアポートウォーク店内では、「ブルーインパルスグッズ即売会」が行われていました。
エアポートウォークの駐車場は10時過ぎには満車状態で、お昼近くになると臨時駐車場も満車になるくらい混雑します。
駐車場のフェンスがちょっと邪魔でイマイチ…脚立はあった方がいい写真が撮れそうです。事前予行では各機の飛行時間が分からないので、ひたすら待つ覚悟でお出かけくださいね。
事前予行と航空祭当日は小牧山城から見る方も多いです。遮るものがないので、きれいな写真が撮れそうですね。
さいごに
航空自衛隊小牧基地オープンベース航空祭のブルーインパレスや飛行展示機の情報、アクセスと無料シャトルバス、事前予行についてお伝えしました。
展示機も飛行展示も、迫力いっぱい。航空機ファンでなくても、楽しめるイベントです。
ステキな1枚をぜひ写真に収めてくださいね。