航空自衛隊小牧基地のオープンベース(航空祭)が、2025年3月2日(日)に開催されます。
昨年はブルーインパルスの飛行はありませんでしたが、2025年は2年ぶりに飛行が予定されています。
この記事では、航空自衛隊小牧基地オープンベース航空祭の飛行展示機の情報、アクセスと無料シャトルバス、事前予行についてご紹介します。
当日は青空に飛ぶ自衛隊機を楽しんで下さいね。
小牧基地オープンベースのブルーインパルス飛行

オープンベース(航空祭)の1番人気といえば、ブルーインパルスの飛行ですよね。天候や状況によって披露演目が変更されますが、目の前で繰り広げられるアクロバット飛行に大興奮間違いなし!
1号機から6号機まで並んだブルーインパルスにパイロットが乗り込み、順に滑走路を飛び立っていく姿を目の前で見ると、本当にワクワクします。
5機が垂直に降下して、それぞれに方向に分かれる「レインフォール」、5機が5方向に広がって星を描く「スタークロス」、6機が6つの円を重ねて描く「さくら」など、何が披露されるかはお楽しみ。
披露時間予定は12:30~14:00ごろ、テイクオフから目が離せなくなりますよ!

※2023年に開催されたオープンベースはあいにくの曇り空でしたが、ブルーインパルスの飛行を堪能することができました。
1機を先頭に5機がキレイに並んでいます(写真↑)。横を見ながら合わせて操縦する、とっても難しい技なんだそうです。
小牧基地オープンベースの飛行展示機は?
開催予定日:2025年3月2日(日) 8:30~15:00(予定)
住所:小牧市春日寺1-1
入場無料(手荷物検査あり)
オープンベース(航空祭)に行かれるほとんどの方のお目当てが「飛行展示」です。ふだん目にすることがない、様々な自衛隊機の飛行や内部を間近に見ることができます。
旅客機とは全く違う機内は、珍しいものがいっぱいなので、ぜひ見学してくださいね。
戦術輸送機 C-130H

飛行展示時間:9:00~11:30
アメリカ・ロッキード社が製造する戦術輸送機で、滑走路のない砂漠での離発着や南極への物資輸送などにも使われています。
米空軍、海軍をはじめ、NATO加盟国など西側諸国の主力軍事輸送機として世界各国で活躍しています。愛称「ハーキュリーズ」は、ギリシャ神話の英雄ヘラクレスの英語読みしたもの。
飛行展示終了後、コンバットオフロード(地上の器材を使わずに目的地に物資を届ける)が実施予定になっています。
空中空輸機 KC767

飛行展示時間:9:00~11:30
アメリカ・ボーイング社の旅客機ボーイング767を改造した、空中で航空燃料の給油を行う航空機。機体下部に5台のカメラが付いていて、モニターで確認しながら給油操作を行うことができます。
自衛隊戦闘機 F-2

飛行展示時間:9:00~11:30
空対艦ミサイルを4発まで搭載でき、最新レーダーなどの電子機器を採用した、世界最高レベルの自衛隊戦闘機。「平成のゼロ戦」「ハイパー・ゼロ」とも呼ばれています。
とってもカッコいいんですが、F-2戦闘機がバンバン飛ばなきゃいけないような情勢になって欲しくないですね…。
救難ヘリコプター UH-60J

飛行展示時間:13:00~14:30
アメリカの中型多目的ヘリコプターUH-60を、日本が独自改良した航空自衛隊向けの救難ヘリコプター。三菱重工業がライセンス生産をしています。
※同じ場所に停止したまま(ホバリング)自衛隊員が地上に降りて、救護者をヘリコプターに引き上げる姿を見ることができました。
救難捜索機 U-125A

飛行展示時間:13:00~14:30
航空自衛隊が運用する救難捜索機。大きな捜索窓、援助物資の投下口、捜索用レーダーアンテナ、赤外線暗視装置などが搭載されています。
輸送ヘリコプター CH47

飛行展示時間:(未定)
航空基地間の機材輸送を行う、ローターが前後に2つある大型輸送ヘリコプター。キャビンの奥行きは9.3mで、陸上自衛隊の高機動車や73式小型トラックを載せることも可能です。
オープンベースの基地内イベントは?

小牧基地内オープンベース(航空祭)のイベントも予定されています
- 戦術輸送機・空中給油機・救難機・戦闘機:8:40~11:00
- 航空機展示、装備品展示:8:30~15:00
- 警備犬訓練展示:①11:30~12:00 ③14:00~14:30
- 緊急退避体験(整理券配布8:30~、体験は12:30~)
- ファッションショー(11:45~12:30)
- 売店・キッチンカー(グッズ販売・飲み物など):8:30~15:00

自衛隊機の内部見学に長い列ができていました。見学に90分待ちの人気の機体もありました。
※2023年のオープンベースの気温は18℃、雲は多かったけれど風のない日でした。けれど、滑走路の前は風が強くて寒かったです。帽子や手袋などの防寒具を持って行くと安心です。
小牧基地オープンベースの行き方は?

小牧基地航空祭に電車で行く
航空自衛隊小牧基地は駐車場がないため、自家用車や二輪車での来場はできません(自転車は可)。
※有料観覧席(38席・2月5日に申込終了)に当選された方、郵送された駐車券がある優先者(2月24日に申込終了)は基地内駐車場に入ることができます。
小牧基地の最寄り駅は名鉄小牧線「牛山駅」です。
名古屋駅から行く場合は、JR中央線で「大曽根駅」へ行き、地下鉄名城線左回りに乗り換えて「平安通り駅」で下車します。地下鉄上飯田線犬山行に乗り換えると、10分ほどで「牛山駅」に到着します。
牛山駅から西側へ向かい、基地正門まで5分ほど歩きます。
入門は「正門」と「大山川門」の2か所から、検温と手荷物検査があります。飲み物以外食べ物の持ち込みは禁止されているので、気をつけてくださいね。
無料シャトルバスの運行は?

2025年は無料シャトルバスの案内がなく、運行はありません。
名鉄バスは、航空祭当日の交通渋滞による遅延発生予想のアナウンスがあり、西春・空港線(北部市場北 ~ 豊山町社会教育センター)間の、迂回運行、一部の停留所を休止・移動が予定されています。
休止される停留所:「西豊場」「伊勢山西」「空港西」「エアポートウォーク」「中新田」
移動される停留所:「豊山町社会教育センター」
当日は最寄駅から歩く、自転車で行くしかなさそうです(駐輪所は用意されています)。
当日は多くの人で混雑することを覚悟してくださいね。
小牧基地オープンベースの事前予行はある?

小牧基地オープンベース(航空祭)開催日前日の土曜日に、事前予行が行われます。
※3月1日(土)14:00~、小牧市桃花台から小牧山上空を飛行予定です。
小牧基地から南側にある「あいち航空ミュージアム」の屋上展望デッキや、「エアポートウォーク」の駐車場(滑走路側)には、ブルーインパルスの事前予行を見ようとする人たちが集まります。
エアポートウォークは駐車場を一部開放して、見学エリアが設けてあります。滑走路のフェンス沿いには大きなカメラと脚立を持ったファンがベストポジションを確保しています。
※2023年の事前予行日、エアポートウォーク店内では、「ブルーインパルスグッズ即売会」が行われていました。

エアポートウォークの駐車場は10時過ぎには満車状態で、お昼近くになると臨時駐車場も満車になるくらい混雑します。
駐車場のフェンスがちょっと邪魔でイマイチ…脚立はあった方がいい写真が撮れそうです。事前予行では各機の飛行時間が分からないので、ひたすら待つ覚悟でお出かけくださいね。
事前予行と航空祭当日は小牧山城から見る方も多いです。遮るものがないので、きれいな写真が撮れそうですね。
さいごに
航空自衛隊小牧基地オープンベース航空祭のブルーインパレスや飛行展示機の情報、アクセスと無料シャトルバス、事前予行についてお伝えしました。
展示機も飛行展示も、迫力いっぱい。航空機ファンでなくても、楽しめるイベントです。
ステキな1枚をぜひ写真に収めてくださいね。