航空自衛隊小牧基地のオープンベースが、2023年3月5日(日)3年ぶりに開催されました!
前回は2019年、6.1万人が集まった、ファン延髄のオープンベース、2023年は4万人の来場者でにぎわいました。
この記事では、航空自衛隊小牧基地オープンベースのイベント情報と、アクセス、無料シャトルバスについてご紹介します。
当日は青空に飛ぶブルーインパルスが見られるといいですね。
オープンベースの飛行展示イベントは?
オープンベースに行かれるほとんどの方のお目当てが「飛行展示」なのではないでしょうか。ふだん目にすることがない、様々な自衛隊機の飛行を間近に見ることができます。
ブルーインパルスのアクロバット飛行

オープンベースの1番人気といえば、ブルーインパルスの飛行ですよね。天候や状況によって披露演目が変更されますが、目の前で繰り広げられるアクロバット飛行に大興奮間違いなし!
1号機から6号機まで並んだブルーインパルスにパイロットが乗り込み、順に滑走路を飛び立っていく姿を目の前で見ると、本当にワクワクします。
5機が垂直に降下して、それぞれに方向に分かれる「レインフォール」、5機が5方向に広がって星を描く「スタークロス」、6機が6つの円を重ねて描く「さくら」など、何が披露されるかはお楽しみ。
披露時間予定は11:20~11:50ごろ、テイクオフから目が離せなくなりますよ!

※令和4年のオープンベースはあいにくの曇り空でしたが、ブルーインパルスの飛行を堪能することができました。
1機を先頭に5機がキレイに並んでいます(写真↑)。横を見ながら合わせて操縦する、とっても難しい技なんだそうです。
飛行展示される自衛隊機は?
飛行するところを見られるんですが、内部も見学することができます。旅客機とは全く違う機内は、珍しいものがいっぱいなので、ぜひ見学してくださいね。
戦術輸送機 C-130H

飛行展示時間:8:30~9:30頃
アメリカ・ロッキード社が製造する戦術輸送機で、滑走路のない砂漠での離発着や南極への物資輸送などにも使われています。
米空軍、海軍をはじめ、NATO加盟国など西側諸国の主力軍事輸送機として世界各国で活躍しています。愛称「ハーキュリーズ」は、ギリシャ神話の英雄ヘラクレスの英語読みしたもの。
飛行展示終了後、コンバットオフロード(地上の器材を使わずに目的地に物資を届ける)が実施予定になっています。
空中空輸機 KC767

飛行展示時間:8:30~9:30頃
アメリカ・ボーイング社の旅客機ボーイング767を改造した、空中で航空燃料の給油を行う航空機。機体下部に5台のカメラが付いていて、モニターで確認しながら給油操作を行うことができます。
自衛隊戦闘機 F-2

飛行展示時間:8:30~9:30頃
空対艦ミサイルを4発まで搭載でき、最新レーダーなどの電子機器を採用した、世界最高レベルの自衛隊戦闘機。「平成のゼロ戦」「ハイパー・ゼロ」とも呼ばれています。
とってもカッコいいんですが、F-2戦闘機がバンバン飛ばなきゃいけないような情勢になって欲しくないですね…。
救難ヘリコプター UH-60J

飛行展示時間:9:30~10:30頃
アメリカの中型多目的ヘリコプターUH-60を、日本が独自改良した航空自衛隊向けの救難ヘリコプター。三菱重工業がライセンス生産をしています。
※同じ場所に停止したまま(ホバリング)自衛隊員が地上に降りて、救護者をヘリコプターに引き上げる姿を見ることができました。
救難捜索機 U-125A

飛行展示時間:9:30~10:30頃
航空自衛隊が運用する救難捜索機。大きな捜索窓、援助物資の投下口、捜索用レーダーアンテナ、赤外線暗視装置などが搭載されています。
輸送ヘリコプター CH47

飛行展示時間:9:30~10:30頃
航空基地間の機材輸送を行う、ローターが前後に2つある大型輸送ヘリコプター。キャビンの奥行きは9.3mで、陸上自衛隊の高機動車や73式小型トラックを載せることも可能です。
オープンベースの基地内イベントは?

航空自衛隊小牧基地内のイベントも予定されています。
- 音楽演奏:8:45~9:45
- 航空機地上展示・装備品の展示:駐機場、格納庫内にて
・電源車KC-767エンジン(小牧基地にある一番大きな2軸式ターボファン・エンジン)
・C-130プロペラと1軸式ターボプロップ・エンジン
・CH-47のターボシャフト・エンジン
・CH-60のターボシャフト・エンジン
・モーターグレーダー(路面仕上用機械)
・ショベルローダー(ホイールローダー)
・油圧ショベル(小型) - 警備犬訓練:①9:30~10:00 ②10:30~11:00 ③11:30~12:00
- 防災関連の展示
- ファッションショー:10:10~10:45
- 物産展(グッズ販売・飲み物など)

展示機の内部見学に長い列ができていました。見学に90分待ちの人気の機体もありました。
※令和4年度のオープンベースの気温は18℃、雲は多かったけれど風のない日でした。けれど、滑走路の前は風が強くて寒かったです。帽子や手袋などの防寒具を持って行くと安心です。
開催日:2023年3月5日(日) 8:30~13:30
住所:小牧市春日寺1-1
入場無料(手荷物検査あり)
航空自衛隊小牧基地の行き方は?

航空自衛隊小牧基地に電車で行く
航空自衛隊小牧基地は駐車場がないため、自家用車や二輪車での来場はできません(自転車は可)。
※有料観覧席(38席・2月5日に申込終了)に当選された方、郵送された駐車券がある優先者(2月24日に申込終了)は基地内駐車場に入ることができます。
小牧基地の最寄り駅は名鉄小牧線「牛山駅」です。
名古屋駅から行く場合は、JR中央線で「大曽根駅」へ行き、地下鉄名城線左回りに乗り換えて「平安通り駅」で下車します。地下鉄上飯田線犬山行に乗り換えると、10分ほどで「牛山駅」に到着します。
牛山駅から西側へ向かい、基地正門まで5分ほど歩きます。
入門は「正門」と「大山川門」の2か所から、検温と手荷物検査があります。飲み物以外食べ物の持ち込みは禁止されているので、気をつけてくださいね。
シャトルバスの運行は?

当日はJR中央線「勝川駅」と名鉄「小牧駅」から無料のシャトルバスが運行されます。
シャトルバスの発車時刻は8時~11時の毎時00分、15分、30分、45分発で、最終が12:00発です。
※小牧駅発は8時の時点で、ロータリーをぐるりと囲むくらいの列ができていました。行きも帰りもバスは到着しては出発する、という感じで、時間に関係なくピストン運行していました。
勝川駅:南口から出て、スクランブル交差点の信号手前で検温があります。バスの乗車位置はそこから東に歩いて、月極駐車場があるあたりです。勝川駅からバスで約30分。
小牧駅:東口から出るとバスステーションがあります。一番南側(通りに近い方)に検温場所があり、そのすぐ前がバス乗り場です。小牧駅からはバスで約25分。
帰りの「勝川駅行」「小牧駅行」のバスは、大山川門近くから15分間隔で発車します。
※帰りのバスも時間に関係なく、随時ピストン運行されていました。
ブルーインパルスの最後の飛行を見てからすぐにバス乗り場に向かったんですが、それでもバス3台見送って、4台目に乗れました。その時には私が並んだ場所から倍以上の人の列ができていました。
帰りのバスは多くの人が一斉に利用するため、かなり混むことを覚悟してくださいね。
さいごに
航空自衛隊小牧基地オープンベースのイベント情報と、アクセス、無料シャトルバスについてお伝えしました。
展示機も飛行展示も、迫力いっぱい。航空機ファンでなくても、楽しめるイベントです。
ステキな1枚をぜひ写真に収めてくださいね。