瀬戸市の観光スポットおすすめ3選!特産品の焼き物や名物が買えるのはどこ?

愛知県瀬戸市の招き猫

愛知県瀬戸市と言えば、藤井聡太棋聖の出身地で有名ですよね。

銀座通り商店街ではあき店舗のシャッターに将棋盤を作って、対局の実況中継が行われています。ファンが集まる聖地と化していて、みんなで対戦を見守っています。

この記事では、瀬戸市の観光スポット①瀬戸蔵ミュージアム、②招き猫ミュージアム、③窯垣の小径と、瀬戸市の特産品が購入出来る場所についてご紹介します。

「せともののまち」瀬戸市で1000年以上の伝統文化「瀬戸焼」を体感してみてくださいね。

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瀬戸市観光スポット①瀬戸蔵ミュージアム

瀬戸蔵ミュージアムのせとでん

名鉄尾張瀬戸駅の東にある「瀬戸蔵」は、瀬戸焼に関するミュージアムや瀬戸焼き販売店、レストラン、コンサートホールなどがはいった総合施設です。

瀬戸蔵の2階と3階にある「瀬戸蔵ミュージアム」は、瀬戸の焼き物の工程や歴史を紹介するミュージアム。

瀬戸蔵ミュージアムの入り口(2階)をはいると、昭和30年、40年代の瀬戸の町並みが再現されています。旧尾張瀬戸駅には昔のベンチがあり、緑色の電車「せとでん」が止まっています。

手動式扉の電車の運転席に座ることもできます。昭和3年から平成13年まで現役で使われてきた電車は、長い長い時代の中を走ってきたんですね。

実際に使える赤いポストや、駅から瀬戸焼を搬送するための荷造り場があり、館内の照明が朝→昼→夕方→夜と変化していくので、昭和の瀬戸の町にタイムスリップしたような感覚になりますよ。

瀬戸蔵ミュージアムの石炭窯と煙突

旧尾張瀬戸駅の前には、瀬戸焼きの製作工程が分かる工場や石炭窯、高さ約9mの煙突があります。製造工程で使われる道具の展示室があり、ビデオでわかりやすく説明してくれます

一番奥まで行くと3階に上がる階段があります。3階は瀬戸の焼き物の歴史を見ることができます。

古墳時代の焼き物から、平安、鎌倉、室町、江戸、明治時代と年代順に焼き物がずらーっと並んでいて、焼き物の移り変わりをじっくり見ることができます。

江戸時代、瀬戸蔵の場所には尾張藩の「御蔵会所(おくらかいしょ)」があり、瀬戸で製造された陶磁器を集めて選別し、いいものは尾張藩が独占していたそうです。

江戸時代にはすでに、瀬戸の焼き物は伝統的な技法が確立されて、権力の象徴になるくらい、日本全国に流通していたんですね。

瀬戸蔵ミュージアムの瀬戸焼の瓶や燈籠

明治時代になると、焼き物は家具や装飾品、工芸品としても生産されるようになります。海外の万博に出展された、高さ約170㎝の瀬戸焼の瓶や燈籠の見事さは圧巻です。

焼き物は生活に必要な飲食器であり、贅沢な工芸品や装飾美術品でもあり、それが歴史になって、伝統や文化を作ってきたんですね。

瀬戸市と瀬戸焼の歴史がわかる、見ごたえたっぷりの博物館です。

瀬戸蔵ミュージアム
住所:瀬戸市蔵所町1-1
電話番号:0561-97-1190
入館料:一般520円 高大生・65歳以上310円 中学生以下無料
開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:月1回臨時休館あり 年末年始(12/28~1/4)
駐車場:最初の1時間無料 1時間100円(189台)
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瀬戸市観光スポット②招き猫ミュージアム

瀬戸市の招き猫ミュージアム

尾張瀬戸駅から東へ8分ほど歩くと、Mパークの駐車場に大きなネコが横たわって、左手をあげています。その横に大正時代の洋館風の「招き猫ミュージアム」があります。

1階はアートホールで、たくさんのキャットアーティストの製品が所狭しと並べられています。1階にあるレジで、2階の招き猫ミュージアムのチケットを購入します。

2階は日本中から集められた招き猫が展示されています。招き猫は右手で金運を招き、左手で人を呼ぶ、商売繁盛の縁起物で、江戸時代末期に誕生しました。

大きなもの、小さなもの、珍しいもの、海外で作られたものなど、棚にならべられたたくさんの招き猫は約5,000体、それぞれの歴史があって、ここに集められています。

ずら~っと並んだ招き猫は、笑っていたり、大きな目を見開いていたり、髪の毛が生えてたり、黒猫だったり、小判を持っていたり、全身に模様が入っていたり…見てるだけで笑顔になっちゃいます。

招き猫の絵付けができる「染付体験コーナー」は、招き猫の貯金箱やお皿、マグカップなどに絵付け体験をして、焼成した後(約1か月後)に引き取りに行きます(郵送も可(送料別途必要)・受付15:00まで)。

1階には招き猫グッズを購入出来る「おもだか屋」もあります。ぜひお気に入りを見つけて、自宅に連れて帰ってくださいね。

招き猫ミュージアム
住所:瀬戸市薬師町2
電話番号:0561-21-0345
開館時間:10:00~17:00
休館日:火曜日(祝日は開館)・年末年始(12/29~1/4)
料金:大人300円、高大生200円、中学生以下無料
Mパーク駐車場:最初の30分無料、以降60分100円。
※お買い上げ1,000円以上で1時間、3,000円以上で2時間無料。
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瀬戸市観光スポット③窯垣の小径

瀬戸市窯垣の小経

瀬戸市では古墳時代から焼き物が作られていた、という歴史が深い瀬戸焼の町です。

窯垣の小径(かまがきのこみち)」は、不要になった窯道具(窯で焼くときに使う道具)を積み上げて作られた塀や壁がある道で、瀬戸市でしか見ることはできない珍しい風景です。

細く曲がりくねった全長400mほどの道が続く片側には、幾何学的な模様が続いていて、なんともノスタルジックな雰囲気が続いています。朝や夕方など違う時間をお散歩してみたい~って感じです。

瀬戸市窯垣の小径

窯道具を組み合わせた垣根は、セメントなどの接着剤を使わずに積み上げられています。もともと耐火度が高い窯道具は、何十年も耐えられる頑丈さを持っているんですね。

小径の途中には江戸時代の窯元の邸宅に作品が展示されている窯垣の小径ギャラリーや、明治・大正時代の「本業タイル」で装飾された浴室や、瀬戸染付の便器が残る窯垣の小径資料館があります。

どちらも入館は無料ですが、新型コロナウィルス感染拡大防止のため閉館中、開館予定は未定になっています。

窯垣の小径駐車場
住所:瀬戸市仲洞町8
料金:無料(33台分)
窯垣の小径ギャラリー:企画展開催の土日祝のみ 10:00~16:00
窯垣の小径資料館:10:00~15:00 水曜休み
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瀬戸市特産品の焼き物や名物が買えるのはココ!

瀬戸物で作られたアマビエ
2020年に展示されたせともの人形のアマビエ

瀬戸市の特産品と言えば、「瀬戸焼」です。瀬戸焼が購入できるところは、

  • 瀬戸川通りせともの専門店街
  • 道の駅「瀬戸しなの」

瀬戸川通りせともの商店街は、尾張瀬戸駅から東側、瀬戸川沿いに並ぶ商店街。4月の「せと陶祖まつり」ではたくさんの人でにぎわいます。見ているだけでも楽しくなる通りです。

道の駅「瀬戸しなのは遠くから見える大きな煙突が目印の建物で、瀬戸のとれたて野菜やお米、地酒、肉、パン、お惣菜、園芸品などが並んでいます。

瀬戸めし食堂では瀬戸市のご当地グルメ「瀬戸焼そば」をはじめ、「瀬戸豚のカツ丼」「しなのラーメン」などが楽しめます。

同じ敷地内にある「品野陶磁器センター」では、瀬戸焼を中心に陶磁器の展示販売されています。窯元の直売なので、とってもリーズナブルなお値打ち価格で購入出来ちゃいますよ。

瀬戸の名産を丸ごと満喫するなら、道の駅はおすすめです。

道の駅しなの
住所:瀬戸市品野町1-126-1
営業時間:9:00~18:00 年末年始はお休み
食堂営業時間 
 モーニング:8:30~11:00
 ランチ:11:00~15:30(土日祝は~16:30)

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※情報が変更されている場合もありますので、公式サイトなどで最新情報をご確認くださいね。

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さいごに

瀬戸市の観光スポット、窯垣の小径、瀬戸蔵ミュージアム、招き猫ミュージアムについてお伝えしました。

瀬戸焼は、日本で最初に「うわぐすり」を使って陶器を完成させた焼き物で、つるっとした触り心地と、鮮やかな色が特徴です。

毎年9月に開催されるせともの祭では、200ものお店が瀬戸川の両側に並んで、陶器の販売が行われ、40万~50万人の人出でにぎわいます。※2021年は新型コロナ感染拡大防止により中止になりました。

近くには奈良時代創建の深川神社もあります。日本遺産の町瀬戸を楽しんで下さいね。

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