本ページはプロモーションが含まれています。

瀬戸をレトロ散歩!窯垣の小径と招き猫が残る焼き物の町をのんびり歩く大人旅

スポンサーリンク

瀬戸といえば焼き物の町、というのは知っていました。「せともの」という言葉が食器全般を指す言葉になるほど、焼き物の産地として有名な場所です。

でも実際に歩いてみると、想像していたより全然レトロでした。

細く曲がりくねった路地の両側に、窯道具を積み上げた壁が続いている。瀬戸川沿いに、古い器屋さんが並んでいる。商店街を歩いていると、懐かしい匂いがする。

焼き物の文化が、博物館の中だけじゃなくて、町の路地や壁や暮らしの中に溶け込んでいる。

「焼き物を買いに行く町」というより、「焼き物と一緒に生きてきた町を歩く場所」という感じです。のんびり歩くのが好きな方に、ぜひ行ってみてほしい場所です。

スポンサーリンク

瀬戸ってどんな町?

瀬戸市は古墳時代から焼き物が作られてきた、1000年以上の歴史を持つ焼き物産地

日本で最初に「うわぐすり」を使って陶器を完成させた焼き物として知られていて、「せともの」という言葉が食器全般の代名詞になったほど。

江戸時代にはすでに伝統的な技法が確立されて、尾張藩が良品を独占するほどの価値があったといいます。明治時代には海外の万博にも出展され、高さ約170cmの瀬戸焼の瓶や燈籠が出品されたとか。

そういう長い歴史が、今も町のあちこちに残っています。

焼き物文化が生活に残っている

瀬戸の面白さは、焼き物の歴史が「ミュージアムの中だけ」にとどまっていないことです。

窯道具を積み上げた路地の壁、川沿いに並ぶ器屋、古い商店街の雰囲気——焼き物と一緒に生きてきた町の空気が、歩くと肌で感じられます。

「観光スポットを見て回る」より「ただ歩いているだけで発見がある」、そういう場所です。

招き猫の町としても人気

瀬戸市は招き猫の産地としても知られていて、「招き猫ミュージアム」があるほど。焼き物の産地ならではの、ゆるくて楽しいスポットです。

スポンサーリンク

窯垣の小径を歩くのが楽しい

瀬戸市窯垣の小経

瀬戸散歩のいちばんの主役は、窯垣の小径(かまがきのこみち)です。

窯道具とは、焼き物を窯で焼くときに使う道具のこと。大量に出る廃材を、職人さんたちが仕事の合間に積み上げて作った塀や壁が、全長400mほどの路地の片側に続いています。

瀬戸市でしか見られない、唯一無二の風景です。

丸・四角・筒形の窯道具が組み合わさって作る模様が、なんともノスタルジックで、ずっと眺めていられます。

しかもセメントなどの接着剤を使わずに積み上げられているのに、耐火度が高い窯道具は何十年も耐えられる頑丈さがある。

瀬戸市窯垣の小径

職人さんの仕事の副産物が、こんな美しい路地を作っているのかと思うと、感慨深い。

細く曲がりくねった坂道で、静かです。観光客も多すぎず、地元の生活感も残っていて、朝や夕方の時間帯に歩くと、また違う雰囲気がありそうです。

小径の途中には窯垣の小径ギャラリー(江戸時代の窯元邸宅に作品展示)と窯垣の小径資料館(明治・大正の本業タイルで装飾された浴室、瀬戸染付の便器が残っている!)があります。どちらも入館無料。

窯垣の小径駐車場
住所:瀬戸市仲洞町8
料金:無料(33台分)
窯垣の小径ギャラリー:企画展開催の土日祝のみ 10:00~16:00
窯垣の小径資料館:11:00~15:00 月・火・水曜、年末年始休み

招き猫ミュージアムが想像以上に面白い

瀬戸市の招き猫ミュージアム

尾張瀬戸駅から東へ歩いて8分ほど、大正時代の洋館風の建物招き猫ミュージアム

2階に上がると、日本中から集められた約5,000体の招き猫がずらっと並んでいます。

大きいもの、小さいもの、黒猫、全身に模様が入ったもの、髪の毛が生えているもの、海外で作られたもの——それぞれに歴史があって、なぜかここに集まってきた。

っているもの、大きな目を見開いているもの、なぜか渋い顔のものもいて、見ているうちにだんだん表情の違いが気になってくる。

「すごい!」というより「なんか、いいな」という気持ちになる場所です。ゆるくて不思議な時間が流れています。1階はアートホールで招き猫グッズも販売されています。

ミュージアムの前にあるSTUDIO894では磁器の絵付け体験(焼成して後日受け取り)や、陶器のぬり絵体験((持ち帰り)もできます。

瀬戸焼の器でいただけるカフェもあって、休憩にもぴったりです。

招き猫ミュージアム
住所:瀬戸市薬師町2
開館時間:10:00~17:00
休館日:火曜日(祝日は開館)・年末年始(12/29~1/4)
料金:大人300円、高大生200円、中学生以下無料
STUDIO894
営業時間:10:00~17:00
定休日:火曜日(祝日は営業)・年末年始(12/29~1/4)

瀬戸蔵ミュージアムで瀬戸焼きの歴史を知る

瀬戸蔵ミュージアムのせとでん

名鉄尾張瀬戸駅の東にある「瀬戸蔵」の2・3階瀬戸蔵ミュージアムです。

入口(2階)に入ると、昭和30〜40年代の瀬戸の町並みが再現されています。旧尾張瀬戸駅には緑色の電車「せとでん」が止まっていて、手動式扉の運転席に座ることもできます。

昭和3年から平成13年まで現役で走り続けた電車——長い時間の中を走ってきた車体に触れると、その重みが伝わってきます。

実際に使える赤いポスト、瀬戸焼を運ぶための荷造り場、館内の照明が朝→昼→夕方→夜と変化していく仕掛け——「昭和の瀬戸の暮らし」に入り込んだような感覚になります。

歴史の説明よりも、「当時ここで生きていた人たちの日常」が伝わってくる展示の作り方が好きです。

3階は古墳時代から明治まで、年代順に瀬戸焼が並んでいます。海外の万博に出展された高さ約170cmの瓶や燈籠の圧倒的なスケールは、一見の価値があります。

瀬戸蔵ミュージアム
住所:瀬戸市蔵所町1-1
入館料:一般520円 高大生・65歳以上310円 中学生以下無料
開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:月1回臨時休館あり 年末年始(12/28~1/4)
駐車場:最初の1時間無料 1時間100円(189台)

深川神社とせともの商店街を歩く

瀬戸市深川神社の拝殿

瀬戸の散歩で、もうひとつ歩いてほしいのが深川神社とその周辺です。

奈良時代(771年)創建の深川神社は、瀬戸焼にぴったりの土の発見を手助けしたとされる産土神を祀る神社。

瀬戸焼の祖・藤四郎がお礼に陶器で作った狛犬(重要文化財)があります。境内には藤四郎を祀った「陶彦社」もあって、焼き物と信仰が深く結びついた場所であることがよくわかります。

神社の周辺から瀬戸川沿いにかけては、瀬戸川通りせともの専門店街が続きます。

器屋さんが並ぶ川沿いの通りを歩くだけで、門前町の雰囲気が漂ってきます。古い店構えの器屋、瀬戸焼のギャラリー、昔ながらの商店——見ているだけでも楽しい通りです。

4月の「せと陶祖まつり」の時期はとくに賑わいますが、普段の日の静かな商店街も、瀬戸らしい空気があって好きです。

深川神社
住所:瀬戸市深川町11
駐車場:約20台、最初の30分は無料、60分まで200円、以降30分100円

瀬戸焼のお土産を見るのも楽しい

瀬戸物で作られたアマビエ
2020年に展示されたせともの人形のアマビエ

瀬戸焼のお土産を探すなら、2か所がおすすめです。

瀬戸川通りせともの商店街

歩きながら器を見て回れる場所。日常使いの食器から、少し特別な器まで幅広く揃っています。「どれにしようか」と迷いながら歩く時間も楽しいです。

道の駅「瀬戸しなの」

遠くからでも見える大きな煙突が目印。瀬戸の野菜・地酒・パン・お惣菜なども揃っていて、同じ敷地内の「品野陶磁器センター」では窯元直売なので、お値打ち価格で瀬戸焼が購入できます。

「瀬戸焼そば」「瀬戸豚のカツ丼」などのご当地グルメが食べられる食堂もあります。

所要時間はどれくらい?

  • 窯垣の小径と招き猫ミュージアムだけなら、2〜3時間ほど
  • 瀬戸蔵ミュージアム・深川神社も含めてゆっくり歩くなら、半日
  • カフェ休憩や陶芸体験、お土産選びも楽しむなら、1日

瀬戸市内は坂道もありますが、観光エリアはコンパクトにまとまっています。名鉄尾張瀬戸駅を起点に歩いて回れるのが便利です。

瀬戸へのアクセス

電車の場合

名鉄栄町駅(地下鉄栄駅と連絡)から名鉄瀬戸線で「尾張瀬戸駅」下車。所要約30分。

車の場合

名古屋方面から東名阪自動車道「春日井IC」または「小牧東IC」経由で約30〜40分。瀬戸蔵駐車場(189台・最初の1時間無料)が便利。

瀬戸散歩まとめ

瀬戸は、「観光地を見る」より焼き物の町の空気を歩くのが楽しい場所でした。

窯垣の小径の路地、川沿いの器屋さん、昭和の電車が止まっているミュージアム、5,000体の招き猫——どれも「焼き物と一緒に生きてきた町」の積み重ねから生まれたものです。

派手な観光地ではないけれど、歩けば歩くほど発見がある。そういう場所が好きな方には、瀬戸はきっと気に入ってもらえると思います。

日本遺産の町「瀬戸市」へ、スニーカーを履いて、のんびり歩きに来てくださいね。

>>瀬戸市の観光情報を【楽天たびノート】で確認する

※情報が変更されている場合もありますので、公式サイトなどで最新情報をご確認くださいね。

error: Content is protected !!