この記事では、稲沢市祖父江町の特産品である銀杏について、皆さんに詳しくご紹介したいと思います。銀杏の魅力、購入方法、そして美味しい食べ方まで、たっぷりとお伝えしていきますね。
銀杏って人間とアライグマしか食べないってご存じですか? 銀杏の強烈な臭いのせいで、他の動物は決して食べないんだとか。最初にこの臭い実を食べようと思った人は、すごい勇気ですよね。
でも、その独特の香りと味わいが、私たち人間にとっては秋の風物詩となっています。特に、祖父江町は、銀杏の名産地として有名なんですよ。
イチョウの葉が落ちて、黄色いじゅうたんが敷き詰められたような風景は、紅葉とはまた違った美しさを見せてくれます。
銀杏の香りとほんのりほろ苦い秋の味覚を、ぜひ味わってみてくださいね。
祖父江町の銀杏直売所情報
美味しい祖父江町の銀杏、どこで買えるのかご紹介しますね。
祖父江イチョウ黄葉まつり
毎年11月中旬から下旬にかけて開催される「祖父江イチョウ黄葉まつり」では、祐専寺の前や銀杏農家の敷地内で、新鮮な銀杏を直接購入することができます。
- 箱入り銀杏
- ボールでひとすくい単位の銀杏
どちらもとってもお値打ちに購入できるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
JA愛知西産直広場一色下方店
黄葉まつり以外の時期に銀杏を購入したい場合は、JA愛知西産直広場一色下方店がおすすめです。
ただし、銀杏は生ものなので、旬の時期以外は水煮などの加工品が中心になります。でも、その味わいは生の銀杏に負けないくらい美味しいですよ。
住所:稲沢市一色下方町218-1
営業時間:9:00~17:00
休業日:水曜日・年始
銀杏の保存方法
せっかく購入した銀杏、長く楽しむためには保存方法が大切です。
- チルド室での保存:約1ヶ月間保存可能
- 長期保存の場合:ゆでて殻をむいた後、冷凍保存がおすすめ
冷凍保存すれば、旬の時期以外でも美味しい銀杏を楽しむことができますよ。
銀杏を使った商品いろいろ
銀杏そのものだけでなく、様々な加工品も人気です。地元のお店で購入できる銀杏商品をご紹介します。
- 商品:ぎんなん春秋(もなか)、いちょうサブレ
- 住所:稲沢市祖父江町本甲神明前83-9
- 営業時間:8:00~19:00
- 定休日:火曜日(祝日は営業)
12月末までの限定商品「久寿のぎんなんを練りこんだふわふわ羽二重餅」もおすすめです。
- 商品:ぎんなん羊かん、ぎんなん黄葉、銀杏だんご
- 住所:稲沢市祖父江町三丸渕寺東134
- 営業時間:8:00~19:30
- 定休日:水曜日
ぎんなん羊かんには、ちょっとほろ苦い栄神のぎんなんのつぶが入っていて、大人の味わいです。
- 商品:イチョウ年輪(バームクーヘン)、ぎんなんパイパイ・銀杏ういろ・ぎんなんしぐれ
- 住所:稲沢市町祖父江高熊210
- 営業時間:8:00~19:00
- 定休日:木曜日
- 商品:銀杏ラーメン、ぎんなん中華まん
- 住所:稲沢市祖父江町祖父江北方54-2
- 営業時間:11:00~14:30、17:00~21:30
- 定休日:水曜
銀杏ラーメンは、素揚げしたぎんなんがたっぷりのっていて、麺にも銀杏が練りこんであるんです。ぎんなん中華まんは、砕いたぎんなんがあんこと一緒に入っていて、これもおすすめですよ。
祖父江町の銀杏を通販で購入できる?
実は、祖父江町の銀杏は通販でも購入できるんです。忙しくて現地に行けない方や、遠方にお住まいの方にとっては嬉しいですよね。
銀杏のサイズと特徴
祖父江のぎんなんはサイズがいろいろあります。
- 2Lサイズ、3Lサイズ:大きめで贈答用に人気
- Lサイズ:一番人気のサイズ
祖父江町の銀杏は、木曽川がもたらした肥沃な土地で育つからこそ、大粒でもっちりとした食感が特徴です。
口コミでも「殻が割れやすくてモチモチでおいしい!」という声が圧倒的に多く、高評価なんです。
地元の方々は、この銀杏を「黄金の実」と呼んで大切にしているんですよ。殻をむいて串にさして焼くだけでも、とってもおいしいので試してみてくださいね
その独特の香りと、ほんのりとした苦みが秋の味覚を存分に感じさせてくれますよ。
祖父江町の銀杏品種
祖父江町には、いくつかの銀杏品種があります。主な品種とその特徴をご紹介しますね。
- 久寿(きゅうじゅ)
- 大きさ:大粒で丸い
- 原木の樹齢:約170年
- 特性:大きい丸型でもっちりとした食感、苦味が少なくて食べやすい
- 金兵衛(きんべえ)
- 大きさ:中粒でやや縦長
- 原木の樹齢:約250年
- 特性:長円形の早出し銀杏で貯蔵性が高い
- 栄神(えいしん)
- 大きさ:中粒でやや縦長
- 原木の樹齢:約140年
- 特性:貯蔵性がよく4月頃まで出荷できる
- 藤九郎(とうくろう)
- 大きさ:大粒で丸い
- 特性:大きくて丸い形で中身は鮮やかな色、特有の香りとほろ苦さがある
※藤九郎は岐阜県瑞穂市生まれですが、祖父江町でもたくさん採れます。
銀杏を使った特産品
祖父江町には、銀杏を使った様々な特産品があります。その中でも特におすすめなのが、大橋米店の「銀杏きしめん」です。
大橋米店は祖父江町にあるお米屋さんなんですが、銀杏を練りこんだきしめん5袋とつゆがセットになった商品を販売しているんです。
ほんのり緑色の麺は、もちっとした食感で食べ応え抜群。銀杏の風味と麺の食感が絶妙にマッチして、とても美味しいんですよ。
祖父江町の銀杏懐石料理
銀杏を存分に味わいたい方には、銀杏づくしの懐石料理がおすすめです。祖父江町には、すべての料理に銀杏を使用した懐石料理が楽しめるお店がいくつかあるんです。
銀杏懐石は10月~1月の季節限定コースになります。自宅で銀杏を食べるには、なかなかバリエーションがないので、懐石料理でいろんな食べ方を楽しむのも贅沢な気分を満喫できていいですね。
おすすめのお店をいくつかご紹介します。
- 特徴:関西の日本料理店で修業された大将による、厳選された食材とこだわりの料理
- 銀杏懐石:毎年内容が変わり、新作を味わえる
- 住所:稲沢市祖父江町桜方996-1
- 電話番号:0587-97-1591
- 営業時間:11:30~14:00、17:00~21:00
- 定休日:水曜日のディナータイム(祝日は営業)
- 特徴:旬の食材や地元特産の食材を使った和食
- 銀杏懐石:4,400円(10月~1月)
- 住所:稲沢市祖父江町上牧東69-3
- 電話番号:0587-97-8486
- 営業時間:11:30~14:00、17:00~21:00
- 定休日:月曜日・第3火曜日(祝日は営業)
- 銀杏懐石:要予約、4,000円~
- メニュー例:焼き物、天ぷら、蒸し物、銀杏おこわ、銀杏まんじゅうなど
- 住所:稲沢市祖父江町祖父江南川原156
- 電話番号:0587-97-0354
- 営業時間:11:30~14:00、17:00~21:00
- 定休日:水曜日
銀杏の栄養と注意点
銀杏は美味しいだけでなく、栄養価も高いんです。主な栄養素をご紹介しますね。
- カロテン:抗酸化作用、免疫力向上
- ビタミンC:美肌効果、風邪予防
- カリウム:むくみ解消、高血圧予防
ただし、銀杏にはちょっと注意が必要な点もあります。たくさん食べると中毒症状(嘔吐やけいれん)が出てしまうことがあるんです。美味しいからといって、食べすぎないように気を付けてくださいね。
一日の適量は10~15粒程度と言われています。この範囲内で楽しめば、銀杏の栄養も美味しさも十分に堪能できますよ。
簡単銀杏レシピ
最後に、自宅で楽しめる簡単な銀杏レシピをいくつかご紹介します。
1.銀杏の素焼き
- 殻をむいた銀杏を、フライパンで軽く炒める
- 塩を振りかけて完成
- お酒のおつまみにぴったり
2.銀杏の天ぷら
- 殻をむいた銀杏に軽く塩をして、衣をつけて揚げる
- サクサクとした食感と銀杏の風味が絶妙
3.銀杏ご飯
- 炊飯器に米と一緒に銀杏を入れて炊く
- 銀杏の風味が米に移って、香り豊かなご飯に
4.銀杏スープ
- 銀杏をミキサーでペースト状にする
- 牛乳と合わせて温め、塩コショウで味を調える
- 体が温まる、秋の夜長にぴったりのスープ
祖父江町のぎんなんで、秋の味覚を味わってくださいね。
さいごに
秋になったら、ぜひ祖父江町に足を運んでみてください。黄金色に輝くイチョウ並木を眺めながら、新鮮な銀杏を味わう。そんな贅沢な時間を過ごせるのは、祖父江町ならではの体験です。
直売所で購入した銀杏を自宅で楽しむのもいいですし、銀杏懐石で贅沢な時間を過ごすのもおすすめです。通販で購入して、大切な人へのギフトにするのも素敵ですね。
銀杏の香りとほんのりほろ苦い秋の味覚を、ぜひ味わってみてください。きっと、祖父江町の銀杏の魅力にハマること間違いなしですよ。