岐阜県の北部に位置する高山市は、江戸時代からの古い町並みがそのまま残る保存地区があり、山に囲まれたエリア独特の食文化が人気の観光スポットです。
そんな情緒あふれる「飛騨の小京都」に、昭和の町並みをリアルに再現した「高山昭和館」があり、人気を呼んでいます。
この記事では、「高山昭和館」の入場料や割引、見どころ、「飛騨高山レトロミュージアム」との違い、アクセス駐車場についてご紹介します。
昭和がギュッと詰まった世界へ、プチタイムトラベルを楽しんで下さいね。
高山昭和館の入場料金は?割引はある?
高山博物館の入館料は下記の通り↓、3歳以下の幼児は無料です。
大人 | 1,000円 |
中高生 | 800円 |
4歳~小学生 | 400円 |
高山昭和館で使える割引は、
- JAF会員:大人100円引き、4歳~中高生50円引き
- タイムズクラブ会員:100円引き
- イオンカード:100円引き(※クレジットカードの利用不可)
観光案内所などに置いてある「るるぶFREE飛騨高山」などの小冊子に、「本誌持参の方!グループ全員100円割引」のクーポンが付いている場合もあるので、チェックしてみてくださいね。
※高山昭和館と共通券があった「古い町並み美術館 山下清原画展」は2023年3月末で閉店しました。
住所:高山市下一之町6
電話番号:0577-33-7836
営業時間:10:00~17:00
休館日:なし
※再入場は不可
高山昭和館の見どころは?
高山昭和館は昭和30年代の町並みが再現されていて、自分の知ってる昭和や映画「ALWAYS 3丁目の夕日」の風景を見つけることができます。
高山昭和館の入り口の引き戸を開けると昭和の駄菓子が所狭しと並んでいて、昭和アイドル・名優のプロマイドもあります(たまに売れるそうですよ)。その奥にチケットの受付があります。
中に入ると右手に狭い通路の昭和横丁があり、銭湯や大衆酒場、ダンスホール、スナックなどが立ち並んでいます。なんとも哀愁漂う通路です。
貼られているポスターなどは全部本物! 先代の社長さんが全国からコツコツ集めたものなんだとか。お風呂の料金表や映画館の料金表も当時使っていたものなので、今の料金と比較してみてくださいね。
先へ進んでいくと、雑貨屋さんや医院(診察室)、写真屋さんなどがある昭和通りに出ます。
食堂や床屋さんに置かれたテレビからは、昭和の番組(サンダーバードやドラマ、紅白歌合戦など)が放送されていて、白黒の映像につい見入っちゃいますよ。よく残ってるなぁって思う映像です。
電気屋さんやおもちゃ屋さんは、ありとあらゆる昭和グッズを、とにかく集めて種類別に並べた、という感じに置かれています。
高度経済成長期の日本の電化製品の移り変わりは、すごく早かったような気もしますが、一堂に並んでいると圧巻です。
「そういえばこんなのあったなぁ、懐かしい~」って思うものもあれば、「これは見たことがないなぁ」ってものもあり、1つ1つをじっくり見てると1日でも時間が足らなくなりそうです。
オート三輪のダイハツミゼットは、扉を開けて乗ることができます。なんと、映画「3丁目の夕日」で実際に使われたミゼットなんだそうですよ。
2階には、おばあちゃんの家に来たような錯覚になる民家の居間と、木の机やいすが並んだ小学校の教室があります。黒板にチョークで字を書く感覚が懐かしいですよ。
昭和の道具やアイドルのアナログレコード盤なども展示されています。ファミコンコーナーでは、懐かしいファミコンゲームで遊ぶこともできます。
パチンコラッキー会館では、ほぼ満席状態で手打ちのパチンコを楽しむ方たちや、順番を待つ方たち?で、中に入れないくらい。今も昔もパチンコは大人の娯楽として人気なんですね。
昭和を知らない子供たちは、映画のセットの中にいるような感覚で、写真を撮っていました。映画館もあり、古い映画が上映されています。
高山昭和館とレトロミュージアムどっちがおすすめ?
「飛騨高山レトロミュージアム」は、土蔵をリノベーションして作られた「体験型昭和博物館」となっていて、昭和を知らなくても実際に体験して、遊べる博物館となっています。
高山昭和館:昭和時代にタイムスリップして、懐かしいものに再会するところ
飛騨高山レトロミュージアム:昭和時代を体感するところ
飛騨高山レトロミュージアムで人気なのは「学校給食体験」、ソフト麵や揚げパン、ミルメークなど、小学校の机とイスで食べることができます。(当時の食材と調理法で作られているので、懐かしい味だけどおいしさはビミョーかも…。)
懐かしい学校給食を久しぶりに食べたい、昭和を知らない子供に昭和のおもちゃやマンガを見せたり、昭和のゲームで遊びたい、そんな体験がしたいならレトロミュージアムがおすすめです。
高山昭和館の横には「飛騨高山レトロミュージアム安川通り店」があり、レトロ雑貨や駄菓子を購入することができますよ。
住所:高山市神明町4-7
入館料:大人700円 中学生以下500円(3歳以下無料)
営業時間:10:00~17:00
学校給食:11:00~15:00
休館日:元旦(臨時休館あり)
駐車場:なし
高山昭和館のアクセス駐車場は?
高山昭和館へ電車バスで行くには?
名古屋から行く場合、高山本線「特急列車ひだ号」で約2時間半で「高山駅」に到着します。高山駅東口から出て東にある「古い町並み」方面へ向かいます。
高山昭和館は県道158号線(やすがわ通り)の「鍜治橋」を渡って、「安川」交差点を左折した左側にあります。高山駅から徒歩15分くらいです。
高山駅からバスに乗る場合は、高山駅東口から出て北側に「高山駅バスセンター」があります。
2番のりば「まちなみバス右回り」に乗車、約20分「M20高信本店前」バス停で下車し、南へ120mほどいくと右側に高山昭和館があります。
または「匠バス(東西線)」に乗車、約8分「MT23まちの博物館前」バス停で下車し、北へ200mほど行くと左側に「高山昭和館」があります。まちなみバスも匠バスも1乗車100円です。
高山昭和館の駐車場は?
高山昭和館専用の駐車場はありません。
道を挟んだ反対側に「きたちょうパーキング」がありますが、20分200円(2時間1,200円)とちょっと高め設定。
おすすめは「市営不動橋駐車場」または「市営天満駐車場」です。普通車30分150円(2時間600円)。
この2つの駐車場を結ぶバス(匠バス南北線)があり、駐車券があればバス料金が3時間無料です。どちらの駐車場からも「MT23まちの博物館前」バス停まで5分です。
観光案内所や駐車場待合室に置かれた「ヤングパスポート」があれば、匠バス利用の小学生~高校生のバス料金は無料になります(未就学児はヤングパスポートがなくても無料)。
駐車券、ヤングパスポートを忘れずに持参してくださいね。
さいごに
「高山昭和館」の入場料や割引、見どころ、飛騨高山レトロミュージアムとの違い、アクセス駐車場についてお伝えしました。
高山昭和館に行くと、現代がいかに便利になったかを痛感します。そして、この便利さの進化の速度にビックリしちゃいます。
先日、子どもたちに公衆電話の利用方法の講習会が開かれた、というニュースがありました。10円玉やテレホンカードを持って公衆電話に走った思い出は、今の子供たちにはないんですよね…。
どっぷり昭和に浸れる「高山昭和館」へ、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
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