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岐阜善光寺はどんな場所?岐阜城と一緒に巡りたい静けさを感じる大人散歩

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伊奈波神社の参道を歩いていると、横にお寺があることに気づきます。

「あれ、こんなところに善光寺がある?」

これが岐阜善光寺との最初の出会いになる人が多いようで、かくいうわたしもそうでした。前情報なしで立ち寄ったら、とんでもない歴史を持つお寺だったんです。

岐阜城のある金華山の麓に、静かにたたずんでいる小さなお寺。観光地化されすぎておらず、城下町らしい落ち着いた空気が漂っています。

伊奈波神社参拝のついでに立ち寄るにはちょうどいい距離感で、でも「ついで」で済ませてしまうには、あまりにも深い歴史がある場所です。

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岐阜善光寺ってどんなお寺なの?

岐阜善光寺の正面

岐阜善光寺の正式名称は「善光寺安乗院」。現在の本堂は1912年に再建されたものです。

長野善光寺とのつながり

善光寺といえば長野・信州善光寺が有名ですが、全国には「善光寺」を正式な寺名にするお寺が約120寺あります。岐阜善光寺もそのひとつ。

善光寺のご本尊「一光三尊阿弥陀如来」は552年にインドから伝わったとされる日本最古の霊仏。廃仏論によって打ち捨てられたものを、本多善光さんが見つけて自宅にお祀りしたことが始まりです。

その後お堂が大きくなっていき、信州の善光寺になりました。「善光寺」という名前は、本多善光さんの名前に由来しているんですね。

宗派を問わず、身分や性別を問わず受け入れるという善光寺の精神が、全国に広まった理由です。

城下町に残る古寺

岐阜善光寺は、織田信長の孫・織田秀信によって建立されました。実は、善光寺如来をめぐる壮大な物語と深く関わっています。

今も地元の人たちが静かに参拝に訪れる、城下町の日常に溶け込んだお寺です。

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戦国武将たちが動かした”善光寺如来”の物語

これが、岐阜善光寺で一番驚いたエピソードです。

岐阜善光寺のご本尊の阿弥陀如来は、戦国時代に日本中を転々とした、波乱万丈の歴史を持っています。

武田信玄が甲府へ移し、
織田信長が岐阜へ運び、
本能寺の変の後、信長の次男・信雄によって尾張の甚目寺へ、
その後、徳川家康が譲り受けて静岡・鴨江寺へ、
そして豊臣秀吉が京都・方広寺へー

戦国時代、名だたる武将たちは、この善光寺如来を自分の領地へ迎えようとしました。それほどまでに信仰を集めていた存在だったのでしょう。

豊臣秀吉が病に倒れた際には、「善光寺如来を動かしたためでは」と語られたという言い伝えも残っています。

伊奈波神社の参道横にひっそり建つこのお寺が、戦国の武将たちが奪い合ったご本尊の地に立っている——それを知ってから歩くと、見え方がまったく変わりますよ。

実際に歩いて感じた岐阜善光寺の魅力

岐阜善光寺の手水舎にある願掛け不動尊

岐阜善光寺は、伊奈波神社のような有名神社の隣にあるにもかかわらず、静かです。

参拝者も多すぎず、整備されすぎてもいない。本堂の前に立つと、城下町の古いお寺らしい落ち着いた空気が漂っています。

キュウリ封じの儀式が行われる夏、金平糖が並ぶ正月と節分——季節ごとに違う顔を見せながら、地元の人たちの暮らしに根ざして続いてきたお寺の雰囲気があります。

岐阜城周辺散歩の途中にちょうどいい

岐阜善光寺は、岐阜城周辺の観光エリアの中にあります。

岐阜城→岐阜大仏(正法寺)→岐阜善光寺→伊奈波神社、という流れで歩くと、岐阜城下町の歴史がひとつにつながっていく感覚があります。

「城下町の空気を感じながらのんびり歩く」のに向いているエリアです。

落ち着いた空気の中でゆっくり参拝できる

境内には、正面の本堂(釈迦如来坐像)のほか、水掛・願掛不動尊(北向きにお祀りされ、願い事を込めて水をかけてお参りする)、末光稲荷大神(大黒天を祀る守護神)、弘法堂(不動明王・弘法大師・秋葉三尺坊)が並んでいます。

手水舎の上にびっしり奉納された「救われしゃもじ」がなかなかのインパクトで、「なんでしゃもじ?」と思わず立ち止まってしまいます。

また、駐車場にある「たい焼き福丸」のたい焼きは「天然もの」を名乗っています。1匹1匹焼き上げる製法で、生地が薄くておいしいので、参拝後のおやつにぜひ。

所要時間はどれくらい?

岐阜善光寺の弘法堂
  • 境内をさらっと参拝するだけなら、20〜30分ほど
  • 岐阜大仏、伊奈波神社と合わせて歩くなら、1時間ほど
  • 岐阜城・伊奈波神社も含めた城下町散歩コースにするなら、半日~1日

伊奈波神社と同じ参道沿いにあるので、伊奈波神社参拝のついでに立ち寄るのが自然な流れです。

御朱印は参道左にあるご自宅の一角の「納経所」でいただけます(本堂脇の納経所は閉まっていることが多いです)。

岐阜善光寺
住所:岐阜県岐阜市伊奈波通1-8

岐阜善光寺アクセスと駐車場

電車・バスの場合

JR岐阜駅から岐阜バスで「伊奈波通り」バス停下車、東へ徒歩約6分で伊奈波神社大鳥居へ。岐阜善光寺は参道横にあります。

車の場合

岐阜善光寺専用の駐車場はありません。岐阜城とセットで回るなら岐阜公園堤外駐車場(最初の1時間無料・以降1回310円)が便利です。

岐阜善光寺まとめ

岐阜善光寺は、「有名観光地」というより、岐阜城下町の静かな時間を感じる場所でした。

信玄・信長・秀吉・家康が奪い合ったご本尊の地に立つ、小さなお寺。伊奈波神社の参道横にひっそりとたたずんでいて、知らずに通り過ぎてしまう人も多い。

でも歴史を知ってから来ると、この静けさが違って見えます。

波乱万丈の歴史を持つご本尊の「分身」が、今もここで静かに祀られている——そう思いながら手を合わせると、なんとも言えない感慨があります。

岐阜城周辺を歩く機会があれば、ぜひ伊奈波神社と合わせて立ち寄ってみてくださいね。

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