この記事では、豊橋市の魅力あふれる伝統行事、「炎の祭典」について詳しくご紹介します。
2024年の開催は、会場やチケットの購入方法に変更があったので、チケットの料金や会場、そして見どころまでを徹底解説します。
火の粉が舞う、打ち上げ花火とは違った魅力の手筒花火を堪能してくださいね。
豊橋市炎の祭典とは?
手筒花火の発祥の地として知られる豊橋市では、毎年11月に「炎の祭典~霜月炎の舞い~」が開催されます。
7月の豊橋祇園祭で見られる手筒花火は、五穀豊穣や無病息災を祈って吉田神社に奉納されるものなんですが、炎の祭典は、手筒花火の魅力を存分に味わえるイベント。
手筒花火を持つ技を競ったり、和太鼓と共演したりと、まさに「魅せる」プログラムとなっています。
火の粉が舞い散る様子は、打ち上げ花火とはまた違った魅力があります。その迫力と美しさは、一度見たら忘れられないものになりますよ。
豊橋市炎の日時と会場情報
日時:2024年11月2日(土)17:30~19:00
※開場は15:00
開催場所:豊橋市かもめ広場少年サッカー場
※全席指定席・当日チケットなし
開催場所が豊橋球場から「豊橋市かもめ広場少年サッカー場」に変更になりました。
昨年は2日間の開催だったんですが、今年は1日限り。昨年の手筒花火一斉揚げが12本だったのに対して、今年は16本! 全部で70本だった手筒花火も、今年は146本とボリュームアップされます。
さらに、3号玉以上の打ち上げ花火もあがります! 手筒花火と打ち上げ花火の競演、楽しみですね。
会場が広くなったので、昨年より迫力があるステージになりそうです。
※小雨決行。荒天の場合は中止となる可能性があります。中止の場合は、公式ウェブサイトやSNSで告知されます
豊橋市炎の祭典の会場について
2024年の炎の祭典で大きく変わったのが会場です。これまでの豊橋球場から「豊橋市かもめ広場少年サッカー場」に変更になりました。
- 広々とした空間
かなり広い、芝生の敷地です。今までより、より多くの方が観覧できるようになります。
- 豊橋球場との違い
以前の会場では、手筒花火を上げる場所と観客席が同じグラウンド上にありましたが、新会場では1.8mの高さのステージが設置されます。後方からも見やすくなりますね。
服装の注意点
「豊橋市かもめ広場少年サッカー場」は西側が三河湾に面しているので、海風が吹くとかなり寒いです。気温も10℃ちかくまで下がる可能性があります。
【服装のアドバイス】
- 風を遮る上着があると安心です。
- 雨天時は傘が使用できないので、カッパも忘れずに!
豊橋市炎の祭典を確実に見る方法は?
炎の祭典の一般観覧席は、先着順です。確実に見たいなら、観覧チケット付き旅行商品がおすすめです。
【クラブツーリズム】
クラブツーリズム関東・関西発着のツアー2日間のコースがいくつか用意されています。「炎の祭典」で検索してみてください。
【HIS】
>>HISで炎の祭典のツアーを確認する名古屋発着(日帰り)のツアーが2コース(イスA席)用意されています。
炎の祭典の見どころは?
炎の祭典の魅力は何と言っても、手筒花火の迫力です。その見どころをいくつかご紹介しますね。
手筒花火の基本
- 横に置いた手筒花火に点火して、炎が噴き出した手筒を少しずつ起こします。
- 揚げ手さんが手筒花火を体の横に抱えるように両手で持ちます。
- 足をしっかり踏ん張り、全身に火の粉を浴びながら、まっすぐに火柱を上げます。
- 放揚時間は約30秒。揚げ手さんは腰を落として、火の粉と闘い続けます。
迫力の瞬間
- 花火が終わる瞬間、「ドンっ」という大きな爆音があがり、炎が下に逆噴射するようにはぜます。
- その衝撃で揚げ手さんの身体が飛び上がる様子は、まさに圧巻です。
手筒花火の伝統と継承
手筒花火は長い歴史を持つ伝統芸能。揚げ手さんは「花火師」ではなく、ほとんどが町内会の方たち(普通のサラリーマンなど一般の方)。豊橋の伝統をつなげたいという気持ちで続いているんですね。
- 揚げ手さんは自分で手筒花火を制作します。
- 熱い火の粉を浴びながら花火を揚げる姿には、代々受け継がれてきた勇気と気合いが感じられます。
炎の祭典ならではの演目
2024年の炎の祭典では、以下のような特別な演目が予定されています:
- 一斉揚げ:16本の手筒花火を同時に揚げる圧巻の光景
- 合金手筒:通常のオレンジ色ではなく、白っぽく明るい炎が特徴
- 綱火:水平に張った綱の上をオレンジ色の炎が走る様子は幻想的
- 大筒:みこしに乗せた大きな手筒花火
- 火車:手筒花火の仕掛け花火で、ぐるぐる回る様子が楽しい
- 乱玉:打ち上げ花火との共演
次から次へと披露される演目に、手筒花火の多様な魅力を堪能できます。
火花が10mもの高さまで噴き上がる様子や、それを支える揚げ手さんの力強さは、言葉では言い表せないほどの迫力があります。
炎の祭典の会場でできること
手筒花火の揚げ手さんとおしゃべり
手筒花火の揚げ手さんが、法被を着せて、手筒花火を持たせてくれます。足を踏ん張って、手筒花火を揚げるような格好で写真を撮ってくれますよ。
手筒花火は直径約20cm、長さ約1m。手筒花火の大きさや重さを体感するチャンスなので、揚げ手さんを見掛けたら、声をかけてみてくださいね。
※巷で流行ってる「豊橋手筒花火カード(トレーディングカード:テレビ番組「デララバ」で紹介されました)」も販売されるかも?しれません。
豊橋グルメとお土産コーナー
今年は昨年より1時間早く開場されます。会場には豊橋グルメのキッチンカーや豊橋のお土産が並びます。
- 豊橋名物ヤマサのちくわ
- お団子
- いなり寿司
※飲食の持ち込みは可能ですが、アルコールの持ち込みは禁止です。
お土産コーナーには、飾り小型の手筒花火からミニ手筒花火のキーホルダーまで、いろんな大きさの手筒花火グッズが並びます。
また、放揚済みの手筒花火も販売されています。玄関先に置くと「厄除け」「魔除け」になるんだとか。珍しいお土産ですが、持って帰るのがちょっと大変かもしれませんね。
会場のトイレ情報
- 駐車場の入り口
- サッカー場の北側
- 仮設トイレも用意される予定
事前に場所をチェックしておくと安心です。
ただし、炎の祭典が始まると、会場内の電気が落とされて暗くなります。途中でトイレに行く場合は、後ろに待機している係員さんに声をかけて、誘導してもらうようにしてくださいね。
豊橋市炎の祭典のアクセス駐車場は?
公共交通機関でのアクセス
- 電車を利用の場合
- JR東海道本線豊橋駅 または 名鉄名古屋本線豊橋駅で下車
- 豊橋駅から臨時シャトルバスが運行(14:30~17:30、約15分間隔)
- 所要時間:約15~20分
- 路線バスを利用の場合
- 豊鉄バス卸団地線・豊橋市民病院線に乗車
- 「総合スポーツ公園」バス停で下車
- バス停から会場まで徒歩約10分
車でのアクセス
- 会場横駐車場
- 会場に最も近い駐車場
- 満車になりやすいので早めの到着がおすすめ
- 第2駐車場
- 会場から徒歩約15分
- 会場横の駐車場が満車の場合はこちらへ誘導されます
注意点
周辺にコインパーキングはありません。
開園30分前から駐車場が混雑する可能性が高いので、早めに行くようにしてくださいね。
炎の祭典チケットの種類と料金
炎の祭典を観覧するには、チケットの購入が必要です。
- イスSS席:6,000円(パイプ椅子)
- イスS席:5,000円(パイプ椅子)
- イスA席:3,500円(パイプ椅子)
- イスB席:2,000円(パイプ椅子)
- カメラS席:7,000円(一般席の左右)
- カメラA席:4,000円(一般席の一番後方)
- 車いす席:3,500円(同行者もチケットが必要)
迫力ある花火を近くで見たい方にはSS席やS席がおすすめ。三脚を使って花火をじっくり撮影したい方は、カメラ席を選んでくださいね。
【注意点】
- 子ども料金の設定はありません。
- 3歳以下のお子さんは、保護者の膝の上に座る場合は無料です。ただし、席が必要な場合は有料となります。
- 一般席は12席まで申し込み可能。
炎の祭典チケットの購入方法
チケットの一般先着販売は以下の通りです:
- 販売開始: 2024年9月24日(火) 10:00~
- 申込方法:
- チケットぴあのウェブサイト
- セブンイレブンのマルチコピー機
早めに購入しておけば、当日スムーズに入場できますよ。特に人気の席種は早々に売り切れる可能性があります。
まとめ:忘れられない体験を
豊橋市の「炎の祭典」は、手筒花火の魅力を存分に味わえる貴重なチャンス。2024年は新しい会場での開催となり、ステージ上からの放揚で見やすくなります。
昨年はステージがなかったので、前列の方たちが写真を撮るために手を挙げると、視界が遮られて見えなかったんですよね…そんな不満が解消されそうです。
火の粉が舞い、轟音が響き渡る中、揚げ手さんたちの真剣な表情を間近で見られるのは、まさに感動的。
祭典の後には揚げ手さんたちによるお見送りがあって、とってもあったかいおもてなしを感じました。
東三河伝統の「豊橋炎の祭典」をぜひ一度、目に焼き付けてみてくださいね。
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