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桃厳寺の緑の大仏と見どころ完全ガイド!日本一の木魚とねむり弁天は必見

この記事では、名古屋市千種区にある桃厳寺(とうがんじ)についてご紹介します。

曹洞宗のお寺である桃厳寺は、緑色の名古屋大仏で有名です。

緑色の大仏さまって一度見たら忘れられないし、汚れが目立たないというか、何年たってもお肌つるつるって感じでキレイなので、緑色はある意味「成功」なんじゃないかなって思います。

桃厳寺の見どころや歴史、アクセス方法などをわかりやすくお伝えしていきますね。

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桃厳寺の概要:織田家ゆかりの寺院

名古屋市千種区桃厳寺にある織田信秀廟

まず、桃厳寺について簡単にご紹介しましょう。

  • 宗派:曹洞宗
  • 創建年:1549年(諸説あり)
  • 創建者:織田信長の弟・信行
  • 所在地:名古屋市千種区四谷通2-16
  • 拝観時間:9:00~17:00
  • 拝観料:無料(一部有料エリアあり)

桃厳寺は、織田信長の父・信秀の菩提を弔うために建てられたお寺なんです。

信秀の戒名「桃巌道見大禅定門」にちなんで「桃厳寺」と名付けられ、信秀が所有していたとされる辨天画像が祀られています。

信秀の供養塔の横には、1558年に兄の信長によって謀殺された信行のお墓もあります。

戦国時代の歴史を肌で感じられる貴重なスポットです。

※信秀の供養塔は、葬儀が行われた名古屋市中区の万松寺にもあります。

▼関連記事▼ 織田信秀の供養塔がある万松寺の記事はこちら↓
大須万松寺の駐車場とご利益御朱印は?織田信長ゆかりの寺のからくり時計は必見!
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名古屋大仏:緑色に輝く巨大仏像

名古屋市千種区桃厳寺の名古屋大仏

桃厳寺の最大の見どころといえば、なんといっても緑色の名古屋大仏です!

名古屋大仏の特徴

  • 高さ15m(台座5m + 仏像10m)
  • 材質:青銅製
  • 建立年:1987年(昭和62年)
  • 塗装:2006年(平成18年)に緑色に塗装

名古屋大仏の特徴は、なんといってもその鮮やかな緑色。

全身緑色の青銅製で、白毫(額の珠)は純金、目と唇、耳には金箔が貼られています。一度見たら忘れられない印象的な姿です。

大仏さまの目は半眼になっています。これは座禅の姿勢を表現しているんです。目を開けすぎると心が乱れ、閉じすぎると眠くなってしまうため、半眼が理想的なのだとか。

深い瞑想の様子が感じられますね。

名古屋大仏を囲む動物たち

大仏さまの周りには、たくさんの動物の像があります。

  • 正面:僧侶と鹿
  • 周囲:10頭の象が大仏さまを支えています
  • 背面:クジャク

これらの動物たちには、それぞれ仏教的な意味があるんですよ。例えば、象は仏教の教えを支える力強さを表しています。

クジャクは毒蛇を食べることから、煩悩を食べて人々を守るとされています。

名古屋市千種区桃厳寺の名古屋大仏の左手

大仏前にある、大仏さまと同じサイズの左手。この色がもともとの大仏さまの色だったそうです。

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桃厳寺の見どころ:歴史と文化の宝庫

名古屋大仏以外にも、桃厳寺には見どころがたくさんあります。ゆっくり散策しながら、歴史と文化の香りを感じてみてください。

桃厳寺の日本一大きい木魚

名古屋市千種区桃厳寺にある巨大木魚

本堂に置かれている木魚は、なんと日本一の大きさを誇ります!

  • 直径:1m
  • 材質:樹齢100年のクスノキ
  • 彫刻:最上級の「龍彫り」(2頭の龍が球をくわえている姿)

この木魚に触れるだけで、過去の罪や障りが消滅するとも言われています。

形の美しさはもちろんですが、どんな音がするのか、たたいてみたくなっちゃいますね。(これだけ大きいと、座ったまま木魚をたたくのは不可能ですね。木魚をたたく専任の人がいるのでしょうか?)

ちなみに、愛知県は木魚の生産量日本一なんですよ。桃厳寺の木魚は、その技術の粋を集めた逸品と言えるでしょう。

名古屋市千種区桃厳寺本堂の天井画

本堂には色鮮やかな天井画が一面に描かれています↑。

木魚の横には「祈願石」があります。白い石に願い事と名前を書いて、1,000円を賽銭箱に入れます。石は、北設楽郡設楽町の山林にある桃厳寺の奥之院「相輪橖(そうりんとう)」に納められます。

桃厳寺のねむり弁天さま

名古屋市千種区桃厳寺にある弁才殿

辨才殿には、上半身はだかの「ねむり弁天さま」が横たわっています。かなりセクシーな姿なので、触るのをためらってしまうかもしれませんが、お参りできるんですよ。

【注意点】

  • 拝観料:1,000円/1人
  • 年齢制限:16歳未満は入場不可

また、琵琶湖の竹生島宝厳寺から歓請した「八臂弁財天(はっぴべんざいてん)さま」も祀られています。音楽や芸術、家内安全などのご利益があると言われています。

本堂に向かって右手にある寺務所の玄関先に、鐘がつるされています。拝観を希望される方は、木槌で2回たたいてくださいね。お寺の方が出てきて案内していただけます。

そのほか、有料で年齢制限がある理由はこのためか?と思わせる、木彫りの「ゴシンタイ」が並んでいます。苦笑いするしかありませんな(´Д`; )。

※ねむり弁天さまは年に2回(お正月1/1~1/5と5/7~5/8)御開帳されます。

桃厳寺の不老門と慕情観音さま

名古屋市千種区桃厳寺にある不老門

桃厳寺の入り口には「清浄門」があり、その先に「不老門」があります。不老門の上層には鐘撞堂があり、独特の雰囲気を醸し出しています。

門の前には、ずんぐりむっくりな愛嬌のある狛犬さんが座っています。

大通りに面してるのに、車の音が全く聞こえてきません。たくさんの木や竹林に囲まれた境内は、ここだけ音が遮断された静寂の中にいるみたいです。

名古屋市千種区桃厳寺にある慕情観音

本堂前には「慕情観音さま」がたたずんでいます。

「眺めているだけで思い出すことがある」と書かれていて、何か忘れていたことを思い出させてくれるかもしれません。

名古屋市千種区桃厳寺にある水子供養塔

「生命之根源」と書かれた水子供養塔。ランプみたいだなと思ったら、取っ手じゃなくてヘビ! 蛇は水神である弁才天さまのお使いであり、脱皮は命の再生と考えられているから、でしょうか。

広い境内には、四方竹(幹が四角い、珍しい竹)の群生や動物の供養塔もあり、見どころ満載です。

ちょっとびっくりしちゃうような発見があるかもしれないので、じっくり散策してみてくださいね。

桃厳寺の御朱印について

残念ながら、桃厳寺では現在御朱印の授与は行っていません。

桃厳寺
住所:名古屋市千種区四谷通2-16
電話番号:052-781-1427
拝観時間:9:00~17:00
拝観:無料 有料エリアあり(1,000円/1人)
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桃厳寺のアクセスと駐車場情報

電車でのアクセス

名古屋市千種区桃厳寺の入り口
  1. 名古屋駅から地下鉄東山線に乗車
  2. 本山駅」で下車(乗車時間約15分)
  3. 本山駅6番出口から左手に進む
  4. 緩やかな上り坂を5分ほど歩く
  5. 「東山辨天」と書かれた石碑が見えたら到着

車でのアクセスと駐車場

  1. 県道60号線(広小路通り)の「本山」交差点を南下
  2. 山手グリーンロードに入る
  3. 1分ほど進み、歩道橋を越えたすぐ左手に駐車場あり

【駐車場の情報】

  • 収容台数:約10台
  • 料金:無料(参拝者用)

駐車した後、そのまま山手グリンロード沿いに歩いて行くと、入り口があります。

駐車場から大通り沿いではなく北側の道を東へすすむと、右手側に名古屋大仏さまの背中が見えてきます。お墓の手前にある、舗装されていない小径からも境内に入ることができます。

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桃厳寺参拝のおすすめポイントとまとめ

桃厳寺は、歴史、文化、芸術が融合した魅力的なスポットです。特におすすめのポイントをまとめてみました。

  1. 緑色の名古屋大仏: インパクト大!写真映えも抜群です。
  2. 日本一の木魚: 触れるだけで御利益があるかも?
  3. ねむり弁天さま: ユニークな姿の弁天さまにお参りできます。
  4. 織田家の歴史: 戦国時代の雰囲気を感じられます。
  5. 自然豊かな境内: 都会の喧騒を忘れさせてくれる静寂な空間です。

桃厳寺は、名古屋市内にありながら、静寂で落ち着いた雰囲気が魅力的です。緑に囲まれた境内は、まるで別世界のよう。ゆっくりと散策しながら、歴史に思いを馳せてみるのはいかがでしょうか。

ただし、紅葉の季節は特に美しいですが、蚊が多いので虫除けスプレーを忘れずに!

また、季節や天候によって景色が変わるので、何度か訪れてみるのもおすすめです。

桃厳寺は、名古屋の隠れた名所と言えるでしょう。歴史好きの方はもちろん、インスタ映えを狙う若い方にも人気のスポットです。ぜひ一度、緑色の名古屋大仏さまに会いに行ってみてくださいね。

※情報が変更されている場合もありますので、公式サイトなどで最新情報をご確認くださいね。

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