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名古屋城の楽しみ方7選!天守閣は入れないけど魅力満載の観光ガイド

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「伊勢は津でもつ、津は伊勢でもつ、尾張名古屋は城でもつ」。

この伊勢音頭の一節が、名古屋と名古屋城の関係をそのまま表しています。名古屋市民にとって、名古屋城はまちの誇りであり、背骨みたいな存在です。

現在、天守閣には耐震工事のため入ることができません。でも、名古屋城の見どころは天守閣だけじゃないんです。

本丸御殿、石垣、隅櫓、城宝館……歩けば歩くほど発見があって、半日では時間が足りないくらいです。

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名古屋城の入場料と基本情報

料金
大人(高校生以上)500円
名古屋市内在住65歳以上100円
中学生以下無料

開園時間: 9:00〜16:30
休園日: 12月29日〜1月1日

本丸御殿・西の丸御蔵城宝館への入場は16:00まで。時間に余裕を持って入りましょう。

※2026年10月から入場料が値上げされます。大人:500円→1,000円

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楽しみ方①:豪華絢爛の本丸御殿

名古屋城本丸御殿の上洛殿

名古屋城の中で、個人的に一番「ここに来てよかった」と思える場所。本丸御殿は1615年に完成し、尾張藩主の住居兼政庁として使われました。

戦時中の空襲で焼失しましたが、約700枚の写真や300枚以上の実測図などをもとに復元工事が進み、2018年に一般公開が実現。

復元費用150億円、現代の職人さんたちが古い技術を学び直して一つひとつ手作業で作り上げた建物です。

入ると、どこを見ても金箔と職人技の世界。特に「竹林豹虎図」の虎の襖絵は、こちらをギロッと見据える目に圧倒されます。

将軍の宿泊室だった「上洛殿」の天井は、1マスごとに異なる絵柄の板絵が施されています。各部屋の天井を見比べるだけでも、その格式の違いがわかって面白いですよ。

約1000枚の障壁画も見どころで、部屋ごとに描かれた場所が違います。対面所には和歌山の名所、上段の間には京都の名所。

これは当時の城主・徳川義直が、和歌山出身の正室のふるさとを描かせたからだとか。歴史の中に人の気遣いが見えるとき、なんか好きだなと思います。

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楽しみ方②:名古屋城の石垣と清正石

名古屋城

本丸御殿と同じくらい、外せないのが石垣です。

天守台の石垣は、加藤清正が熊本から約2万人を連れてきて、わずか3か月足らずで積み上げたと伝わります。

東側で約12.5m、西側・北側で約20mの高さがあり、上に行くほど勾配が急になる「清正流・三日月石垣」は、敵の侵入を防ぐための工夫です。

名古屋城内にある清正石

石垣の中に「清正石」と呼ばれる巨大な石があります。高さ約2.5m、横幅約6m、重さ推定10トン。

清正が自ら石の上に乗って掛け声をかけながら運んだという言い伝えから「清正石」と呼ばれていますが、この石垣の施工担当大名は実は黒田長政でした。

でもそのエピソードが事実かどうかより、清正のキャラクターが伝説になって残っているのがおもしろいですよね。

城内の梅林西側には「清正公石曳きの像」、名古屋能楽堂の南には「加藤清正像」と、城内外に清正の像が2つあります。

名古屋城に徳川家康の像はないのに、清正像が2つというのも、なかなか興味深いです。

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楽しみ方③:隅櫓(すみやぐら)

名古屋城の隅櫓
西南隅櫓

名古屋城の本丸には、西北・西南・東南の3か所に隅櫓があります。いずれも重要文化財で、空襲を免れた江戸時代の建物です。

外から見ると2重、中は実は3重という珍しい構造。鉄砲を打つための穴や、石垣を登ってくる敵を落とすための「石落とし」など、当時の防御の仕掛けがそのまま残っています。

もともと名古屋城には11もの隅櫓がありましたが、現存するのはこの3つだけ。西南隅櫓は大正時代の暴風雨で倒壊し、宮内庁が再建した経緯があります。

再建された西南隅櫓の瓦には、徳川家の葵紋ではなく菊花紋が使われていて、よく見ると「あれ?」と気づきます。

(左)東南隅櫓 (右)西南隅櫓

東南隅櫓と西南隅櫓を比べると、ちょっとした違いがあります。東南隅櫓の天井はむき出しで、すべての窓に格子が入っています。

一方、西南隅櫓は天井が張られていて、窓には障子が付いています。最上階の窓には格子がないので、ここからは名古屋駅のビル群を眺めることができますよ。

隅櫓は通常非公開ですが、お正月などのイベント期間中に公開されることがあります。特に東南隅櫓は約400年前の建築当時のまま残っているので、公開日があれば逃さないでくださいね。

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楽しみ方④:西の丸御蔵城宝館

2021年秋にオープンした施設で、名古屋城の新しい見どころとして定着しています。入館料は名古屋城の入場料に含まれています。

江戸時代にこの場所に並んでいた米蔵を模した外観で、中には「歴史情報ルーム」と「展示室」があります。

展示室では、本丸御殿の重要文化財の障壁画をはじめとした所蔵品を間近で見ることができます。なかでも、明治時代に旧江戸城(現在の皇居)から移設された銅鯱は必見

空襲で損傷しながらも姿をとどめたシャチホコが、名古屋城の歴史を静かに語っています。

歴史情報ルームでは、戦前の名古屋城を白黒フィルムで見ることができます。空襲で焼け落ちていく映像は胸が締め付けられますが、だからこそ現在の名古屋城の価値がわかります。

企画展も定期的に開催されているので、訪問前に公式サイトで確認してみてくださいね。

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楽しみ方⑤:名古屋城でモーニング(二の丸茶屋)

名古屋城二の丸茶屋の金シャチモーニング

名古屋といえばモーニング。名古屋城でも楽しめます。

二之丸庭園内にある「二の丸茶屋」では、9:00〜11:00の間「金シャチモーニング」を提供しています。

抹茶に三つ葉葵のマーク、粒あんにしゃちほこのクッキー、生クリームには金箔……と、見た目から名古屋城らしい一品です。

ドリンクは抹茶・コーヒー・オレンジジュースから選べます。数量限定なので、朝イチで入ったら早めに二の丸茶屋へ行くようにしてくださいね。

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楽しみ方⑥:名古屋城のお堀に住む鹿

あまり知られていないのですが、名古屋城のお堀にはかつて鹿が住んでいました

江戸時代、余興として飼われていた鹿が、いたずらが過ぎるたびにお堀に移され、そのままずっと飼育されるようになったのだとか。多いときは56匹もいたそうです。

野犬に襲われたり病気になったりで数が減り、2012年以降は2匹になってしまいました。両方ともメスなので、将来は鹿がいなくなってしまうかもしれません。

知ってからお堀を眺めると、ちょっと違った気持ちで見られる話です。

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楽しみ方⑦:名古屋城の御城印・名城スタンプ・武将印判

城めぐりの記念に集めたい方への情報をまとめました。

  • 御城印

徳川家の葵の御紋が大きく入ったデザイン。正門横売店・内苑売店・三番御蔵で購入できます。季節や期間限定の特別デザインも出るので、タイミングによってはレアなものに出会えます。

  • 日本100名城スタンプ(名古屋城は44番)

正門総合案内所・正門改札・東門改札の3か所に設置。正門改札と東門改札は16:20までなので注意してください。

御城印とスタンプは販売・設置場所が違うので、両方狙う場合は入城してすぐに動くのがおすすめです。

  • 武将印判と「のぶながくん」の月替わりスタンプ

正門を入ってすぐの総合案内所に。のぶながくんのつぶやきが月ごとに変わって、これがなかなかシュールで面白いです。

のぶながくんのつぶやきスタンプは、こんな感じです。

  • 4月:「結局味噌」
  • 8月:「どえりゃー暑い まーかん」
  • 3月:「高いよね ひな人形」
  • 8月:「蜂が2匹(ハチガツ―) これにて涼しく」
  • 9月:「お彼岸、春は「ぼたもち」秋は「おはぎ」どちらも同じ物」
  • 11月:「三の酉のある年は、活気あまり火事になる」

名古屋弁や季節の話題が織り交ぜられていて、思わずクスッと笑ってしまいますね。毎月集めたくなっちゃいそう!

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名古屋城の歴史をざっくりおさらい

名古屋城

名古屋城の歴史を知ってから歩くと、見えてくるものが変わります。

できごと
1532年頃信長の父・信秀が那古野城を占拠。幼い信長が育つ
1610年徳川家康の命により名古屋城の築城開始
1612年名古屋城完成。高さ55.6m、当時最大級の天守
1615年本丸御殿が完成
1930年天守が国宝第1号に指定
1945年空襲により焼失。石垣のみ残る
1959年鉄筋コンクリートで再建
2018年本丸御殿が一般公開
2021年西の丸御蔵城宝館がオープン

家康が名古屋城を築いたのは、大坂城に残る豊臣家をけん制するためでした。加藤清正・福島正則ら豊臣恩顧の大名に命じて築かせるという、家康らしい政治的な計算が働いています。

この城が300年以上にわたって名古屋のまちを見守り、明治の濃尾大震災にも耐えながら、戦争で初めて失われた——そう思って石垣を見ると、また違って見えます。

もし戦争で焼失せずに現存していたら、名古屋城は日本でも有数の魅力的な観光地になっていたはずです。それを思うと少し残念ですが、それでも現在の名古屋城には多くの魅力が残されています。

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訪問前のちょっとしたアドバイス

  • 服装と靴
    敷地がかなり広いので、歩きやすい靴で。夏は日差しが強いので日よけ必須。
  • 所要時間
    本丸御殿をじっくり見るなら、半日コースで計画するのがおすすめ。
  • 公式アプリ
    「名古屋城まるわかり!」のAR機能で、往時の姿を重ねて見られます。
  • 再入場
    有料エリアの出入口に透明なスタンプが置いてあります。手の甲に押しておけば一度出ても再入場できます。
  • 周辺の観光スポット
    帰りに徳川園・徳川美術館もセットで巡ると、尾張徳川家の文化をひと続きで感じられます。
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名古屋城の楽しみ方まとめ

天守閣に入れなくても、名古屋城には一日かけて歩く価値があります。

本丸御殿の職人技、石垣に刻まれた歴史、隅櫓の防御の知恵、城宝館の映像……それぞれが、この城が生きてきた時間を語っています。

名古屋に来たら、ぜひ半日を名古屋城に使ってみてくださいね。

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