名古屋市中区大須に、1年に1日だけ門が開くお寺があるのをご存じですか?
大須公園の前にある総見寺(總見寺)は、6月2日の織田信長公命日の日だけ門が開きます。御朱印がいただけるチャンスは1年に1回だけなので、その日に参拝をしようと多くの方たちが訪れます。
この記事では、総見寺はどんなお寺?、御朱印、アクセスと駐車場についてご紹介します。
常時拝観できないお寺となると、秘密めいた雰囲気があって気になりますよね。山門の仁王像も筋肉隆々でカッコいいので、ぜひじっくり見てくださいね。
総見寺は信長公の菩提寺!
1582年6月2日未明、明智光秀の謀反により、織田信長公は京都の本能寺にて自刀、長男の信忠も応戦むなしく二条御所で自刀しました。
天下統一を目前に、信長公は野望とともに燃え尽きて、明智光秀はその亡骸さえも見つけることはできませんでした。
安土城や岐阜城、京都などのゆかりの地に、信長公の愛用品などを納めた廟所(供養塔)が存在しています。
信長公次男の信雄(のぶかつ)は、1583年に廃寺になりかかっていた伊勢国の安国寺を引き取り、父信長の菩提寺としました。安土城内にあった摠見寺にならって「景陽山総見寺」と名付けられました。
1610年の清洲越し(名古屋城の築城により、清洲城周辺の町ごと移転)で、総見寺は大須に移設され、現在は本堂と山門、信長公廟が残されています。(かつて敷地内にあったお墓は、戦後の復興時に平和公園に移されました。)
大須の総見寺は、臨済宗のお寺で、ご本尊は薬師如来坐像です。本堂の屋根の角々には鬼瓦が付いていて、怖い目つきで睨みつけています。
山門には織田家の家紋(織田木瓜(もっこう))が付いていて、山門前に「織田信長公由緒地」の石碑が建っています。
信長公の廟所は本堂の左側にあり、織田信長公の絵画像や清洲城の障壁画などゆかりの品も所蔵されています。
2020年、2021年の6月2日は山門は開かれることはなかったんですが、2022年からは6月2日に山門が開き、信長公の法要が行われています。
興聖山總見院
住所:清須市大嶋1-5-2
電話番号:052-400-3322
総見寺の御朱印は?
#総見寺 年に1日(6/2命日)だけ
— 唯円 (@168bluestar) June 2, 2023
山門が開く織田信長公菩提寺
貴重な御朱印を拝受しました pic.twitter.com/iW0X4XTFp3
6月2日、門が開いていれば御朱印がいただけるんですが、2023年は午前中のみの対応だったようです。
一般向けに信長公法要の時間などの情報は開示されていないので、縁があればいただける、という気持ちで伺ってみてくださいね。(対応される方によって、いただけないこともあるようです。)
住所:名古屋市中区大須3-23-38
電話番号:052-264-1116
御朱印:6月2日のみ(山門が開いていれば)
総見寺のアクセスと駐車場は?
総見寺へ電車で行く
総見寺の最寄り駅は地下鉄鶴舞線「大須観音駅」です。
名古屋から地下鉄東山線「栄駅」または、桜通線「丸の内駅」か「御器所駅」で鶴舞線に乗り換えます。大須観音駅4番出口から、東へ6分ほど歩きます。
総見寺の駐車場は?
総見寺の参拝者用の駐車場はありませんが、山門の周辺にコインパーキングがあります。
料金:平日30分200円 土日祝日20分200円
料金:平日30分200円 土日祝日20分200円
料金:20分200円
料金:平日30分200円 土日祝日20分200円
※情報が変更されている場合もありますので、ご利用の際は必ず現地の表記をご確認くださいね。
さいごに
名古屋市中区大須にある、織田信長公由緒地の総見寺についてお伝えしました。
6月2日に合わせて総見寺に伺ったんですが、残念ながら信長公廟をお参りすることはできませんでした。残念ですが、仕方ないですよね。
山門が開いていたら、縁があったことに感謝して、信長公にお参りしてくださいね。