大須といえば食べ歩き、という印象を持っている方が多いかもしれません。
でも実際に歩いてみると、食べ歩きだけじゃなく、古いお寺・昭和レトロな商店・ひっそりした神社・江戸時代からの門前町の空気——
いろんなものが混ざり合って、「次の角を曲がったら何があるんだろう」と歩きたくなる町です。
今回は半日〜1日で楽しめる、大須の「寄り道散歩コース」をご紹介します。食べ歩きしながら、神社でお参りしながら、ふらっと気になる路地に入りながら——そういう大須の楽しみ方です。
今回の大須お散歩コース
大須観音
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仁王門通り散歩
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たんすのばぁば
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ふれあい広場
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万松寺
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三輪神社
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大須演芸場
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(余裕があれば)三英傑のからくり時計
地下鉄「大須観音駅」2番出口がスタート地点です。
【スタート】大須観音から門前町を歩く

散歩の起点は大須観音(正式名称:北野山真福寺宝生院)から。
商売繁盛のご利益で知られる観音さまで、本堂でお参りしたら、普門殿で自分の干支の守り本尊様にもお参りしてください。
大須観音のおみくじは「凶」が出ることが多いとされています。
でも凶が出てもがっかりしなくていい——観音様からのメッセージとして、じっくり読んでみると「なるほど」と思えることが書かれています。
境内にある「宗春からくり人形」も見どころで、コンピューター仕掛けの双方向からくりが上演されます(11:00・13:00・15:00・17:00・18:30)。時間が合えばぜひ。
大須観音の山門をくぐると、仁王門通りが始まります。
昭和レトロな洋服屋、古いおもちゃ屋、食べ歩きグルメの屋台——「古いものと新しいもの」が当たり前のように共存している通りです。「大須らしさ」が最初の一歩から始まります。
大須観音のご利益とおみくじ!凶が出ても大丈夫な理由と見どころを紹介
商店街を歩いて”大須らしさ”を感じる

東仁王門通りを歩いていると、ソロピッツァのお店がある交差点のあたりに、小さなお堂がひっそりとたたずんでいます。
「たんすのばぁば」と呼ばれる、タンスの守り神です。木彫りで優しく微笑むおばあちゃんの神様——「触ると着るものに一生困らない」というご利益があるとのこと。
うっかりしていると見過ごすほど小さな存在ですが、ぜひ見つけてさわってみてください。
こういう「路地の隅にひっそりある小さな神様」が大須には点在していて、それを探しながら歩くのも楽しみのひとつです。
大須の面白さは、「こんなものが隣り合わせにあるの?」という発見の連続にあります。
昭和ストアーのアンティークな洋服の隣に台湾唐揚げの屋台があって、だるまやのレトロなおもちゃ屋の前をメイドカフェのスタッフが歩いている——
整理されていない、でも全部が一体になっている雑多感が大須らしい。
「次の角を曲がったら何があるか」が読めない町を歩く楽しさがここにはあります。
ふれあい広場で少し休憩

東仁王門通りと新天地通りの交差点にあるふれあい広場は、大須のシンボル的な広場。
高さ2.2mの巨大招き猫が鎮座していて、5本の柱には「健康運」「金運」「千客万来」「恋愛運」「ギャンブル運」の招き猫レリーフが付いています。
触るとご利益があるそうなので、全部なでておきましょう。
ふれあい広場は人通りが多く、いろんな人が行き来しています。
外国人観光客、コスプレした若者、買い物袋を下げたご近所のおじさん——大須の「なんでもあり感」が、この広場を眺めているとよくわかります。
少し休憩しながら人を眺めているだけで楽しい場所です。
万松寺で信長ゆかりの歴史に触れる

ふれあい広場から北へ進む新天地通りに、万松寺があります。
万松寺は織田信長の父・信秀が建立したお寺です。
信長が信秀の葬儀に遅刻してきた有名な逸話の舞台でもあります(信長は喪服も着ずに刀を帯びたまま現れ、塩をなめながら位牌に手を合わせただけだったという話)。
大須の商店街の中にこういう歴史が重なっているのが、歩いていて面白いポイントです。
通り沿いには信長のからくり人形があり、時間になると建物の上部から舞台がせり出してきます(10:00・12:00・14:00・16:00・18:00)。
2017年に建て替えられた万松寺は、5階建ての鉄筋コンクリート造り。建物脇の白龍には水と光の演出もあって、「現代的なお寺」として再生されています。
「信長の父が建てた戦国時代のお寺が、今は5階建てのビルに」というギャップが面白い。大須らしい「古いものと新しいものの混在」を、ここでも感じられます。
三輪神社で少し不思議な開運散歩

万松寺から少し脇道に入ると、三輪神社があります。
大須の喧騒からふっと離れた、静かな空気の神社です。縁結びの神様として知られていて、境内の「幸せのなでうさぎ」をなでると縁結びのご利益があるとされています。
珍しい三ツ鳥居(8の字を描くようにくぐるとご利益3倍)も、大須の中でひときわ独特のスポットです。
三輪神社の御朱印はカラフルでかわいいデザインが人気で、月替わりで5〜8種類が用意されています。御朱印集めをしている方には、大須散歩のハイライトのひとつになるはずです。
かわいいうさぎのお守りも揃っているので、社務所ものぞいてみてくださいね。
三輪神社はどんな場所?~大須のにぎわいの中で見つけた静かな神社
大須演芸場と三英傑のからくり時計も見逃せない

赤門通り沿いにある大須演芸場は、東海地方で唯一、江戸落語と上方落語の両方が聴ける寄席演芸場。
毎月1日〜7日に1日2公演開催されていて、落語・漫才・コントのほか、三味線・マジック・曲芸まで楽しめます。「東京でも大阪でもない名古屋だから両方聴ける」というのが面白い。
建物の雰囲気からしてレトロで、「大須らしいな」と思える場所です。番組表を確認して、タイミングが合えばぜひ覗いてみてください。
住所:名古屋市中区大須2-19-39

大須商店街から少し足を延ばした若宮大通・名古屋高速高架下に、三英傑のからくり人形時計があります。
織田信長・豊臣秀吉・徳川家康の三英傑が登場するからくり人形で、それぞれの動きがキャラクターをよく表していて面白い。
家康が座ったまましゃくをくるっくるっと器用に回すのが、なぜか目が離せません。
上演は12:00・15:00・18:00・20:00の各5分(天候不順時は中止)。時間が合えばぜひ。
所要時間はどれくらい?

- コースをさらっと回るなら、2時間ほど
- 食べ歩きや寄り道を楽しみながら歩くなら、3〜4時間
- 演芸場・からくり時計・ゆっくり休憩も含めるなら、半日
大須は「目的地に向かって歩く」より「ふらふらしながら寄り道する」が合っている町なので、時間に余裕を持って来るのがおすすめです。
万松寺通りや赤門通りなど、コースから外れた路地にも面白いお店がたくさんあります。
大須商店街のアクセス駐車場
電車の場合
地下鉄鶴舞線「大須観音駅」2番出口すぐ(名古屋駅から約10分)。または地下鉄名城線「上前津駅」下車も便利です。
バスの場合
名古屋駅バスターミナル3番から名駅18「名鉄神宮前行」で「大須バス停」下車(約15分)。
駐車場
周辺にコインパーキングが多数あります。長時間滞在なら最大料金設定がある駐車場を選ぶのがお得。土日祝は最大料金なしの駐車場もあるので、必ず確認してから駐車してください。
大須万松寺駐車場(722台・平日最大1,000円・土日祝最大1,900円)が大きめで探しやすいです。
大須商店街の歩き方まとめ
大須は、「観光地」というより、寄り道しながら歩くのが楽しい町です。
- 大須仁王門通商店街:電気街として有名で、最新のガジェットが揃う
- 大須古着屋街:トレンディーな古着からレアな掘り出し物まで、古着好きにはたまらないエリア
- 大須にあるパワースポット:七つの神社仏閣を巡る「大須七福神めぐり」も人気
たんすのばぁばのような小さな神様をひっそり発見したり、万松寺で信長の父の話を思い出したり、三輪神社で商店街の喧騒から離れた静けさに気づいたり——
「次の角を曲がったら何があるか」という発見の連続が大須の面白さ。
食べ歩きだけで終わらせるのはもったいない。ぜひ、寄り道しながらゆっくり歩いてみてくださいね。
※情報が変更されている場合もありますので、公式サイトなどで最新情報をご確認くださいね。
