蒲郡市には、蒲郡温泉、西浦温泉、三谷温泉、形原温泉と4つの温泉郷があるのをご存じですか?
蒲郡市の西にある形原(かたはら)温泉は三ヶ根山のふもと、三河湾を見渡せる丘の上にあります。形原温泉あじさいの里では、6月になると色とりどりのあじさい5万株が一面に咲き、見る人を圧倒します。
この記事では、形原温泉あじさい祭りの料金や見頃、写真スポット、補陀寺(ほだじ)、アクセス駐車場についてご紹介します。
雨に濡れて鮮やかに彩られたあじさいに癒されて、梅雨のジメジメした気分を吹き飛ばしてくださいね。
形原温泉あじさい祭りの料金と見頃は?

開催:形原温泉あじさいの里
住所:蒲郡市金平町一ノ沢28-1
期間:2023年6月1日(木)~6月30日(金)
入場料:500円(中学生以下無料)
時間:8:00~21:00(最終入園は20:30まで)
ライトアップ:日没~21:00
形原温泉あじさい祭りの料金は、大人500円、中学生以下無料です。2022年は6月10日時点で6分咲、6月3週目以降が見頃でした。
午前中や夕方以降は蚊が多いので、虫よけ対策を万全にしてお出かけくださいね。
形原温泉あじさい祭りの見どころは?

正面ゲートから入ると、斜面にあじさいが一面に咲く「あじさいの壁」があり、思わず「わぁ」って声が出てしまうくらい、赤や青、白、紫の花がぎっしり咲いていて圧巻!
階段を上がった先に補陀ヶ池があり、西門ゲートに続く西側の遊歩道沿いに「日本のあじさい展」として、珍しいアジサイの鉢植えが数十種類並んでいます。
3000種類以上の品種があると言われるアジサイには、「コットンキャンディー」とか「シュガーホワイト」「シンデレラ」など、花(ガク)をイメージした名前が付けられています。
あじさいと名前を見比べながら、お気に入りのあじさいを見つけてくださいね。

正面ゲート近くにある「あじさい橋」と、西側ゲート近くにある「ほだ橋」は人気の写真スポット、赤い橋とあじさいのコントラストがとっても映えるんです。
補陀ヶ池周辺は時計回りの一方通行です。売店では、あじさいの鉢植えを購入することができます。
ほだ橋を渡った先にある「あじさいガーデン」は、新しい品種が植えられているエリア。ちょっと変わった品種に巡り合えるエリアです。

ほだ橋を渡った北側には「見晴らし台」があり、三河湾を見渡すことができます。あじさいとその奥に広がる三河湾は最高の眺望として人気スポット…ですが、階段を上がります。
雨の日は滑りやすいので、歩きやすい靴でお出かけくださいね。
青空に映えるアジサイもいいけれど、アジサイの中にいろんな傘が混じる雨の日もステキな写真が撮れますよ。
※トイレは正面ゲート入ってすぐと、ほだ橋を渡った先にあります。
形原温泉あじさいの里のホタル

補陀ヶ池の北側にある「ホタルの宿」では、夜7:30頃になると体長15㎜ほどのゲンジボタルを見ることができます。(ホタルの宿周辺には、あじさいはなかったです。)
ゲンジボタルは幼虫のうちは川の中で成長して越冬し、春になると上陸して繭を作りサナギになります。5~6月に成虫になると、幼虫の時に蓄えた栄養だけで生きるので、2〜3週間の命です。
ホタルもセミと同じく、卵を産んで命を引き継ぐ使命を果たして死んでしまいます…「なんでホタルすぐ死んでしまうん?」という節子のセリフ(火垂るの墓)、思い出しますよね。
ゲンジボタルがフワフワ舞う幻想的な風景もいいですよ。
補陀寺(蒲郡)の御朱印は?

形原温泉入り口からまっすぐ進むと「あじさいの里」の正面ゲートがあり、その手前を右へ進むと、726年建立の曹洞宗のお寺「補陀寺(ほだじ)」があります。
山門をくぐると正面に本堂があり、右側に「三十三観音像(33体の石の観音さまがずらりと並んでいます)」と立派な鐘楼、左側に書院がありその奥に「馬頭観音堂」があります。
馬頭観音堂の前には狛犬じゃなくて狛馬、祀られている木造の馬頭観音像は60年に1回御開帳される秘仏です。
補陀寺ではあじさい祭りの期間中のみ、直書きの御朱印がいただけます(住職さん不在の場合は書置きの御朱印、御朱印は馬頭観音堂にて受付)。
昔々この地方では、人の家のアジサイを盗んで家の玄関に飾るとお金が貯まり厄除けになる、という言い伝えがあり、アジザイを盗む人が絶えなかったそうです。そこで補陀寺の住職さんが境内にアジサイを植えたのが「あじさいの里」の始まりなんだとか。
境内にあじさいはありませんが、あじさいの里の人混みから離れて、ほっと一息つくにはおすすめの場所です。
※補陀寺の駐車場は参拝者専用で、あじさいの里へ行かれる場合の駐車はできません。入口にロープで中に入れないようになっていました。
住所:蒲郡市金平町寺中12
電話番号:0533-57-2627
御朱印:6/1~6/30 9:00~16:00
形原温泉あじさいの里のアクセス駐車場は?

形原温泉あじさい祭りのアクセスは?
名古屋駅から行く場合、JR東海道本線(豊橋行)で「蒲郡駅」で下車します。名古屋から1時間10分ほどかかります。
名鉄名古屋駅から行く場合は、名鉄名古屋本線「安城駅」で名鉄西尾線・蒲郡線に乗り換えて、終点「蒲郡駅」で下車します。乗り換えがある分時間がかかり料金も高くなるので、JR利用がおすすめです。
名鉄「三河鹿島駅」または「形原駅」からあじさいの里へ行くなら、蒲郡市のコミュニティバス「あじさいくるりんバス」で「形原温泉バス停」で下車します。
火・木・金・土曜日の週4日運行(1日3便)で、1乗車大人(中学生以上)100円、小学生50円です。
【あじさいくるりんバス時刻表】
三河鹿島駅発 | 8:28 | 11:03 | 14:18 |
形原温泉発 | 10:08 | 12:48 | 15:58 |
形原駅発 | 9:39 | 12:19 | 15:29 |
形原温泉発 | 8:42 | 11:17 | 14:32 |
形原温泉あじさい祭りの臨時バスは?

あじさいまつり期間中は、蒲郡駅南口(海側)③番のりばからあじさいの里行き臨時直通バスが運行されます(バスの夜間運行は土日のみ)。蒲郡駅からあじさいの里までバスで20分ほどかかります。
蒲郡駅~形原温泉臨時直通バス
運行期間:2023年6月1日(木)~6月30日(金)
料金(片道):大人390円、こども200円
支払い:バス車内で現金・交通系ICカード
※入場券付割引切符の販売はありません。
【蒲郡駅↔形原温泉 平日の時刻表】
蒲郡駅発 | 9:40 | 10:35 | 11:30 | 13:00 | 13:55 | 14:50 |
形原温泉発 | 10:05 | 11:00 | 11:55 | 13:25 | 14:20 | 15:15 |
【蒲郡駅↔形原温泉 休日の時刻表】
蒲郡駅発 | 9:25 9:55 | 10:25 10:55 | 11:25 11:55 | 12:25 | 13:25 | 14:25 | 15:25 | 16:25 |
形原温泉発 | 10:25 10:55 | 11:25 11:55 | 12:25 | 13:25 13:55 | 14:25 14:55 | 15:55 | 20:50 |
バス停は形原温泉入り口近くです。蒲郡駅へ戻るバスの時間を確認してから、お出かけくださいね。
形原温泉あじさい祭りの駐車場は?

車で形原温泉あじさいの里へ行くなら、東名高速道路「音羽蒲郡IC」から三河湾オレンジロード経由約15km、「岡崎IC」から国道248号経由で約18kmです。
あじさいの里の駐車場は、
- 正面ゲート前の補陀寺横の駐車場
- 形原温泉西側ゲート前にある「あじさいの里駐車場」
- 北側にある「山麓園駐車場」
駐車料金は1台500円(時間制限なし)です。300台ほど駐車できるのですが、平日でも11時頃から混雑します。(写真↑は土曜日の12:00過ぎ、西側ゲート前の駐車場に向かう車です。)
土日は係員の方が、それぞれの駐車場の空き状況を確認しながら、車を振り分けていました。
あじさいの里をぐるっとまわっても1時間ほどなので、長時間待つことはないんですが、タイミングが悪いと1時間以上待つこともあります。
※情報が変更されている場合もありますので、公式サイトなどで最新情報をご確認くださいね。
さいごに
形原温泉あじさい祭りの料金や見頃、写真スポット、補陀寺(ほだじ)、アクセス駐車場についてお伝えしました。
あじさいには丸くボリュームがある「ホンアジサイ」、外側のガクが花のようにひらく「ガクアジサイ」、日本のホンアジサイが品種改良された「西洋アジサイ」と3つのタイプがあります。
約120種類5万株のあじさいが咲くあじさいの里は、すべてが見どころというくらい圧倒的な風景が広がっています。時間によって表情を変えるあじさいをぜひ楽しんで下さいね。
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