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青塚古墳(犬山市)は誰の墓?大きさとガイダンス施設にある御墳印と駐車場は?

犬山市青塚古墳

愛知県で2番目に大きい古墳が、犬山市にあるのをご存じですか?

熊笹に覆われた前方後円墳「青塚古墳」は「茶臼山古墳」「王塚」とも呼ばれ、愛知県の3大古墳の1つなんですが、まだまだ謎が多い古墳でもあります。

この記事では、青塚古墳は誰のお墓なのか? 大きさやガイダンス施設「まほらの館」やアクセス駐車場についてご紹介します。

約1670年前に造られた古墳が、今でも形を変えずに残っているってすごいことですよね。古墳の周りを歩きながら、遠い昔の時代を空想してみてくださいね。

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青塚古墳は東海地区最大の前方後円墳

青塚古墳は誰のお墓?

犬山市青塚古墳の後円墳

青塚古墳は誰のお墓なのか?はっきりと分かっていないんですが、犬山市東部にある大縣神社(おおあがたじんじゃ)には、御祭神の大縣大神(=大荒田命(おおあらたのみこと))の墓と伝わっています。

大荒田命はヤマトタケルの3世孫で「尾張国開拓の祖神」とされていますが、正体についてはいろんな説があって、はっきりとしていません。

大荒田命の娘(玉姫命)は、大縣神社の摂社・姫の宮の御祭神(女性の守護神)です。

玉姫命の夫は、ヤマトタケルの東征の副将軍・武稲種命(たけいなだねのみこと)で、春日井市の内々(うつつ)神社や西尾市の幡豆(はず)神社に祀られています。

ヤマトタケルの3世孫の娘婿が、ヤマトタケルに仕える将軍となると、ヤマトタケルは何歳なんでしょう??? 神話の世界は本当(リアル)なのか?混乱しちゃいますね。

毎年9月には、青塚古墳前にて大縣神社主催の「青塚古墳墓前祭」が行われています。

※後円部の中の発掘調査は行われていないので、地下に誰が眠っているのかは謎のままです。古墳の墳丘は大縣神社の所有(社地)のため、登ることはできません。

青塚古墳の大きさは?

犬山市青塚古墳のサイズ

青塚古墳は4世紀中頃に築造されたと考えられていて、全長は約123m(後円部78m+前方部45m)、後円部の高さは12m、前方部高さは7mで、後円部の方が少し高くなっています。

高さ1mほどの段がぐるっと古墳を囲んでいて、褐色のつぼ型埴輪が2m間隔で墳丘を囲むように置かれています。その上に後円部は3段、前方部は2段の層に分かれています。

古墳が作られた当初は、墳丘の表面は石で覆われていて、各段には樽型や円筒型のハニワがぐるっと古墳を取り囲むように置かれていました。最下段には大きめの石も置かれています。

周りは約1.5mの深さの周濠で囲まれていて、陸橋部(土橋)が作られていました。遠くから見ても、ひときわ目立つ存在だったと想像できます。

1584年の小牧長久手の戦いでは、秀吉軍が青塚古墳を砦として使用し、南側にある小牧山城の家康軍と対峙しました。

春と秋に墳丘の清掃ボランティアが行われていて、キレイな緑に覆われた古墳を見ることができますが、冬はススキに覆われて、なんだかちょっとわびしい雰囲気が漂っています。

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青塚古墳のガイダンス施設「まほらの館」

犬山市青塚古墳のガイダンス施設

まほらの館の展示品

青塚古墳史跡公園には、2000年にオープンしたガイダンス施設「まほらの館」があり、青塚古墳から出土品が展示されています。

「まほら」とは、住みやすい場所、素晴らしい場所、楽園を表す古い言葉で、「まほろば」「まほろ」「まほらば」とも言われます。

まほらの館に入って右側には「レストスペース」があり、ガラス張りになった窓から青塚古墳の全体を座って眺めることができるようになっています。

犬山市青塚古墳のガイダンス施設の展示品

まほらの館の展示室では、青塚古墳の出土したハニワ(つぼ型埴輪・円筒埴輪)ヤジリ型石器などのほか、犬山市成田山の北側にある「東之宮古墳」から出土した鏡のレプリカも展示されています。

展示室に向かう廊下にもガラスケースの展示品があって、展示品があふれている感じです。丁寧な解説もあり、愛知県・岐阜県にある古墳の比較などがわかりやすく展示されています。

古墳の御朱印!?御憤印あります

犬山市青塚古墳の御墳印

愛知三大古墳の御朱印「御墳印(ごふんいん)」があるってご存じですか?

断夫山(だんぷやま)古墳:名古屋市熱田区 6世紀前半の前方後円墳 全長約151m
白鳥塚古墳:名古屋市守山区 4世紀後半の前方後円墳 全長約115m
青塚古墳:犬山市 4世紀中ごろの前方後円墳 全長約123m

各300円/1枚で販売されています。

御朱印、御城印はよく聞きますが、最近は御陵印(歴代天皇の御陵の参拝記念印)、御宿場印(宿場町の朱印)、御書印(書店巡り)など、御朱印の世界が広がっています。

御墳印はまだまだこれから広がっていくと思われるので、今から集めるのもいいかもしれませんね。

青塚古墳
住所:犬山市青塚141
まほらの館
住所:犬山市青塚22-3
電話番号:0568-68-2272
開館時間:9:00~17:00 無料
休館日:月曜日(祝日は開館、翌日休み)、12/28~1/4
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青塚古墳のアクセス駐車場は?

犬山市青塚古墳

青塚古墳の最寄り駅は名鉄小牧線「楽田駅」で、西に約2Km、30分ほど歩きます。

楽田駅から犬山コミュニティバス「楽田西部線」で「青塚公民館」で下車、北へ向かうとすぐ右手に青塚古墳が見えます。

※コミュニティバスは月~金運行(祝日含む)、1日200円です。運行本数が少ないので、注意してくださいね。

車の場合は国道41号線を北上し、県道176号線(若宮江南線)を右折、1.2Kmほど行くと右手にあります。15台ほど駐車できる無料駐車場があります。

>>青塚古墳がある犬山市の観光情報はこちら【楽天たびノート】

※情報が変更されている場合もありますので、公式サイトなどで最新情報をご確認くださいね。

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さいごに

青塚古墳は誰のお墓なのか? 大きさやガイダンス施設「まほらの館」やアクセス駐車場についてお伝えしました。

青塚古墳よりも前に造られた東之宮古墳(犬山北白山平)からは、ヒスイの勾玉や鉄製品、銅かがみが出土しているので、もしかしたら青塚古墳にも副葬品が眠っているかもしれませんね。

犬山方面に行かれる時は、歴史ロマンが眠る青塚古墳にぜひ立ち寄ってみてくださいね。

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