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伊奈波神社をのんびり散歩!岐阜城近くで感じる森と階段の静かな時間

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岐阜城のある金華山から、少し離れた場所に伊奈波神社があります。

岐阜観光の定番として知られていますが、実際に歩いてみると、想像していたより静かな場所でした。

大鳥居から始まる参道、枝垂れ桜が並ぶ坂道、そして本殿へと続く階段——上がっていくにつれて、木々が濃くなって、音が遠くなって、空気がひんやりと澄んでくる。

街の喧騒が、階段を一段上がるごとに遠ざかっていく感じがします。

岐阜城の山と同じ空気がここにも流れているような、そういう感覚でした。岐阜城と合わせて歩くと、より深く感じられる場所です。

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伊奈波神社とはどんな神社?

伊奈波神社(いなばじんじゃ)は、1900年以上の歴史を持つ岐阜の産土神(うぶすながみ)を祀る古社です。

産土神とは、その土地に生まれた人を生涯守護してくれる神様のこと。岐阜の人たちにとって、生まれる前から死ぬまでをずっと見守ってくれる神様として親しまれてきました。

ご祭神は五十瓊敷入彦命(いにしきいりひこのみこと)。天皇の皇子でありながら弟に皇位を譲り、自らは弓矢を選んで池や水路を整備し、天下泰平に導いた人物です。

戦の神」としての側面もあり、斎藤道三をはじめ戦国武将たちにも信仰されました。道三はマムシと恐れられた人物でしたが、戦の前に参拝に訪れていたとか。

そういう歴史を知ってから歩くと、また違って見えます。

岐阜城との関係

伊奈波神社はもともと、稲葉山(現在の金華山)の中にありました。斎藤道三が稲葉山城を築城するにあたって、現在の場所に遷座したのが今の伊奈波神社の始まりです。

金華山の山頂に岐阜城があり、その麓に伊奈波神社がある——城と神社が、山を介してつながっている。

岐阜城を見学した後に伊奈波神社を歩くと、「道三はこの山全体を拠点にしていたんだな」という感覚が出てきます。

その後、豊臣秀吉が別の場所にあった社を伊奈波神社に遷したため、境内には10以上の境内社が並ぶことになりました。境内が広く、いくつもの神社を巡れる構成になっているのはそのためです。

地元で親しまれている神社

伊奈波神社は観光客だけでなく、地元の岐阜の人たちが日常的に参拝に訪れる神社です。七五三や初詣、節目の参拝…岐阜の暮らしに深く根ざした神社として、今も生きています。

春の枝垂れ桜のライトアップは桜の名所としても有名で、この時期は多くの人が参道を歩きに来ます。

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階段を上がると空気が変わる

岐阜伊奈波神社の拝殿
拝殿

木々に囲まれた参道が気持ちいい

大鳥居をくぐると、枝垂れ桜が並ぶ緩やかな坂道の参道が続きます。春は桜のトンネルになるこの道も、葉が茂る季節は木陰が続いて、歩くだけで気持ちがいい。

本殿への階段に差し掛かると、木々がさらに濃くなります。両側から木が覆いかぶさるように立ち並んで、木漏れ日が揺れている。

足元の石段を一段ずつ上がっていくと、街の音がどんどん遠ざかっていきます。

「山の中に入ってきた」という感覚が、じわじわと強まっていく。この参道と階段の空気感が、伊奈波神社でいちばん印象に残っているものです。

街中なのに静かな時間が流れている

伊奈波神社は岐阜の市街地からそれほど遠くない場所にあります。でも境内に入ると、街の喧騒が別の世界のように感じられます。

木々に囲まれた境内は、空気がひんやりと澄んでいる。人が来ていても、なぜか静かです。

時間の流れがゆっくりになる感じ——岐阜城の山と同じ空気がここにも流れているような気がして、しばらく立ったまま深呼吸したくなります。

階段を上りきって振り返ると、岐阜の街が眼下に広がります。思わず「うわぁ」と声が出る眺めです。

実際に歩いて感じた伊奈波神社の魅力

伊奈波神社には、きれいに整備された神社とは少し違う、野性味のある力強さがあります。

木々が太く、石段が急で、境内が広い。長い歴史を持つ神社特有の、「人が作った観光地」ではなく「自然の中にあり続けてきた場所」の空気感です。

道三や信長といった戦国武将が信仰した場所だと知ってから来ると、この力強さが腑に落ちます。「戦の神」として崇められてきた神社の空気は、こういうものなのかもしれない、と。

伊奈波神社の逆さ狛犬

拝殿への階段を上りきった神門の両脇にいます。

よく見ると、通常の狛犬の下に後ろ足を蹴り上げた「逆さ狛犬」がいる。大正時代初めに造られたもので、頭の上にコインを乗せたまま逆立ちしているような姿が独特です。

両側の逆さ狛犬をなでると、飛躍のご利益(金運・勝運アップ)があるとされています。知らずに通り過ぎてしまいやすいので、ぜひ意識して探してみてください。

黒龍大社

境内社の中でいちばん人気があります。伊奈波神社がこの地に移る前から祀られていたという、最も古い社のひとつ。

お賽銭箱の上の木彫り龍が見事で、鳥居をくぐった右側に龍の頭に似た「龍頭石」が祀られています。病気平癒を願う方が全国各地から訪れることで知られています。

神門の上からの眺め

階段を上りきって振り返ると、岐阜の街が広がります。金華山の岐阜城とこの神社が、同じ「道三の岐阜」の中にあったのだと実感できる瞬間です。

境内社めぐり

赤い鳥居が並ぶ楓稲荷神社、服飾の守護神・吉備神社、伊奈波大黒社、東照宮——10以上の境内社が境内に点在していて、歩きながら順番に回れます。

それぞれに個性があって、見ていて飽きないです。

所要時間はどれくらい?

岐阜伊奈波神社の桜が咲く境内
  • 参拝だけさらっとなら、20〜30分ほど
  • 境内社を全部巡って、眺めをゆっくり楽しむなら、1時間ほど
  • 岐阜城・岐阜公園とセットで歩くなら、半日

岐阜城から伊奈波神社までは徒歩約25分。無料の駐車場も用意されています。

春の枝垂れ桜のシーズンは参道がとてもきれい。ライトアップもされるので、夕方以降に来るのもおすすめです。

伊奈波神社
住所:岐阜県岐阜市伊奈波通り1-1
社務所の受付時間:9:00~16:00

伊奈波神社のアクセスと駐車場

電車・バスの場合

JR岐阜駅から岐阜バス(12番または13番乗り場)で約10分、「伊奈波通り」バス停下車、東へ徒歩約6分で大鳥居に到着。

車の場合

国道256号線「矢島町1」交差点から東へ約400m。カーナビには「伊奈波通り1-6」を入力。大鳥居右側のわき道を入った右側に無料駐車場(約30台)があります。

伊奈波神社まとめ

伊奈波神社は、「参拝する場所」というより、岐阜の山の空気を感じながら歩く場所でした。

大鳥居から階段を上がるにつれて、木々が濃くなって、音が遠のいて、空気が変わっていく。上りきって振り返ると、岐阜の街が広がっている。

岐阜城の山と同じ空気がここにも流れていると感じたのは、きっと気のせいではないと思います。道三が城を築いた山と、道三が移した神社——同じ時代の息吹が、このエリアに重なっています。

岐阜に行く機会があれば、岐阜城とセットで、ぜひ歩いてみてください。

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※情報が変更されている場合もありますので、ご利用の際は必ず現地の表記をご確認くださいね。

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