岐阜城を見に行くとき、電車を降りてまっすぐ岐阜公園へ向かいがちです。でも岐阜駅から北へ10分ほど歩くと、黄金色に輝く大鳥居が見えてきます。
金(こがね)神社。
「金運の神社」として知られていますが、実際に歩いてみると、想像していたより落ち着いた空間でした。にぎやかな岐阜駅前から少し歩くだけで、空気がゆっくりになる感じがして、思ったより長居してしまいました。
岐阜城や伊奈波神社、岐阜善光寺と合わせて歩く「岐阜まちなか散歩」の起点として、ちょうどいい場所です。
金神社とはどんな神社?

金神社は岐阜市の中心部、岐阜文化センター・金公園の北側に位置する神社。創建から1800年以上の歴史があり、御祭神は渟熨斗姫命(ぬのしひめのみこと)。
夫が美濃国で討たれたと知り、都から出てきてこの地で夫の霊を弔いながら、私財をなげうって農業・産業を発展させた慈悲深い女神様です。財宝をもたらす「金大神」として信仰されてきました。
ご利益は財宝・金運招福・商売繁盛・産業繁栄。宝くじの購入前にお参りする方も多いパワースポットとして知られています。
なぜ人気がある?
金神社が特に注目を集める理由のひとつが、岐阜市内の3社めぐり。
夫(父)が伊奈波神社、妻(母)が金神社、子が橿森神社——それぞれ別の神社に祀られている夫婦神・一家の物語があって、3社をお参りすると「家庭円満」「満願成就」のご利益があるといわれています。
岐阜城と伊奈波神社をすでに歩いた方には、この金神社が「つながりの一社」として意味深く感じられるはずです。
毎月9日には境内で骨董市が開かれます(6:00〜16:00)。
着物・陶磁器・アンティーク雑貨などが比較的お値打ちな価格で並んでいて、「何かいいものないかな」と気軽に見て回れる雰囲気があります。意外な珍品と出会えるかもしれません。
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岐阜駅からも歩きやすい
JR岐阜駅中央北口から黄金の信長像前の交差点をまっすぐ北へ、徒歩約10分で到着します。
岐阜公園・金華山への途中にあるので、岐阜城観光の前後に自然に立ち寄れる立地です。
実際に歩いて感じた境内の空気

岐阜駅前の賑わいから歩いてくると、金神社の境内に入った瞬間に空気が変わります。
黄金色の大鳥居(高さ8m)は存在感がありますが、鳥居をくぐった先の境内は静かで落ち着いています。
ただ「金運神社」と聞いて想像するような華やかさとは少し違って、歴史ある神社らしい落ち着いた佇まいが印象的でした。
思ったより居心地がいい
本殿前の筋肉隆々の狛犬が、まずカッコいい。よく見ると力強さが伝わってきて、思わず立ち止まってしまいます。
本殿の右隣には金祥稲荷神社が並んでいて、その前には「さざれ石」が祀られています。
裏手には賀夫良城(かぶらぎ)神社(小さな円墳があります)、さらに横には料理の神様を祀る金高椅(こがねたかはし)神社——と、境内を奥へ進むにつれて次々と社が現れて、探索するように歩けます。
金高椅神社は料理人や料理上達を願う方の信仰を集めていますが、「氏子さんは神の使いである鯉を食べない・鯉のぼりを立てない」という風習があるそうで、これがなんとも面白いですよね。
長居したくなる雰囲気
境内の末社まで一通り歩くと、コンパクトな中にずいぶん見どころが詰まっているな、という感覚があります。急かされる感じが全くなくて、ベンチに腰かけてぼーっとしていたくなるような空気です。
境内で見たいポイント

高さ8mの黄金の大鳥居は、金神社の第一印象を作るシンボル。晴れた日には鳥居の黄金色と青空のコントラストが美しく、写真を撮りたくなります。
※背後に高層マンションが入ってしまうのが少し惜しいのですが、それも「今の岐阜」の風景かもしれません…。
本殿は朱色の透塀に囲まれていて、落ち着いた雰囲気。金神社らしい「金」の雰囲気を感じながら手を合わせられます。
季節ごとの雰囲気
6月には茅の輪が立ちます。夏越しの祓に使う茅の輪をくぐることで無病息災を祈願する神事で、この時期限定の「茅輪の御幣串」のお守りも授与されます。
授与所では「金まもり」(巾着型・袋型)、「金小槌」、「しあわせ守り」など30種類以上のお守りが揃っています。
写真を撮りたくなる場所
黄金の大鳥居、筋肉隆々の狛犬、朱色の社殿、さざれ石——どこを切り取っても「金神社らしい」写真が撮れます。
骨董市の日(毎月9日)に来ると、境内に並ぶ着物や陶磁器との組み合わせで、また違う雰囲気の写真になります。
御朱印は授与所で直書きまたは書置きでいただけます。毎月最後の金曜日(プレミアムフライデー)には社名が金文字で書かれた特別御朱印が行列ができるほど人気です。
この日限定の「こがね守り(お財布に入れられる願い札入りのお守り)」も見逃せませんよ。
所要時間はどれくらい?
- 参拝のみなら、15〜20分ほど
- 境内の各社をゆっくり巡るなら、30分ほど
- 骨董市の日に来て、周辺散歩も楽しむなら、半日
境内はコンパクトですが、本殿→稲荷神社→賀夫良城神社→金高椅神社→末社と奥に進むほど発見があります。急がずゆっくり歩くと、思ったより時間が経っています。
アクセス:
JR岐阜駅中央北口から徒歩約10分。黄金の信長像前「岐阜駅北」交差点をまっすぐ北へ。名鉄岐阜駅からは玉宮通りを北へ。
駐車場:
金の鳥居横(金神社会館前)に無料10台分あり。満車の場合は隣接する金公園の地下駐車場(90分まで30分毎150円)を利用してくださいね。
住所:岐阜市金町5-3
御朱印授与時間:9:00~17:00
岐阜まちなか散歩と一緒に巡るのがおすすめ
金神社は、岐阜の「まちなか散歩コース」の起点として最適です。
おすすめの岐阜まちなか散歩コース
金神社:岐阜駅から北へ10分・散歩のスタート地点
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岐阜善光寺:伊奈波神社参道横・信玄→信長→秀吉→家康が争った善光寺如来の地
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伊奈波神社:階段を上がると空気が変わる・金神社の御祭神の夫神が祀られる
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川原町:長良川沿いの古い町並み・格子戸の商家が残る
金神社→岐阜善光寺→伊奈波神社という流れは、「金神社の御祭神・渟熨斗姫の夫神を祀る伊奈波神社へ歩く」という歴史的なつながりがあります。
「家族の物語をたどる岐阜散歩」として、歴史好きにはたまらないコースです。
川原町は長良川沿いに江戸・明治時代の町家が残る静かな街並みで、岐阜の「知られざるレトロ」として大人の散歩に向いています。
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岐阜の金神社まとめ
金神社は、「願いごとをする場所」というより、岐阜の町をゆっくり歩く途中に寄りたくなる場所でした。
黄金の鳥居をくぐった先の静かな境内、筋肉隆々の狛犬、奥へ進むほど出てくる小さな社——「金運神社」という言葉から想像するより、ずっと落ち着いた雰囲気の場所です。
岐阜城・伊奈波神社・岐阜善光寺と合わせて、ぜひ岐阜まちなか散歩のコースに加えてみてくださいね。
>>金神社がある岐阜市の観光情報はこちら【楽天たびノート】※情報が変更されている場合もありますので、公式サイトなどで最新情報をご確認くださいね。
