名古屋市中区には、名古屋市内では熱田神宮の次に古い神社・泥江縣(ひじえあがた)神社があるのをご存じですか?
周りをビルで囲まれた小さな神社なんですが、そこだけ街中のざわめきがさえぎられているように静かで、見どころがギュッと詰まっています。
この記事では、泥江縣神社のご利益と境内の見どころ、御朱印、アクセスと駐車場についてご紹介します。
オフィス街の真ん中で、しばし和むにはぴったりの神社です。周辺は一方通行が多いので、車で行かれる場合は地図を確認してからお出かけくださいね。
泥江縣神社のご利益は?
泥江縣神社はご利益がいっぱい
泥江縣(ひじえあがた)神社の御祭神は「八幡神」として神格化された応神天皇、運を好転させる武運の神さまです。出世開運・交通安全・家内安全・諸願成就・厄除けなどのご利益があるとされています。
由緒書きによると、創建は平安時代の初め(859年)、大分県にある八幡宮の総本山・宇佐八幡宮から勧請されたと伝わっています。江戸時代には豪華な神輿や武者行列が行われ、名古屋名物になっていました。
社殿は昭和20年の戦時中に焼失、復興後の昭和40年に不審火で再度焼失し、現在の社殿は昭和42年に鉄筋コンクリート造りで建て直されています。
ビルに囲まれた敷地内には、たくさんの境内社が並んでいます。旅行の神さま、薬の神さま、学問の神さまなどなど、神さまとご利益が盛りだくさんです。
耳が遠い蛭子の神さま
拝殿に向かって右側、境内社のひとつに「つんぼ蛭子」と書かれた案内板があります。蛭子神は耳が遠いので、お参りする前に小槌でトントントンとたたいて知らせないと、願いが蛭子神に届かないんだとか。
吊り下げられた魚は木製なので響かないけれど、神社内がしんとしているせいか、思ったより大きな音がしました。きっと耳が遠い蛭子さまにもしっかり聞こえたハズです。
商売繁盛・金運上昇・豊漁守護のご利益がいただけます。
泥江縣神社の錦稲荷社
拝殿に向かって左側には、錦稲荷社があり、朱色の鳥居が立ち並んでいます。奥のお社の四隅には狛狐さんが座っていて、お社をお守りしています。
五穀豊穣・商売繁盛・芸能上達などのご利益があるとされています。
泥江縣神社の御神木
錦稲荷神社の横にある御神木の公孫樹(イチョウ)です。その前にお社があり、「石に水やお酒をかけないで下さい」と書かれています。
龍が口を開けてるような形の石をなでると、金運・招福・安産のご利益があるとされています。
境内社の前には、樹齢100年の御神木「昇龍見返り之楠」があり、昇り龍が振り返っているように見える楠です。根元になぜかたぬきの置物が並べられています。
たぬきは「他を抜く」と、商売繁盛や勝負運アップの象徴ともされる縁起がいい動物なので、そういう意味で祀られているのかも?しれません。
泥江縣神社の御朱印は?
2月4日
— ナルイサ (@naruisa_brother) February 4, 2021
泥江縣神社(名古屋)、参拝。#御朱印#泥江縣神社 pic.twitter.com/utJ2PkYKKF
泥江縣神社の御朱印は、社名の上に向かい合うハトの印が印象的な御朱印です。
御朱印は拝殿の右側の道を奥に行くと、社務所(兼自宅?)があります。インターフォンを押すと対応していただけます。(留守の時も多いとのこと)
確実に御朱印を頂きたい場合は、毎月1日に行われる月次祭や、10月の例祭に参拝されることをおすすめします。
住所:名古屋市中区錦1-7-29
電話番号:052-201-3933
参拝時間:7:00~16:00
御朱印授与時間:9:00~15:00(不在の場合あり)
泥江縣神社のアクセスと駐車場は?
名古屋から地下鉄東山線で3分「伏見駅」で下車します。10番出口から北西へ5分ほど歩くと到着します。神社は「袋町通」北側にあります。
車の場合は、袋町通は西から東への一方通行なので、注意してくださいね。(周辺は一方通行だらけです。)
泥江縣神社の参拝者用の駐車場はありませんが、入り口前の道路にはパーキングメーター(時間制限駐車区間)がついています。
表示されている時間内なら、60分以内の駐車が可能です。道路上の白線枠内に駐車し、メーターの表示が0分になっているのを確認してから、300円(手数料)を投入します。
使用可能時間外の駐車(道路標識を確認してくださいね)や60分以上の駐車は、駐車違反になります。
泥江縣神社周辺のコインパーキングの駐車場はこちら↓。
住所:名古屋市中区錦1-7-42 (タワー式)
料金:2時間500円 1日最大1,200円
営業時間:7:00~22:00 ※土日祝休み
住所:名古屋市中区錦1-7 (21台)
料金:(平日)20分330円 最大料金2,400円
(土日祝日)30分220円 最大料金1,200円
※情報が変更されている場合もありますので、公式サイトなどで最新情報をご確認くださいね。
さいごに
名古屋市中区にある泥江縣神社のご利益と見どころ、御朱印、アクセスと駐車場についてお伝えしました。
ビルの隙間にぽっかりと穴が開いたように、緑に囲まれた空間の神社です。大きな敷地、というわけではないけど、見どころが多く、いろんなご利益を両手で抱えて帰れるような気がします。
17:00頃には門が閉まってしまうので、参拝時間に気を付けてくださいね。
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