中津川市苗木城の見どころ撮影スポットと歴史と御城印は?巨岩と石垣がコラボした山城

岐阜県中津川市苗木城 岐阜県

岐阜県中津川市にある苗木城は、2018年「絶景山城ランキング」1位に選ばれた山城です。

木曽川から天守跡までの標高差は170mの山城は、巨岩をそのまま活用して石垣に組み込んだ城で、展望台から360度見渡せる風景は圧巻! 季節や時間によって、ステキな風景を見せてくれます。

この記事では苗木城の見どころと撮影スポット、雲海が見れる時間、歴史と御城印、アクセス駐車場について、ばっちりご紹介します。

歴史的に有名ではないけれど、行くときっとファンになる、魅力いっぱいの山城にぜひお出かけくださいね。

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苗木城跡の見どころと撮影スポットは?

岐阜県中津川市苗木城の天守展望台

苗木城の見どころはなんといっても、自然の巨岩をそのまま組み込んだ石垣です。

苗木城は1526年、標高432mの高森山に築城されました。造られた年代が分かる4種類の石垣が残っています。

  • 野面積み(のづらつみ):戦国時代初期の、大きさがばらばらの石をそのまま積み上げた石垣
  • 打込接ぎ(うちこみはぎ):戦国時代後期、表面の石をなるたけ平たくして、石と石の接着部分の隙間を少なくした石垣
  • 切込接ぎ(きりこみはぎ):江戸時代初期、石を四角く整形して密着させた石垣
  • 谷積み(たにづみ):江戸時代後期、平岩の隅を立てて積んだ石垣

苗木城には全部で21の門があり、坂下門や本丸口門には門の礎石(柱の沈下を防ぐ石)が当時のまま残っています。武器蔵(鉄砲や弓の保管蔵)にも礎石、縁石が並んで残っています。

礎石や縁石を見ると、狭い岩山にたくさんの建物が並んでいたのがよくわかります。

駐車場から山頂の展望台まで見どころ満載なんですが、石畳や起伏のある道、階段の段差が高いところがあり、思ったよりキツイです。(遠山史料館の入り口には、杖の貸し出しがあります。)

歩きやすい靴はもちろんですが、飲み物持参でお出かけくださいね。自動販売機は遠山史料館駐車場と、第1駐車場入り口に設置されています。

撮影スポット①天守展望台からの眺望

岐阜県中津川市苗木城天守展望台からの眺め

天守跡には懸け造り(山の斜面や崖にへばりつくように建てられた)の展望台があります。苗木城築城時の岩山の穴をそのまま利用して展望台が造られたので、当時の構造とほぼ同じに復元されています。

笠森山山頂の展望からの眺めは、中津川市街とその奥に恵那山(2,191m)、眼下には木曽川…と360度ぐるっと見渡すことができます。季節や時間によって変わる風景は圧巻!

※三の丸(大矢倉前)から天守展望台まで約10分ほどかかります。

岐阜県中津川市苗木城の土台

展望台の土台を見ると、当時の柱穴をそのまま使って復元されているのが分かります。

江戸時代にどうやって岩を削ったのか不思議ですが、展望台自体は岩の上に乗っかってるだけなので、それで崩れないってすごい技術ですよね。

岩山の狭い空間を利用するために、考えられた工夫も忘れずに見てくださいね。

撮影スポット②大矢倉と馬洗岩

岐阜県中津川市苗木城の大矢倉
大矢倉

 大矢倉(おおやぐら) :3層の大きなやぐらのあった跡、大きな巨岩を抱きかかえるように石垣が積まれていています。天守跡へ向かう途中に、大矢倉を見下ろせるスポットがあります。

笠置矢倉(かさぎやぐら):正面の笠置山がよく見えることから、笠置矢倉と言われています。木曽川と城山大橋を見ることができます。

岐阜県中津川市苗木城の馬洗岩

馬洗岩(うまあらいいわ):周囲約45mの大きな自然石。苗木城が攻撃されて水断ちされた時、岩の上に馬を並べて米を流し、馬を洗ってるように見せかけて、水がまだ豊富にあるように敵にアピールした、と伝わる大きな岩です。

実際の馬洗岩は、馬を洗うことはできそうな平らな岩ですが、どーみても、岩の上に馬を上げることは不可能だと思うのですが…実際はどうだったんでしょうか?

馬洗岩の下には「八大竜王」を祀った神社がありますが、現在は落石のため、通行止めになっています。

苗木城跡で雲海が見られる時間は?

9月~11月の早朝には、苗木城に雲海が見られることも。1日の寒暖差が10℃以上あり、前日に雨が降った湿度が高い日を狙ってみてください。高気圧に覆われて風がない朝は期待大です。

苗木城は別名「霞ケ城」と言われるくらい、昔から雲海が見られる場所だったんですね。

木曽川から川霧が立ち込めて、白い雲の道が続く光景は、言葉を失ってしまいます。そこに朝日が照らされると、幻想的という言葉だけでは言い表せないほど。

雲海を見に行くときは、寒さ対策をしっかりしたうえでお出かけくださいね。雲の中にいると体が濡れてしまう可能性があるので、雨カッパは必至ですよ。

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苗木城の歴史と苗木遠山史料館

岐阜県中津川市苗木城と復元模型

苗木城は14世紀に築かれた高森山砦の上に、岩村城主・遠山景任(とうやまかげとう)の弟、遠山直廉(とうやまなおかど)が築城したと言われています。

武田、織田、徳川の領地に挟まれたこの地を守るため、国衆だった遠山直廉は斎藤道三に帰属するも、道三隠居後には武田信玄方へ帰属、そのかたわら織田信長にも通じ、武田・織田の仲介役を務めていました。

直廉は信長の妹を妻として、生まれた女の子を信長の養女として、武田信玄の息子・勝頼に嫁がせました。戦国の世を生き抜き領土を守るため、政略結婚は仕方のないことだったんですね。

直廉死後、苗木城は武田軍と織田軍の戦いに巻き込まれ、森(秀吉家臣)軍に攻められて落城、1600年に家康の命を受けた遠山友政(とおやまともまさ)が苗木城を18年ぶりに奪還しました。

遠山友政は苗木藩の初代藩主となり、その後は遠山家の居城として、明治時代の廃城まで12代にわたって苗木の領土を守り抜きました。

岐阜県中津川市苗木遠山史料館の風吹門

苗木遠山史料館は、戦国時代からの苗木城の歴史が分かる博物館。苗木城を築いた遠山家伝来の甲冑や、武田信玄からの書状、苗木城の復元模型などが展示されています。

苗木城の門で唯一残存する「風吹門(かざふきもん:大矢倉の手前にあった門)」の柱と門扉が、史料館1階(階段下)に保管されています。

苗木城スタンプの設置場所は?

苗木城は「続日本の100名城」の142番に選ばれています。名城スタンプは、苗木遠山史料館入口に設置されています。

休館日でも無料エリア(トイレとイスが並んだ休憩スペース)は解放されているので、スタンプを押すことはできますが、年末年始の休館日にはスタンプを押すことができないので注意してくださいね。

苗木城の御城印

岐阜県中津川市苗木城の御城印

苗木城の御城印はステッカータイプで、苗木遠山史料館受付で購入することができます。オリジナルの御城印帳も用意されています。

さらに!遠山史料館右上の第1駐車場に設置されている自動販売機で、御城印が購入できます! 御城印とマスクと苗木城跡シール(ここでしか手に入らないシールです)がセットになって500円です。

御城印が自販機で購入できるなんて…画期的!? 最近では、自販機で御朱印やお守りが購入できる神社もあるそうで、今後増えていくのかもしれませんね。

御城印は「苗木交流センター(公民館)」でも購入できます。

苗木遠山史料館
住所:岐阜県中津川市苗木2897-2
電話番号:0573-66-8181
入館料:一般330円、中学生以下無料
開館時間:9:30~17:00
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)、12/27~1/5
苗木交流センター
住所:中津川市苗木7516-1
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苗木城跡のアクセス駐車場は?

岐阜県中津川市苗木城

苗木城跡まで電車バスで行く

苗木城跡へ電車で行く場合、名古屋からJR中央線「中津川駅」で下車します。駅前から北恵那交通バス【T】付知・加子母方面に乗り4つ目、約12分ほどで「苗木バス停」に到着します。

バス停から苗木城跡まで南へ約25分ほど歩きます。電車、バスで行くには、かなりの覚悟が必要です。電車で行くなら、期間限定の直行バスが運行される時に行くのがおすすめです。

苗木城跡までの期間限定直行バス

苗木城跡の北にある「苗木さくら公園」には700本ほどのソメイヨシノがあり、「飛騨・美濃さくら33選」に選ばれています。

4月上旬の桜まつり(3月下旬から4月上旬)と、ゴールデンウィーク、紅葉の時期(11月上旬)に合わせて、中津川駅から直行バスが出ます。

JR中津川駅前バス4番のりばから乗車、運賃はバス車内で支払いです。(大人:中学生以上)

片道往復
大人500円800円
子ども300円400円
直行バス運賃

バスの往復券を購入すると、苗木遠山史料館の入場料が330円→270円と割引になります。

苗木城跡の駐車場は?

岐阜県中津川市苗木城の案内板

車で行く場合は、中央自動車道「中津川IC」から県道257号線(裏木曽街道)を北へ向かい、城山大橋を越えた先にある「苗木城跡 歴史の広場」の看板がある交差点を右折します。

道なりに進んでいくと「苗木遠山史料館」が右側にあり、その先の交差点を右に行くと、苗木城跡第1駐車場(A1)があります。(写真↑の案内板があります。)

苗木城跡の周辺にはいくつか無料駐車場があります。

  • 苗木城跡第1駐車場(A1/20台)
  • 苗木城跡第2駐車場(A3/6台)
  • 苗木遠山史料館駐車場(A2/20台)
  • 苗木城B1駐車場(19台)
  • 苗木城B2駐車場(50台)
  • さくら公園駐車場P1(10台)・P2(40台)・P3(15台)・P4(15台)

苗木城跡に一番近い駐車場は、苗木城跡第1駐車場です。ボコボコした石畳の上を走るところがあるので、ゆっくり走行してくださいね。

苗木城B1駐車場は、国道257号線から右折した先にある最初の駐車場で、バスの駐車場があります。ここから苗木城跡までは1Kmほど歩きます。

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さいごに

苗木城の見どころと撮影スポット、雲海が見れる時間、歴史と御城印、アクセス駐車場についてお伝えしました。

苗木城を歩くと、今でも水が湧き出ている千石井戸や的場跡、陽の当らない岩の上に造られた牢屋なども見ることができます。

苗木城の天守展望台の周辺は日陰が少なく、夏は炎天下になります。秋は枯れ葉が散った後の雨上がりは滑りやすくなります。歩きやすい靴と帽子、水分持参で、ムリをしないで散策してくださいね。

苗木城に行ったら寄りたい!周辺の観光情報はこちらにもあります。ぜひご覧になってくださいね。
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