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覚王山日泰寺(名古屋市)は無宗派寺院!見どころや御朱印アクセス駐車場をご紹介!

覚王山日泰寺

名古屋市千種区にある日泰寺は、日本で唯一、どの宗派にも属さない無宗派の仏教寺院ってご存じですか?

日本とタイ(泰)の良好な関係を象徴するお寺で、タイ国の王室の方たちや在日タイ人も参拝に訪れています。広々とした境内はとっても静かで、ところどころに置かれているベンチに座って、のんびりされてる方もいらっしゃいます。

この記事では、覚王山日泰寺が無宗派である理由、見どころと御朱印、アクセスと駐車場についてご紹介します。

お寺ってなんとなく入りにくい感じがするんですが、日泰寺は境内が広くて、誰にでも門が開かれているような印象です。普通のお寺との違いを探してみてくださいね。

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覚王山日泰寺が無宗派寺院なのはなぜ?

名古屋市千種区日泰寺の本堂

日泰寺は宗派を超えた仏教寺院で、住職さんは各宗派の指導者が3年交代で務めています(僧堂のみ、曹洞宗が管轄)。

1898年(明治31年)、イギリス人の行政官が、インドの自分の荘園の仏塔を発掘したところ、お釈迦様の遺骨(新舎利)を発見しました。

その遺骨はイギリスからタイへ譲渡され、その一部が1900年にタイの国王ラーマ5世から日本に贈られました。ご本尊の釈迦牟尼如来さまも、タイ政府より贈られています。

1904年(明治37年)に、新舎利をお祀りするために、仏教全宗派が協力して「日泰寺」が建立されました。覚王山(かくおうざん)は、「覚(さと)りの王」お釈迦さまのお寺という意味です。

名古屋市千種区日泰寺のタイ国王の像

本堂の左前に、ラーマ5世チュラロンコン大王の象があります。ラーマ5世は、タイの近代化を導き、奴隷解放を行った名君として知られています。

57歳の生涯で奥さんは側室を含め160人以上、子供は77人! お札の顔にもなった、タイでは大人気の国王です…なんというか、すごい王様ですね。

像の足元には2頭の象が守っています。前には「海江豆(カイコウズ)」というタイの花が植えられていて、5月~6月には鮮やかな真紅の花を咲かせ、とってもきれいです。

本堂正面の扁額や鐘楼の鐘にはタイ語が書かれていて、他のお寺との違いを感じることができます。

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日泰寺の見どころは?

覚王山日泰寺山門の仁王像

名古屋市千種区日泰寺の山門の像

1986年(昭和61年)に完成した山門の左右には、屈強な仁王像…ではなく、高さ4.5mのお釈迦さまの弟子が並んでいます。

左は仏弟子の最長老だった迦葉尊者(かようそんじゃ)、衣食住に対する執着を捨てて、1日1食の、簡素で厳しい生活を生涯続けた人です。お釈迦様が亡くなった後、跡を継いで指導者となりました。

右はお釈迦様の最期を看取った阿南尊者(あなんそんじゃ)、お釈迦様の侍者として25年間仕え、お釈迦様の言葉をよく記憶していた人です。とってもイケメンだったそうですよ。

覚王山日泰寺の五重塔

名古屋市千種区日泰寺の五重塔

1997年(平成9年)に建てられた、高さ約30mの五重塔です。中には写経が収められています。

平成に建てられた五重塔は意外と多くて、現在日本にある80を超える五重塔のうち、明治時代以前に建てられたものは22塔、平成になってから30以上の塔が建てられています。

平成の五重塔は、純木造もありますが、日泰寺の五重塔のような鉄筋コンクリート造もあります。

※日本最古の木造五重塔は「法隆寺」の五重塔です。耐震性はどうなってるんだろう?って不思議ですよね。今まで台風で倒壊したことはあっても、地震で倒壊した五重塔はないんだそうです。

覚王山日泰寺の縁日の時間は?

日泰寺の「弘法の日縁日」は毎月21日に開催され、9時頃にはほとんどのお店が開店します。参道沿いや日泰寺の境内に多くの屋台が立ち並び、お昼前には多くの人出でにぎわいます。

野菜や果物、乾物や日用品、カバンや食器、アクセサリーなどの雑貨や軽食の屋台などなど、お値打ち品がいっぱい! あっちへふらふら、こっちへふらふらと、あっという間に両手にいっぱいの荷物になってしまいます。

2時過ぎには店じまいを始めるお店が多いので、お昼頃までに到着するようにお出かけくださいね。マイバッグ2つ以上持参がおすすめですよ!

※日泰寺の縁日は雨天でも開催されていますが、出店が少なくなる可能性があります。

覚王山日泰寺の入れ歯供養!?

日泰寺では毎年10月8日13:00~、入れ歯供養祭(108=いればの語呂合わせで、使われなくなった入れ歯や抜けた歯を供養する)が行われています。

供養したい場合は、当日受付(12:40~13:15)で持参してくださいね。

※入れ歯供養は、名古屋市中区の大須観音「歯歯塚供養」(毎年8月8日)でも行われています。

日泰寺の舎利殿の場所は?

名古屋市千種区日泰寺

日泰寺の手水舎の横に「釈尊御遺形奉安塔道」の石柱と下へ降りる階段があります。階段下の道を左折し、信号がある大通り(県道30号線)にぶつかったら、信号を渡って左折します。

その先の「姫が池通1」の交差点の信号を渡ると、日泰寺舎利殿に到着します。

日泰寺舎利殿

拝殿の先に花崗岩で作られた高さ15mのガンダーラ式奉安塔があり、仏舎利(遺骨)が安置されています。拝殿の手前にある門から柵があって、その先に入ることができません。

拝殿の間から奉安塔がちょっと見えるだけで、奉安塔の全体は見ることができないのが残念ですが、日泰寺まで行かれたときは、ぜひ仏舎利殿にもお参りしてくださいね。

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日泰寺の御朱印の時間は?

日泰寺の御朱印の授与時間は、9:00~14:00と短めなので、注意してくださいね。現在は新型コロナ感染防止のため、書き置きのみの対応となっています。

御朱印は本堂入って右手にある授与所にて授けていただけます。※五重塔の北側にある寺務所では、御朱印はいただけないので、注意してくださいね。

オリジナルの御朱印帳(濃青で無地の御朱印帳に日泰寺の名前入り)もあります。

覚王山日泰寺
住所:(本堂)名古屋市千種区法王町1-1
 (仏舎利)名古屋市千種区城山新町1-1
電話番号:052-751-2121
開門時間:5:00~16:30
御朱印受付時間:9:00~14:00
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日泰寺のアクセスと駐車場は?

名古屋市千種区日泰寺の山門

日泰寺へ電車で行く

名古屋から地下鉄東山線(藤が丘行き)に乗り、約15分「覚王山駅」で下車します。1番出口から北へ、日泰寺参道を10分ほど歩くと日泰寺に突き当たります。

日泰寺の参道沿いには、雑貨屋さんや飲食店などのお店がたくさん並んでいるので、あっという間に到着しちゃいますよ。

日泰寺の駐車場は?

日泰寺の参拝者用駐車場は、参道の突き当りから境内に入って、山門の手前を左へ入ります。山門の左側(普門殿の前)右側(五重塔の前)に、約100台ほど駐車可能なエリアがあります。

毎月21日の縁日は、参道が通行止めになるので、本堂の駐車場は利用できません。舎利殿の西側(境内)の駐車場か、南側にある駐車場を利用してくださいね。

>>日泰寺がある名古屋市千種区の観光情報はこちら【楽天たびノート】

※情報が変更されている場合もありますので、公式サイトなどで最新情報をご確認くださいね。

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さいごに

名古屋市千種区にある日泰寺の歴史と見どころ、縁日や御朱印、アクセスと駐車場についてお伝えしました。

日泰寺では、宗教・宗派は問わず(神教・キリスト教でもOK)、檀家になる必要もなく、葬儀をすることができ、墓地にお墓を建てることができるんです。

お墓を継ぐ親族がいなくても、50年、100年と永代供養をお願いすることができるので、これからは受け入れられやすいような気がします。

独特な歴史をもつ、宗派を超えたお寺を、ゆっくりお散歩してみてくださいね。

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