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大須観音のご利益とおみくじ!凶が出ても大丈夫な理由と見どころを紹介

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名古屋の大須商店街の一角に、「観音さん」と呼ばれて地元に愛されているお寺があります。

大須観音(正式名称:北野山真福寺宝生院)。日本三大観音のひとつとも言われる、名古屋を代表する古刹です。

いつも参拝者が絶えない賑やかな場所ですが、実は歴史のエピソードが面白くて、「観音さんに行ってきた」という以上の体験ができる場所です。

ご利益・おみくじ・からくり人形・歴史の話まで、まとめてご紹介します。

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大須観音のご利益は?

名古屋市中区大須観音

大須観音のご利益として知られているのは、入試合格・学業成就・厄除け・家内安全・身体健康・商売繁盛など。中でも学業成就のご利益が強いと言われているのには理由があります。

大須観音はもともと、学問の神様・菅原道真を祀る北野天満宮の別当寺(神社を管理するお寺)として建立された歴史があるからです。「北野山」という山号も、その流れを引いています。

受験シーズンには合格祈願の参拝者も多く訪れます。

毎月18日はご本尊縁日、18日・28日には骨董市が開催されています。掘り出し物が見つかればラッキー。

普門殿

名古屋市中区大須観音の普門殿

大須観音の本堂西側にある「普門殿」には、十二支・干支の守り本尊さまが奉られています。観音さま、阿弥陀さま、大日如来さまなど、たくさんの仏さまが並んでいるんです。

実は、生まれ年の干支によって守ってくださる仏さまが違うんです。自分の干支のお守りは、その干支の特徴や意味を持ち、持ち主に幸運や健康をもたらすとされています。

ぜひ、普門殿で自分の守り本尊さまを探してお参りしてみてくださいね。

境内にある珍しいスポット

名古屋市中区大須観音の人形塚

扇塚(本堂東側)

舞踊などに使う扇を奉って芸道上達を願う場所です。毎年11月の第2土曜日には「扇供養祭」が行われます。

大須観音の近くにはかつて遊郭があり、今も名古屋に芸妓さんの文化が残っているんですよ。

大正琴発祥の地(西門南)

大正琴は名古屋生まれの、日本で唯一の洋楽器です。

「歯歯塚」と「人形塚」(西側)

  • 歯歯塚:乳歯や抜けた歯、古くなった入れ歯を納める場所
  • 人形塚:古くなったお人形を供養する場所

毎年8月8日に歯歯塚供養、10月第1木曜日に人形供養が行われます。

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大須観音のおみくじで「凶」が出たら?

名古屋市中区大須観音

大須観音のおみくじは、「凶」が出やすいという話をよく聞きます。

でも、落ち込む必要はありません。大須観音の「凶」は「悪いことが起きる」という意味ではなく、「そうならないように気をつけて」という観音さまからのアドバイスなんです。

慈悲深い観音さまが、「立ち止まって自分の行動を振り返ってみて」と伝えてくれているメッセージ。じっくり読むと、今の自分へのヒントが書かれているはずです。

凶が出たら「ラッキー、観音さまが直接アドバイスをくれた」と思って、ありがたく受け取ってみてください。

大須観音のからくり人形「宗春爛漫」

名古屋市中区大須観音の境内にある宗春からくり人形

境内で特に楽しいのが、「宗春爛漫」というからくり人形です。

主役は第7代尾張藩主・徳川宗春。徳川吉宗が質素倹約を奨励していた時代に、芝居小屋を許可するなど独自の政策で名古屋の町を活性化させた人物です。

明るい音楽とともに白い牛にまたがった宗春が登場し、観客に「唐子」か「浦島」どちらの演目が見たいかを尋ねます。

観客が答えると、その演目の山車からくりが始まる——観客と対話する双方向からくりが大須観音ならではの仕掛けです。

花魁春日野の踊り、最後は宗春が名古屋城の屋根の上で踊る場面まで、繊細な動きに思わず見入ってしまいます。

上映時間: 11:00・13:00・15:00・17:00(各回約6分)

大須観音の知っておきたい歴史エピソード

名古屋市中区大須観音の山門

大須観音には、知る人ぞ知る興味深い歴史があります。

徳川家康の命で移転してきたお寺

大須観音はもともと、現在の岐阜県羽島市にあったお寺です。名古屋城築城の際に行われた「清洲越し」(清洲の町ごと名古屋に移す大規模な引越し)のとき、家康の命でこの地に移転してきました。

移転の大きな理由のひとつが、国宝の「古事記」(現存最古の写本)をはじめ、1万5千冊以上もの貴重な古文書を洪水から守るためでした。

大須観音がただのお寺ではなく、日本有数の文書コレクションを持つ場所でもあることは、あまり知られていません。

「鬼は外」と言わない節分

大須観音節分会の鬼追いの儀式

大須観音の節分行事には珍しい風習があります。豆まきで「福は内」とは言いますが、「鬼は外」とは絶対に言いません

理由は、大須観音には天照大神から授かったとされる「鬼の面」があり、それが門外不出の大切な宝物だから。「鬼は外」と言って外に出してしまってはいけないのです。

普段はお寺の僧侶でさえ見ることができない宝物です。

毎年の豆まきは本殿前の桟敷から行われ、七難即滅・七福即生を祈願して豆がまかれます。下で紙袋を広げて豆を受け止める光景は、毎年ニュースでも取り上げられる名物行事です。

大須観音
住所:名古屋市中区大須2-21-47
参拝時間:6:00~19:00
アクセス: 地下鉄鶴舞線「大須観音駅」2番出口すぐ

大須観音まとめ

大須観音は、「商店街のついでに立ち寄るお寺」というより、知るほど面白いエピソードが重なっている場所です。

凶が出るおみくじ、「鬼は外」と言わない節分、国宝の古事記を所蔵する図書館、観客と対話するからくり人形——

「観音さん」と親しまれながら、これだけのものを抱えているのが大須観音の面白さだと思います。

大須商店街を歩くときは、ぜひ最初か最後に立ち寄ってみてくださいね。

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