2022年は寅年ですよね。
愛知県で寅年ゆかりの虎スポットはあるのかな?と探してみたら、犬山市に狛犬ならぬ狛虎が護っているお寺を見つけました。
この記事では、犬山市にある虎スポット、尾張信貴山泉浄院のアクセス駐車場と見どころをご紹介します。
知る人ぞ知る、虎が護るお寺で、2022年の幸運をお願いしてくださいね。
犬山市の尾張信貴山泉浄院のアクセスは?
尾張信貴山泉浄院へ電車・バスで行く
尾張信貴山泉浄院の最寄り駅は、名鉄小牧線「楽田駅」です。
名鉄犬山線「犬山駅」で小牧線に乗り換えて「楽田駅」で下車、または地下鉄名城線「平安通駅」から地下鉄上飯田線経由名鉄小牧線「楽田駅」で下車します。
楽田駅から犬山市コミュニティバス「楽田東部線」に乗って「倉曽(くらそ)団地」で下車、そこから山道を歩いていきます。
途中分かれ道がありますが、ハイキングコースの看板が立っているので、「信貴山」を目指して歩いてくださいね。
尾張信貴山泉浄院へ車で行く
尾張信貴山泉浄院(おわりしぎさんせんじょういん)は、梅園で有名な「大縣神社(おおあがたじんじゃ)」へ向かう県道177号線「薬師前」交差点の東にある三差路から県道195号線に入ります。
650mほど先にある「倉曽町公民館」がある道を左折(東へ)します。
道なりに倉曽団地を進んでいくと、家が途切れた先に「尾張信貴山泉浄院この奥」の案内板がついた水色の小屋があり、山の中へ向かう1本道が続いています。
アスファルト舗装はされているものの凸凹のところもあり、くねくね曲がっていて、ちょっと大きめの石が転がっていたりして、ハンドルを持つ手が慎重になります。
ガードレールがあるわけでもなく、道幅も狭いので、運転には気をつけてくださいね。
前から車が来たらどうしよう?車が来ませんように…と祈りながら、車を走らせました。途中に公衆トイレがあり、そこから少し行くと、車で入れる最終地点に到着します。
尾張信貴山泉浄院の駐車場は?
この階段前が少し開けていて(この先は縄が張られていて先に進めなくなっています)、5~7台くらい駐車できるスペースがあります。
ここから先は徒歩で上がっていきます。階段上に多宝塔が見えています。
尾張信貴山泉浄院に行くハイキングコース
大縣神社から「姫の宮奥宮」→「雨宮社」→「大縣神社奥宮」→「尾張信貴山」→「ヒトツバタゴ自生地」と歩く「本宮山散策コース」が設定されています。
293mの本宮山の南側に位置する尾張信貴山は210m、対象年齢は小学生以上の、初心者でも安心のハイキングコースになっています。
尾張富士・尾張本宮山・尾張白山と続くハイキングコースもあります。
トレッキングポール(登山用の杖)を持った方たちと、参道ですれ違いました。ハイキングを楽しんで、尾張信貴山泉浄院に立ち寄られたのかもしれませんね。
尾張信貴山泉浄院の見どころは?
奈良県の信貴山朝護孫子寺とのつながりは?
奈良県に毘沙門天の総本山・信貴山朝護孫子寺(しぎさんちょうごそんしじ)があります。
582年、聖徳太子が廃仏派だった物部守屋討伐の戦勝祈願をしたところ、寅年寅の日、寅の刻に毘沙門天王が出現し、勝利へと導きました。
そのお礼に聖徳太子が毘沙門天王像を彫り、「信ずべき貴ぶべき山」のご本尊として祀られました。病気平癒、開運招福のご利益があるとされ、寅はお寺の守護神となっています。
信貴山朝護孫子寺の境内の入り口には、全長6mの世界一大きな張り子の寅が置かれています。
尾張信貴山泉浄院は、昭和7年に総本山・信貴山朝護孫子寺より勧請して創建されたと言われています。
朱色の多宝塔と参道の寅
昭和37年建立の多宝塔は、2020年に塗りかえられたばかりで、とっても鮮やかな朱色が目を引きます。大津市石山寺にある鎌倉時代の多宝塔を模して作られたそうです。
下層は正方形、上層は円形の二重の塔で、こんな山の上にこんな立派な多宝塔があるってびっくりしちゃいますよね。
多宝塔の北側に鐘楼があり、その先に参道が続いています。
途中「お札・おまもり・おみくじ→」の看板があり、階段の先に「泉浄院」と書かれた朱色の門があります。寺務所があるようですが、扉がぴっちり閉まっていて、中の様子は分かりませんでした。
※住職さんがいらっしゃるときもありますが、不定期とのことです。
そのまま石畳の参道を歩いていきます。本堂へ続く階段の手前に阿吽の狛虎さんが睨みをきかせています。
見た瞬間にアニメの「タイガーマスク」を思い出してしまいました(笑)。でも、この狛虎さんは昭和9年に造られたもので、タイガーマスク(連載開始が昭和43年)の方がずっと後のことなんですよね。
狛虎さんから階段を上がっていき、突き当りの左手に本堂があります。右手側には入鹿池がちょこっと見えます。
尾張信貴山泉浄院本堂からの眺めは格別!
駐車場から歩いて5分くらいで、本堂へ到着します。
本堂に上がって左手にまわると、お賽銭箱があります。視線を上に向けると、どんぐり眼の立派な鬼瓦が見下ろしています。振り向くと濃尾平野が広がっていて、名古屋駅方面が一望できます。
尾張信貴山は1584年、小牧山の合戦時に豊臣軍が陣を敷いた場所だったそうです。そのとき家康軍が占拠していた小牧山城も、ここから見下ろすことができます。
標高210mとそんなに高い山ではないんですが、周りが見渡せる絶好の場所だったんでしょうね。
もう少し天気がよければ、はっきりと見えるんでしょうが…ちょっとかすんでしまって残念です。
住所:犬山市倉曽洞1-13
電話番号:0568-67-7538(不在の場合は留守電になります)
※情報が変更されている場合もありますので、公式サイトなどで最新情報をご確認くださいね。
さいごに
2022年寅年に行きたい!犬山市にある尾張信貴山泉浄院の、アクセス駐車場と見どころをお伝えしました。
尾張信貴山山頂は空気が少し冷たくて、とても静かな空間に包まれています。名古屋の高層ビル群の眺望を独り占めしながら、ゆっくりした時間を過ごすのもおすすめです。
新しい年は楽しいこといっぱいの年になりますように、ぜひ虎スポットの泉浄院へ参拝に行ってみてくださいね。
・明治村のおすすめ撮影場所12選!鬼滅の刃スポットと回り方モデルコースもご紹介
・リトルワールドの見どころと楽しみ方は?園内バスを使って日帰り世界旅行に行こう!
・犬山成田山のご利益と御朱印は?大仏と古墳があるってほんと?アクセスと駐車場もご紹介