ジブリパークの「もののけの里」エリアは、まるで別世界に足を踏み入れたかのような魅力に満ちています。
映画『もののけ姫』の神秘的な森を背に、エミシの村にあったタタラ場が再現されてます。
この記事では、ジブリパーク「もののけの里」エリアの見どころをご紹介します。
アシタカやサンの足跡を追いながら、もののけの里の隠された秘密と美しさを一緒に探求しましょう。
ジブリパークもののけの里には何がある?
ジブリパーク「もののけの里」は、里山づくりを行っている「あいちサトラボ」に隣接しています。
入口近くにはエミシの村にあった「物見やぐら」が立っていて、木々が生い茂った森と田んぼや畑があり、もののけの里の里山の風景が広がっています。※物見やぐらに登ることができません。
乙事主とタタリ神のオブジェ
もののけ姫のタタリ神は、自分を傷つけるものを祟って呪いをかける、土蜘蛛のような、赤黒い触手の塊の怪物。
もとは獣の神さまだったけれど、人間への憎しみと怒りに支配されて、理性をなくし、呪いをまき散らす怪物になってしまったんです。
全長9m、高さ2.8mのタタリ神のオブジェは、長い手足や体がカラフルなタイルやレンガ、瓦で覆われていて、呪いの神さまという怖いイメージはなく、思わず触りたくなっちゃいます。
(手の部分がイモリの手のようで、かわいいんですよね。)
タタリ神の隣には、全長7.6m、高さ3.4m、白い体に2対4本の牙を持つ、猪神族のリーダーの乙事主(おっことぬし)の滑り台が並んでいます。
カラフルなタイルと、インドネシア産の白とグレーの玉石が張り付いていて、とってもりりしい姿です。
なんと、乙事主のタイルの中に隠れキャラクターがいます。目の下あたりをよ~く探してみてくださいね。
乙事主のおなかの下から入って、ハシゴとネットを登って、背中の上から滑り下りることができますよ。対象年齢は12歳以下、雨天時は利用不可。
夕方暗くなると、タタリ神と乙事主の目が赤く光るんだとか。それだけで、周りの雰囲気が変わりそうですね。
タタラ場で五平餅の炭火焼き体験
タタラ場の入り口は、丸太を組んだ見張り台があります。
タタラ場の中は学習体験の場所、郷土料理「五平餅」の炭火焼き体験ができます(体験は予約不要、別料金1,200円で五平餅1本+タレ1瓶)。
たれの味付けは
- クルミ味噌
- しょうゆ
- ナポリタン
- カレー
ナポリタン味の五平餅はここだけしか食べられないとあって、ナポリタン味が大人気。焼きあがったら粉チーズをかけて、もう一度焼いたらできあがりです。
五平餅にナポリタン味とチーズ、これが意外と合うんだとか。外側をカリカリに焼くと、洋風の五平餅というか、今まで食べてきた五平餅とは全く違ったおいしさです。
瓶に入ってるソースは、余ったら持ち帰ることができますよ。家でトーストに塗ってみてもいいかも?
12歳以下のこどもは大人と一緒なら体験可能ですが、9歳以下は体験不可(タタラ場に入場はできます)。
タタラ場には陶芸の窯を置くスペースが確保されていて、将来的には炭焼きや陶器作りなど、いろんな体験ができる施設になりそうです。
タタラ場は丸太柵で囲まれていて、屋根の中央部分の一部を持ち上げて、採光と換気ができるようになっています。屋根には本物の芝が張られています。
芝は伸びるし、鳥が種を落として木が生えてくるかもしれないし、花が咲くかもしれない…芝刈りなど手間をかけながらも、変化が楽しめるようになっています。
タタラ場の周りには麦が植えられていました。風が吹くとざわわ…と音を立てて、のどかな雰囲気です。
昨年11月には陸稲の収穫を行っていました。もののけの里は季節によって色合いが変わる、来るたびに風景が違う、時間がたつほど育っていく、そんな楽しみがあるエリアです。
もののけの里のお土産は?
こちらはもののけの里休憩処で販売される商品です pic.twitter.com/Y0pwHcf2qY
— 中日新聞 (@chunichi_denhen) October 25, 2023
かつて「サツキとメイの家」の隣にあった石置き屋根の管理棟が移築されて、「もののけの里休憩所」になっています。
販売される限定グッズのお土産は、サンとアシタカの被り物、タタリ神や乙事主のぬいぐるみ、干し肉(ジャーキー)など約10種類。ここでしか買えないグッズばかりです。
ドリンクなども販売されているので、休憩所の外に置かれたベンチで一休みしながら、里山の風景を楽しんで下さいね。
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もののけの里の所要時間は?
五平餅焼き体験をしなければ、15分程度で見て回れます。
五平餅焼き体験をする場合は、30分程度は必要です。
「もののけの里」エリアの広さは約0.8ヘクタール、「青春の丘」とほぼ同じ広さで、所要時間はくるっとまわって30分、五平餅の炭火焼き体験をして1時間ほどと公式サイトにはありますが…。
実際に行ってみると、五平餅体験をしないなら、お土産物を見ても正直20分もあれば十分かなぁって思いました。
再入場はできないので、気をつけてくださいね。
- トイレ:もののけの里休憩所にあります。
- コインロッカー:ありません。
- もののけの里は、自然豊かな場所にあるため、天候に左右されます。特に雨天時は、楽しめる範囲が限られるため、注意が必要です。
住所:愛知県長久手市茨ケ廻間 乙1533(愛・地球博記念公園内)
営業時間:平日 10:00〜17:00 土日祝日 9:00〜17:00
休館日:火曜日(春休み・夏休み・冬休み期間中は開館)・年末年始
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※情報が変更されている場合もありますので、公式サイトなどで最新情報をご確認くださいね。
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さいごに
ジブリパーク「もののけの里」エリアの見どころについてお伝えしました。
もののけの里は、もののけ姫の世界観を体感できる施設ですが、規模が小さく、見どころは限られています。そのため、期待しすぎるとがっかりする可能性があります。
「もののけの里」エリア内に、コダマたちの姿も見られるといいんですが…こだまの出す「カタカタ」って音だけでも、たまに聞こえるといいのになって思います。
ジブリパークの「もののけの里」で、素朴な里山で癒されてくださいね。
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