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岡崎市カクキューの工場見学は?八丁味噌を使ったランチやお土産もおすすめ!

岡崎のカクキュー八丁味噌の郷の本社事務所

名古屋めしに欠かせない「八丁味噌(赤みそ)」、現在は岡崎市にある「カクキュー」と「まるや」の2つの老舗だけに受け継がれています。

カクキューとまるや、どちらも無料で味噌蔵の見学をすることができます。味噌の香りに包まれながら、重石がのった大きな味噌樽を見るなんて、滅多にないチャンス!

この記事では、登録文化財に登録されている八丁味噌のカクキューの工場見学と、アクセス駐車場についてご紹介します。

一般的な赤味噌は、日本全国で作られているんですが、八丁味噌は愛知県で作られている、国が定める基準(原料・製法・熟成)を満たした豆みそです。その旨味の秘密を教えちゃいます。

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カクキュー八丁味噌の工場見学は?

岡崎市カクキュー八丁味噌の工場見学受付

岡崎城から八丁(約870m)離れた八帖村で作られる味噌だから「八丁味噌」、江戸時代初期からの伝統製法で今も作られています。

カクキューに到着したらまずは工場見学の申し込みをしましょう。売店の中に受付があり、時間を記入した用紙がもらえます。売店奥にあるドアから外に出たところが集合場所です。※見学無料

工場見学は、平日は10:00~16:00、毎時00分スタートです。土日祝日は9:30~16:00、毎時00分と30分スタートで、12:30の回はお休み、約30分の工場見学です。※年末年始はお休みです。

カクキュー八丁味噌の史料館

岡崎市カクキュー八丁味噌の看板

史料館の建物は明治40年(1907年)に建築された仕込み蔵を改築したもので、当時の味噌作りの様子を人形で表現しています。

入り口入った左側にある看板は、国鉄(JR)の駅に掲げられていた看板で、岡崎の矢作川の橋の上で、日吉丸(のちの豊臣秀吉)と野武士の蜂須賀小六が出会った絵が描かれています。

日吉丸が敷いているゴザには、四角の中にカクキューを示す「久」の文字…、日吉丸がこっそりカクキューに忍び込んで、ゴザを盗んだことがあったとかなかったとか…?

岡崎市カクキュー八丁味噌の作り方

大釜で大豆を蒸して潰して、こぶし大の大きさの味噌玉に握って、2階へ運び、麹菌で発酵させます。大豆を蒸すと赤味噌大豆を煮ると白味噌になるんだそうですよ。

ストーブを焚くと、暖かい空気が上昇して発酵を促すそうで、天井には空気が通るように隙間が作られていました。夏に作るとカビが発生してしまうので、冬だけ作るんだそうです。

岡崎市カクキュー八丁味噌の作り方

2階でできた豆麹に水と塩を加えてこね合わせ、樽の中で踏みしめて空気を抜きます。塩と水の加減で味噌の出来具合が決まるので、一番大切な工程です。

カクキュー八丁味噌の味噌蔵

岡崎市カクキュー八丁味噌の味噌蔵

杉の木で作られた、直径約1.8mの樽に入った味噌は、2夏2冬以上このまま蔵に置かれます。温度調整をしていない蔵の中で、じっくり天然醸造されます。

熟成期間が長いから色が黒くなるそうで、塩分控えめでも濃厚でコクがある味になるんですね。

上に載せられた石は約350個、3トン分の石を円錐状に積む「のづら積み(ほとんど加工されていない自然の石を積み上げる方法)」で、地震が起きても崩れたことがないそうです。

崩れないように、均等に圧がかかるように、石を積むことができるようになるまでに5年はかかるそうで、職人さんは味噌作りだけじゃなくて、石積みも修行しなきゃいけないんですね。

1つの樽に6トンの味噌が仕込まれていて、桶は100年以上使えるそうです。そのあとは革を張って太鼓にしてもいい音が出るそうで、太鼓としても100年は使える味噌樽です。

カクキュー工場見学のお土産は?

カクキューの祖先は、今川義元の家臣だったんですが、桶狭間の戦いで今川勢が敗れた後、岡崎へ落ち延びて、子孫が1645年に味噌屋を創業しました。

カクキューの社長さんは代々、創業者の名前を襲名するそうで、現在の社長さんは、19代目の早川久右衛門さん。 江戸時代から続く味噌作りはこうして守られてきたんですね。

工場見学が終わると、みそ汁と味噌田楽の試食がありました。食品添加物の入っていない、加熱殺菌処理もしていない生きてる味噌は、優しい味でほっとします。

工場見学申し込みの時にもらった用紙に、名前と住所を記入して受付に出すと、お土産と交換してくれます。お土産は八丁味噌パウダーでした。

カレーなどの煮込み料理に入れればコクがアップ、バニラアイスに加えるとキャラメルスイーツになります。濃厚な旨味で、味噌味が強く出ないので、使いやすいですよ。

工場見学の後に、(お土産があれば)忘れずにいただいてくださいね。

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カクキュー八丁村でランチ

岡崎市カクキュー八丁村

カクキューの敷地内には、八丁味噌を使った料理が食べられるフードコート「岡崎カクキュー八丁村」があります。

味噌煮込みうどん専門店「食事処休右衛門」、八丁味噌の味噌煮込みうどんは、エビ天入り、ゆば天入り、ピリ辛などの種類があり、夏には季節限定「冷やし味噌うどん」もあります。

土鍋に氷が入った冷やし味噌うどんは注文するのにちょっとためらっちゃうんですが、若い人たちにはさっぱりしていて食べやすいと好評のようです。

八丁味噌ピリ辛煮込みうどんには、豆板醤と山椒、唐辛子が入っていて、食べると舌がピリッとするものの、八丁味噌との相性は悪くなく、これはこれでアリだなぁと納得の一品。汗かきますが、クセになりそうです。

みそスープスムージーやみそピザトーストが食べられる「Q to Cafe」もありますが、現在「準備中」となっています。

<岡崎カクキュー八丁村>
食事処休右衛門
営業時間:11:00~15:00(LO 14:30)
定休日:なし(年末年始は休業)
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カクキュー八丁味噌の郷へのアクセス

昭和2年に建てられた木造のカクキューの本社事務所

電車・バスでの行き方

名古屋から名鉄名古屋本線「岡崎公園前駅」下車、徒歩5分、なんですが、岡崎公園前駅は普通電車しか止まりません

特急や急行で「安城駅」まで行って、普通電車に乗り換えるか、岡崎駅から愛知環状鉄道・高蔵寺行に乗り換えて「中岡崎」で下車、徒歩3分くらいです。

名鉄「東岡崎駅」から名鉄バスで「安城駅前行き」か「北野北口行き」に乗車し、「板屋町口」下車 、そこから徒歩で約10分ほど歩きます。(地図↓)

東岡崎駅からタクシーなら、約10分ほどで到着します。

車で行く場合・駐車場は?

岡崎市カクキュー八丁味噌

東名高速道路「岡崎IC」から国道1号線を北西に約6Km、15分くらい走ります。または「豊田東IC」から県道248号を南下して約9.7Km、30分ほど走ります。

敷地内に第1駐車場と第2駐車場がありますが、そんなに大きくありません(計40台)。土日祝日は時間帯によっては、駐車するのに少し待つことになるかもしれません。

駐車場は無料なので、少し待ってもこちらに駐車する方がお得ですよ。

カクキュー八丁味噌の郷
住所:岡崎市八帖町字往還通69
売店・工場見学の電話番号:0564-21-1355(代)
営業時間:9:00~17:00
工場見学時間:10:00~16:00
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※情報が変更されている場合もありますので、ご利用の際は必ず現地の表記をご確認くださいね。

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さいごに

カクキューの八丁味噌工場見学と、カクキュー八丁村のランチ、アクセスについてお伝えしました。

八丁味噌は塩分は控えめなのに、旨味と栄養がたっぷり。当時にしては長生きだった徳川家康公の長寿の秘訣だったんですね。

岡崎観光のマストスポット、八丁味噌の味噌蔵をぜひ体感してみてくださいね。

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