名古屋の大須商店街は、老舗の古いお店から新感覚の新しいお店まで、いろんなものがミックスされたなんでもありのごった煮タウン。
半年行かなかったら、知ってるお店がなくなって新しいお店に代わってる、そんな移り変わりの激しい商店街でもあります。
この記事では、大須商店街の食べ歩きおすすめグルメをご紹介します。
年齢性別国籍問わず、いろんなものを受け入れて共存している不思議な大須商店街で、おいしいお気に入りを見つけてくださいね。
大須商店街食べ歩きおすすめ10選
大須観音横の「昔の矢場とん」
大須観音通りの一番西にある「昔の矢場とん」は、レトロな店内では名物の串カツやみそおでん、アジフライ、コロッケなどの揚げ物、どて煮などが食べられます。
※矢場とんと言えば「味噌カツ」なんですが、味噌カツはメニューにありません。
食べ歩きメニューが注文できる専用カウンターがありますが、ちょっとレトロな雰囲気のお店に入って食べるのもおすすめ。
食べ歩きメニューにはない、トロトロに煮込まれた牛すじ肉とこんにゃくの土手煮やアジフライなどがいただけます。
ちょいと立ち寄ってサクッと食べる、がいいんですが、おいしくてつい食べすぎちゃうのが難点です。
住所:名古屋市中区大須2-21-32
営業時間:11:00~21:00
定休日:なし
座席:76席(お店で食べると「お通し」代がかかります)
「シェ・シバタ」の食べ歩きスイーツ
大須観音通りのV-dragに併設されている「シェ・シバタ エクスプレス」は、食べ歩きスイーツ専門店。
チーズピザパン、カレーパン、ホットサンドなど軽食系パンと、クロワッサンをワッフル状にグリルした「クロ・グリ」がショーケースに並んでいます。
※クロ・グリの味は、プレーン、ピスタチオ、ストロベリー、ショコラ&ナッツ、マロンショコラ、塩キャラメル、塩キャラメルカスターがありました。
ショコラ&ナッツを注文、クロワッサンのサクサク感が強いんだけどもっちり感もあって、チョコの甘さの中にオレンジピールがアクセントになって、おいしかったです。
チョコレート自体もおいしいように感じたのは、気のせい? それとも、シェ・シバタだから?
住所:名古屋市中区大須2-16-28
営業時間:11:00~19:00
定休日:不定休
鬼をも笑顔にする天むす屋「鬼天」
大須観音通りにある「天むす屋 鬼天」は2022年7月にオープンしました。
ガスで炊いたご飯に、海老だけでなく、イカやタコ、アスパラ、かぼちゃ、舞茸、ウィンナーなど12種類以上の天むすが、ショーケースにずらりと並んでいます。
そのまま食べてもいいんですが、「魔法のお茶漬け出汁(150円)」をかけて、お茶漬けにして食べるのがおすすめ。
キンキンに冷えたオリジナルの出汁は揚げ物をあっさりさっぱりさせるので、いくつでも食べられそうです。しらす大葉と秋ナスを注文↑、入れ物とスプーンもついていました。
※お茶漬け出汁1つで、天むす2つは食べられますよ。
冬になったら出汁は温かくなるのかな?
住所:名古屋市中区大須2-18-21
営業時間:(平日)11:30~17:30
(土日祝)11:00~18:00
定休日:水曜日
昔ながらのみたらし団子「新雀本店」
大須の老舗のお団子屋さん「新雀本店」、信号待ちしてると香ばしい匂いに誘われて、つい「みたらし団子」と「きなこ団子」を買ってしまいます。
お店の前にはお団子をほおばる人たちが集まっています。(串は食べ歩きするには危ないので、ここで食べるかテイクアウトにしてもらいましょう。)
カリッと焼いたお団子を、50年以上継ぎ足したというしょうゆベースの秘伝のたれに漬け込んだ「みたらし団子」は1番人気。甘くなく辛くなく、あっさりしていて、何本でも食べれそうな味です。
優しい甘さのきなこ団子は、なんだか懐かしい味で、やっぱり両方食べたくなっちゃうんですよね。
新雀本店の焼きたてのみたらし団子は、大須商店街の食べ歩きに外せない1品ですよ。
住所:名古屋市中区大須2-30-10
営業時間:13:00~19:00
定休日:不定休
でかい!「オッソ・ブラジル」の揚げ餃子
東仁王門通りにある「OSSO BRASIL(オッソブラジル)」、お店の前では名物の鶏肉の丸焼きがローストされていて、香ばしい匂いが漂っています。
秘伝のたれに漬け込んだ後、じっくり焼かれる鶏肉は、店員さんがハサミで食べやすくカットしてお皿に載せてくれます。余分な脂が落ちて、外側はパリパリしてるのに中はジューシー。
オープンテラスのテーブルを見ると、みんな鳥の丸焼きを食べてる、って感じです。2階で食べることもできますよ。
食べ歩きにおすすめは「ブラジル揚げギョーザ」、20cmくらいある大きさで、中には汁気が飛ぶまでじっくり炒めた牛そぼろがたっぷり入っています。 ※チーズ入りもあります。
正面のカウンターに向かって左側にあるタッチパネルの券売機で、注文、支払いを済ませます。レシートをカウンターに出すと、「出来たらレシートの下に書かれた番号で呼びます」とのこと。
待ってる間にも、次から次へとお客さんが入ってきて、鶏肉が飛ぶように消えていきます。
揚げギョーザは1人で食べると、もう他に何も食べれなくなっちゃうので、シェアして食べてくださいね。
住所:名古屋市中区大須3-41-13
営業時間:10:30~22:00 (当面の間)11:00~20:00
定休日:月曜日
席数:60席
つきたてのお餅が食べられる「大須徳川庵」
大須総見寺の東側にある「大須徳川庵」は2021年9月にオープン、つきたてでなめらか、ふわふわのお餅がいただけます。
人気メニューは、粒あん、こしあん、きなこ、抹茶きなこの4つの味が楽しめる「贅沢セット(600円)」。つきたてなので、持ち帰らずにその場で食べたほうが、ふわふわ感を味わえます。
追加で練乳ミルクや黒蜜ミルク、バニラアイスのせなどのトッピングも可能。お餅に練乳!?って思ったけど、意外とイケるのかも? 新しい味覚に出会えるかもしれません。
夏限定の新感覚「水餅入りかき氷」も行列ができるほどの大人気でした。冬にはあったかい「おろししょうゆ餅」も登場しますよ。
住所:名古屋市中区大須3-23-26
営業時間:(平日)12:00~20:00
(土日祝)11:00~20:00
定休日:水曜日
食べなきゃ後悔する「包包亭(パオパオテイ)」
万松寺の北にある「台湾焼き包子 包包亭(パオパオテイ)」は、台湾で修行を積んだ店主が作る、シャキシャキ食感の野菜と肉汁たっぷりの2種類の包子とギョーザが食べられるお店です。
包子は、小籠包をギョーザのように鉄板で焼いてから蒸し上げるので、底の部分はカリカリだけど皮はもっちり中華まんのような食感。1個200円とお手軽価格なんだけど、感動的においしいんです。
肉包(ロウパオ)は一口食べると、こぼれるくらい肉汁が染み出てきて、豚肉の旨味が口いっぱいに広がります。キャベツがたっぷり入った菜包(ツァイパオ)は女性に人気があります。
200円だからと侮るなかれ、休日には1,000個売れるという、食べなきゃ大須の食べ歩きグルメが完結しない1品です。
住所:名古屋市中区大須3-20-14
営業時間:(平日)11:30~20:00
(土日祝日)11:00~20:00 ※売り切れ次第終了
定休日:水曜日
賞味期限30分以内!?「揚げたてカレーパン専門店」
「小麦の禁断症状 揚げたてカレーパン専門店」…思わず、え?と二度見しちゃいそうネーミングですよね。
「モチモチチーズのカレーパン」は、注文してから揚げるため、番号札を持って10分ほど待ちます。アツアツの揚げたてカレーパンは、表面はサクサクだけど、生地にお餅が入ってるの?って思うくらいモチモチ。
その中に濃厚なカレーのルーとトロトロチーズがしっかり入ってて、モチモチ食感がすごいんです。正直、カレーパンはっどちらかと言えば苦手なんですが、これはハマるおいしさです!
賞味期限は30分以内なので、熱いうちに食べるようにしてくださいね。
※「沖縄食堂きじむなーの家」前で販売されています
住所:名古屋市中区大須3-42-6
営業時間:11:00~19:00 ※売り切れ次第終了
定休日:不定休
手羽先サミット金賞受賞!「手羽先むすめ」
東仁王門通りから細い路地(文殊小路)に入って行った先にある「手羽先むすめ」は、手羽先サミットで金賞を受賞した、種類豊富な手羽先メニューが揃ったお店です。
テイクアウトもできますが、店内のイートインスペースで食べることも可能。店内でいただくときは、ワンドリンクオーダー制、手羽先以外にお食事系メニューも用意されています。
骨の部分を2つに分けてかぶりつくと、すんなりお肉だけ外れます。表面のパリッとさと、お肉のジューシーさが食欲をそそるんですよね~。手を汚さずに食べれるのも人気の理由の1つかもしれません。
全種類制覇して食べたくなっちゃう、おいしい手羽先です。
住所:名古屋市中区大須3-42-23
営業時間:11:00~22:00
定休日:不定休
プリンアイスが人気「pause pause」
万松寺通りと東仁王門通りを結ぶ通りにある「pause pause」は、バスクチーズケーキとプリンのお店。テイクアウト限定のプリンアイスが人気です。
プリンをそのままカチカチに凍らせたアイスは甘さが感じられず、口の中で溶かしていくと、プリンの味がふんわり感じられます。
少し溶けたくらいがおいしい(ような気がする)ので、ゆっくり時間をかけて、温度によって変わっていく食感を楽しんで下さいね。
住所:名古屋市中区大須3-33-30
営業時間:11:00~18:00
定休日:不定休
食べ歩きに疲れたら…昭和22年創業の「コンパル」へ
歩き疲れて、ちょっとゆっくり座って休憩したいなと思ったら、昭和22年(戦後すぐ)創業の「コンパル」へ。大須商店街の中で、ここだけは昔のまま、なんだかほっと安心できるんですよね。
「コンパル」は名古屋に9店舗あるんですが、大須は本店。プリップリのエビフライ3本と玉子焼き、たっぷりキャベツをトーストパンでサンドした看板メニュー「エビフライサンド」は名古屋名物にもなっています。
サンドイッチメニューは全部で18種類、定番サンドイッチだけでなく「味噌カツサンド」や「チキンカツサンド」など、ボリューム満点のサンドイッチが揃っています。
濃厚なネルドリップのコーヒーは、200円でおかわり可能。アイスコーヒーを頼めば、濃いめのホットコーヒーと氷の入ったグラスが運ばれてきます。砂糖を入れて好みの甘さにしてから、グラスに注いでいただく、昔ながらのスタイルです。
創業70年以上のレトロ感満載の喫茶店で、歩き疲れた体を休ませてくださいね。
住所:名古屋市中区大須3-20-19 大須新天地通・万松寺北
営業時間:8:00~21:00
定休日:なし
座席数:86席
※情報が変更されている場合もありますので、公式サイトなどで最新情報をご確認くださいね。
さいごに
昔ながらの老舗店やパソコン関連のお店、トレンドファッションのお店にリサイクルショップ(古着屋さん)、サブカルショップなどなど、いろんなお店が約1,300店舗立ち並ぶ、何でもありの大須商店街。
いつもパワーがあふれていて、年配の方たちも若い人たちと一緒になって、シャキシャキ歩いています。
おなかも見た目も心も満たす食べ歩きグルメを満喫して、大須の独特な世界観を満喫してくださいね。
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