岡崎城の西側にある菅生神社(すごうじんじゃ)は岡崎市内最古の神社と言われる由緒ある社殿があり、家康公も25歳の時に厄除け開運祈願をされたと伝わっています。
とってもステキな切り絵御朱印がいただけることでも有名な神社です。
この記事では、菅生神社のご利益と見どころ、御朱印、アクセス駐車場にいてご紹介します。
岡崎城に行かれる時は、ぜひ菅生神社にも寄ってみてくださいね。
岡崎市菅生神社のご利益は?
菅生神社(すごうじんじゃ)のご利益は、「商売繁盛」「諸願成就」「除災招福」「五穀豊穣」「安産」「学業成就」「出世開運」などとされています。
菅生神社は110年頃にヤマトタケルノミコトによって創建された神社です。
御祭神は万能の神さま「天照皇大神(アマテラスオオミカミ)」、厄払いの神さま「須佐之男命(スサノオノミコト)」、食の神さま「豊受媛神(トヨウケビメ)」。
「菅原道真公」を祀った菅生天神社、「徳川家康公」を祀った東照宮も合祀されています。
家康公が25歳の時、菅生神社で厄除け開運祈願を行い、その年の12月に松平姓から「徳川家康」と名前を改めました。その後は岡崎城主代々の祈願所として、大切に守られてきました。
拝殿に向かって右側に旧本殿(慰霊社)があり、岡崎城内で一番古い建物と言われています。
岡崎市菅生神社の見どころは?
開運稲荷大明神
菅生神社の石の鳥居をくぐって左手側にある「開運稲荷大明神」、もともとは家康公の祖父・松平清康の見た夢のお告げによって、岡崎城内に祀られていました。
1590年、岡崎城主で家康公長男・松平信康が切腹、その後に岡崎城主となった秀吉家臣・田中吉政(たなかよしまさ)が城内拡張のため取り壊し、開運稲荷のご神体を菅生神社に納めました。
この田中吉政は信長→秀吉に仕え、小田原征伐で活躍し、関東に転封された家康公にかわって岡崎城主となった武将です。
吉政は岡崎市の郊外を通っていた東海道を岡崎城下町に引き入れて、城下防衛のためにくねくねと曲がりくねった「岡崎の27曲がり」と呼ばれる街道を作りました。
その後の関ヶ原の戦いでは家康公の東軍に属して、敗走する石田三成を捕縛。尾張3英傑に仕えたのち、築後(福岡県)柳川城の国持ち大名になりました。
吉政の出世は、時代を見通して自分の仕えるべき殿を見極めて、うまく渡り歩いたからなんですが、開運稲荷のご加護があったからかもしれませんね。
ハート石はどこにある?
ハート石は境内整備の時に本殿西側から掘り起こされたもので、お守りや御朱印などの授与所と社務所の間にあります。自然にできたハート形の石は、見る人をほっこりさせてくれます。
菅生神社の花手水、は毎月1日と土日に置かれます。ハート石近くには苔に覆われた花手水があり、緑色に囲まれた花は色鮮やかで、とってもきれいです。
社務所から中に入った本殿にある、昭和5年に奉納された「36歌仙額面」は、平安時代の和歌の名人36人の姿を木の板に彫刻されたもので、お祓いを受けると見ることができます。
社務所の奥庭には、元禄時代の手水鉢と石燈籠があるんですが、なかなか見るチャンスがないのが残念ですね。
菅生の大楠
境内の西側に大きな御神木の楠(くすのき)が立っています。戦時中の岡崎空襲では、この楠が焼夷弾から本殿を守ったそうで、この幹に手をかざすとパワーがもらえる、願いが叶うという言い伝えも。
この幹に両手で触れて、パワーチャージしてくださいね。
楠の横には、岡崎市出身のイラストレーター・内藤ルネさんデザイン(菅生神社限定)の、ハート形にルネガールが描かれた絵馬が並んでいます。
大きな瞳が特徴のルネさんの乙女チックなイラストは、昭和30~40年代に人気となり、今もぬり絵ブックなどでみることができます。懐かしいイラストだけど、今見てもやっぱりかわいいですよね~。
境内にはムクロジの木もあります。ムクロジ=無患子と書き、子供が病気をしない縁起のいい木とされています。
菅生神社の切り絵御朱印が大人気!
菅生神社の御朱印は季節や行事に合わせて変わる御朱印が大人気。御朱印を集めていなくても、欲しくなっちゃう切り絵の御朱印(写真↑)、すごいきれいですよね。
月参りの御朱印は毎月、その月の花がデザインされています。定期的に限定御朱印の授与があるので、菅生神社に行かれる時はインスタでチェックしてからお出かけくださいね。
菅生神社のインスタはこちら
オリジナルの御朱印帳もあります。
住所:岡崎市康生町630-1
電話番号:0564-23-2506
御朱印受付時間:9:00~17:00
※限定御朱印は日にち限定・後日渡しの場合もあります。
岡崎市菅生神社のアクセス駐車場は?
菅生神社の最寄り駅は名鉄「東岡崎駅」です。東口から岡崎公園方面へ向かって、北西に10分ほど歩きます。
県道483号線で乙川を越える殿橋を渡り、「殿橋北」の交差点を左折、竹千代通りを100mほど行くと、高いビルに囲まれた菅生神社があります。
境内西側に車の出入り口があり、開運稲荷大明神の前を通った奥(南側)に5台分ほどの駐車スペースがあります。境内は広くないので、車の出し入れには充分気をつけてくださいね。
混雑時には出入り口が閉鎖されることもあるので、岡崎公園の駐車場など近隣の駐車場を利用するのがおすすめです。
菅生神社は総合運アップのおすすめの神社で紹介されています↑。家康公を天下人に導いたご利益にあやかりたいですね!
さいごに
岡崎市菅生神社のご利益と見どころ、御朱印、アクセス駐車場にいてお伝えしました。
そんなに広くない神社ですが、見どころがたくさんある神社です。毎年8月の第1土曜日に行われる菅生祭りの花火奉納は、江戸時代から続く有名な岡崎の風物詩。
岡崎市共催で、仕掛け花火、金魚花火(水中に浮かんで金魚が泳ぐように動く花火)、どんどん上がる乱玉、スターマインなど、岡崎城をバックに上がる花火を楽しむことができます。
岡崎城周辺には屋台も出て大にぎわい。神社のお祭りが、夏の一大イベントになっています。機会があれば、そちらもぜひ楽しんで下さいね。
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