日間賀島は、知多半島の先端から約2Kmのところにある、タコとトラフグが有名な離島です。
周りどこを見ても海があって、普段の自分の周りとは全く違う風景が広がっていて、愛知県なのにどこか遠くの南国に来たような、そんな錯覚を感じる島。
日間賀島の絶対に外せない人気スポットをめぐる観光おすすめルートと、地元グルメを満喫するランチを完全網羅してご紹介します。
散策路からは海を望むことができ、絶景を楽しみながら心地よい風を感じることができる日間賀島の日帰り観光旅行で、日常を忘れて楽しんで下さいね。
日間賀島の観光おすすめルート!
日間賀島の面積は皇居の約半分、周囲は5.5Km、ゆっくり歩いても2時間ほどで1周できちゃいます。西港に到着したら、船の待合室「ひまポ」にある観光案内所で散策マップを手に入れてくださいね。
歩いて島を一周するのもよし、サイクリングでより効率的に島を楽しむのもよし。島内にはレンタサイクルのサービスもあり、自転車で風を感じながらの散策も可能です。
島の自然を堪能しつつ、隠れた観光地を探索するルートをご紹介します。
西港のにっしー
日間賀島の象徴的なモニュメント、西港には右手を挙げて扇子を持っているにっしーがいます。
モニュメントには「幸せのハート」が隠れていますよ~、ぜひ見つけてくださいね。(ヒント:タコの足の吸盤がハート形、とかじゃなくて、ピンクのハートマークが描かれています。)
※時間があれば、にっしーを夕暮れ時に撮影してみてください。幻想的な雰囲気の写真になりますよ。
西港から島の大外周りの道を時計回りに歩いていきます。タコつぼがいっぱい積み上げられている通りを通って、北港へ向かいます。
途中から島の中央へ入っていくと、「日間賀島資料館」があります。タコ漁の時に使用する道具や、かつて行われていたサメ漁の道具、島からの出土品などが展示されています。
開館時間は9:00~17:00、入館無料。
そのまま進んでいくと、島唯一のコンビニ(ヤマザキショップ)があり、そこから東へ行くとたこ阿弥陀仏が安置されている「安楽寺」があります。
安楽寺のたこ阿弥陀仏さま
日間賀島の東側にある安楽寺(あんらくじ)、本堂に向かって左手前にあるお堂の中に章魚(たこ)阿弥陀さまが祀られています。(章魚=蛸、頭と8本の腕を持つ軟体動物の総称です。)
昔、日間賀島近くにあった島が地震によって沈んでしまいました。その島にあったお寺の仏像が漁師の網にかかって引き上げられとき、大きなタコが仏像を守るように抱きついていたそうです。
このタコ阿弥陀さまは日間賀島で一番古い仏像、なんですが、2004年に修復されてピカピカに光っています。現在は持国天と増長天がタコ阿弥陀さまの隣を守っています。
たこ阿弥陀さまのご利益は「大漁・安全」「子孫長久」「良縁・縁結び」とされています。願い事が書かれたタコの絵馬がたくさん掛けられていました。
>>日間賀島安楽寺の口コミや宿泊施設情報はこちら【楽天たびノート】住所:知多郡南知多町日間賀島里中48
ハイジのブランコ
安楽寺から海の方へ歩いていきます。
日間賀神社の東側の高台にある大きな木に、ブランコがかけられています。「ハイジのブランコ」または「恋人ブランコ」と呼ばれていて、海に向かってブランコをこぐと、絶景が広がります!
なんですが、しっかり縄を握っていないと、座るところが滑りやすいのでちょっと怖いです。休日の午後になるとブランコ待ちの行列ができる時もあるので、早めに行くのがおすすめです。
ドラえもんのどこでもドア
ハイジのブランコの南側にあるサンライズビーチに、ピンクの「どこでもドア」が置かれています。
海側、島側のどっちを背景にしたらいいのか?扉のこっち側、向こう側に立った方がいいのか?みんなそれぞれ悩みながら、写真を撮っていました。
砂浜にぽつんと「どこでもドア」が置かれていると、扉の向こうはどこか別の空間につながってるような、そんな気がするのは不思議ですね。
日間賀神社
日間賀島の東側、サンライズビーチを一望できる少し高い場所にある日間賀神社は、6~7世紀の古墳(円墳)が14基見つかった場所です。
平安時代には日間賀島、篠島、佐久島は交代で朝廷に海産物を献上していたそうで、古くから離島に人々が住んでいたんですね。
その先には東港、東港には左手を挙げている蛸のモニュメント、がっしーがいます。
住所:知多郡南知多町日間賀島北地78
サバを持った弘法大師
がっしーの裏側から細い道を上がって行くと、笠をかぶりサバを持った弘法大師の像が祀られている祠があり、「鯖弘法大師霊場」と書かれた石塔が立っています。
その奥にある本堂は鍵がかかっていて中を見ることができなかったんですが、本堂の中にも鯖をもつ弘法大師像が祀られているそうです。
弘法大師はたいてい、右手に金剛杵(法具)、左手に数珠を持っているんですが…サバを持ってる弘法大師…なんだかとっても不思議な感じです。
住所:知多郡南知多町日間賀島小戸地34
たこの駐在所
東港近くに、島に1つしかない信号機(子どもたちはここで交通ルールを学ぶんだとか)があります。島の南側(タイルロード)を海を眺めながら歩いて、西港へ向かいます。
観光名所の1つになっている「日間賀島駐在所」は、西港前の通りの一番南側に、ハチマキをしたタコの姿で建っています。2階は駐在さんの住居になってるんだとか。
駐在所前の道路が狭いので、建物を上から下まで撮るのはちょっと難しいんですが、たくさんの人が記念撮影をする駐在所です。
タコとフグのマンホール
日間賀島のマンホールは、愛嬌たっぷりのタコとフグ。たまには下を向いて、かわいいマンホールを見つけてくださいね。
島内には2か所の公衆トイレがあります。
- にっしーの北側サンセットビーチ
- がっしーの西側にある飲食店の北側
日間賀島のおすすめランチは?
日間賀島ランチは島名物のタコ飯
日間賀島に行ったら、ここでしか味わえない新鮮なグルメを堪能したいですよね。日間賀島グルメと言えばタコ!
たこは季節を問わず1年中食べることができて、たこの唐揚げ、たこぶつ、たこしゃぶなど、タコメニューがいっぱいありますが、ぜひ食べてほしいのは「タコ飯」です。
たこ飯は島内の飲食店どこでも食べられるんですが、おすすめは東港近くにある「たいかいろう 東店」のタコ飯。
たいかいろうのたこ釜めしは、注文してから固形燃料に火を入れて、目の前で炊きあがるのを待つので、30分くらいかかります。この時間が待ち遠しいんですよね~。
ふたを開けた瞬間の香りが、ギュッと胃袋をつかみます。少し赤っぽいご飯には、タコの旨味がしっかりしみ込んで、手が止まらなくなりますよ。
タコの丸ゆではハサミで切って食べるんですが、タコの旨味をめいっぱい味わうことができます。タコはゆでても固くならないし、噛めば噛むほど甘みを感じます。
たこメニューがいろいろあるので、いくつか頼んでシェアしながら食べるのがおすすめです。
住所:知多郡南知多町日間賀島小戸地72
営業時間:11:00~14:00、17:30~19:30 土日は11:00~19:30
定休日:なし
日間賀島ランチで新鮮な魚介類
季節限定メニューも魅力的、春は貝やしらす、夏はハモ、冬はフグ。タコも穴子も食べたいし、食べたいものばっかりです。
西港のタコのモニュメント近くにある「Sun海楽」は、漁師さんが営む食堂です。春の限定・平貝(たいらがい)のお刺身とフライの「貝定食」をいただきました。
平貝は長さが30cmくらいの大きな貝殻を持つ2枚貝、貝柱は大きくて、弾力ある歯ごたえがあって甘みがあります。希少と言われる平貝をめいっぱい堪能できます。
フライ定食はエビ、イカ、地魚などのフライの盛り合わせ、とにかくエビフライがうまいんです。も、プリップリで、今までの人生で一番うまい!って大声で叫びたくなるくらい、おいしかったです。
日間賀島に行くときはおなかをすかせて、おいしいものをめいっぱい堪能してくださいね。
住所:知多郡南知多町日間賀島西浜21
営業時間:11:00~17:00
定休日:水曜日
レンタル電動キックボードで日間賀島1周!
西港近くにはレンタサイクルもありますが、電動キックボードのレンタルがおすすめ! 日間賀島1周5.5Kmをキックボードでまわると約20分、30分1,000円、1時間2,000円でレンタルできます。
※公道を走るキックボードは50cc以下の原動機付き自転車として、原付バイクと同じ交通ルールで走ります。
運転免許証を提示して、ヘルメットを着用します。助走をつけて右手側についているスイッチを入れるとグィーンと加速します。初めはへっぴり腰でしたがすぐに慣れて、風を切って走る爽快感がたまりません!
島内の車の走行は多くないので、キックボードでも走りやすいです。島の周りをぐるっと囲む道路なら、運転も楽々でテンションが上がります。
キックボードは初めての経験でしたが、やみつきになりそうです。ぜひ一度挑戦してみてくださいね。
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さいごに
日間賀島の絶対に外せない人気スポットをめぐる観光おすすめルートと、地元グルメを満喫するランチについてお伝えしました。
タコ料理を堪能して、(年甲斐もなく)ブランコやキックボードではしゃいだりして、とっても楽しい1日を過ごすことができました。で
でもまだ足りない~釣りをしたり、冬の味覚とらふぐも食べてみたいです。
名古屋から一番近い離島・日間賀島で、日常と全く違う時間と風景を満喫してくださいね。