この記事では、「青春の丘」エリアについて、見どころや所要時間をご紹介します。
「青春の丘」エリアは、メインエントランスから入った先にある「エレベーター塔」と、エレベーターを下りた左側にある「地球屋」「猫の事務所」で構成されています。
「耳をすませば」や「猫の恩返し」の世界観を楽しめる、ノスタルジックで魅力的な空間です。
地球屋の中にあるテーブルの上のものを触ったり、引き出しを開けたりできるので、いろんな場所をじっくり見てくださいね。
エレベーター塔:ジブリワールドへの入り口
まず最初に目にするのが、このエレベーター塔です。もともと公園内にあったエレベーターの外装だけを改修して作られました。
- 外観:19世紀の空想科学的なデザイン
- 機能:誰でも利用可能な実用的なエレベーター
- 特徴:ジブリの世界に入る「空間移動装置」のような雰囲気
エレベーターで1階に降りると、左側に「青春の丘」、右側奥に「ジブリの大倉庫」があります。まるで現実世界からジブリの世界へ足を踏み入れるような、ワクワクする瞬間を味わえますよ。
地球屋:「耳をすませば」の世界へ
エレベーターを降りて東側に進むと、「耳をすませば」に登場する「地球屋」が見えてきます。ここが青春の丘エリアの中心的存在です。
地球屋の外観
- ロータリー:中央にヒマラヤスギ
- 自転車:聖司くんの自転車と黄色いジャンパー
- 建物:アンティーク家具や時計の修理を行う店舗
ロータリー広場には電話ボックスや掲示板の貼り紙まで、そのまま再現されていますよ。
地球屋の内部
1階:リビングとキッチン
- からくり時計:00分と30分に動作(実際の時刻より10分遅れ)
- テーブル:バロンの置物(光で目がキラキラ)
- 壁掛け時計:リビングの壁にバイオリン型の時計
- 電話機:「グーチョキパン屋」の電話番号(作品を超えてつながってる感がいいですね。)
玄関を入ると、テーブルの上で、光によって目をキラキラ輝かせたバロンが出迎えてくれますよ。
映画の中に登場したからくり時計も置かれていて、時間になると、時計の下のからくり部分が開いて、ドワーフたちが宝石を掘りだす姿を見ることができます。
時計の文字盤の8の部分に王様が現れると、文字盤の上の羊がエルフの王女となって現れるので、チャンスを逃さないようにしてくださいね。
豆知識:
キッチンの隅に置かれた新聞は、映画と同じ1994年8月(平成6年)のものです。
でも、キッチンに置いてある炊飯器や冷蔵庫(アメリカ製)は昭和っぽいのに、キッチンの下の引き出しを開けると食洗器がついてたりして、時代がごちゃ混ぜになっているのが面白いです。
地下1階:バイオリン工房
「地球屋」の少し狭い階段を下りた地下1階にはバイオリン工房が2部屋あります。
- 2つの部屋:製作室と塗装室
- リアルな再現:作りかけのバイオリン、工具、木くず
- 匂いの再現:塗装室は独特の匂いがします
- 体験:一部のバイオリンは触れたり、演奏したりできます
スタッフに聞いてみよう:
- 「エメラルドの原石」:雫を励ました原石を見せてもらえます
- 「聖司くんの制作ノート」:映画に登場した重要なアイテムです
地球屋のバルコニー
- 眺望:公園を見下ろせる素晴らしい景色
- 見える施設:「魔女の谷」「もののけの里」も見えます
注意点:地球屋の中は撮影禁止です。思い出は心にしっかりと刻んでくださいね。
猫の事務所:小さな猫の世界
地球屋の横には、「猫の恩返し」に登場する「猫の事務所」があります。
猫の事務所の特徴
- サイズ:猫サイズのミニチュア建物(人は入れません)
- 内部:食器棚、振り子時計などがミニチュアで再現
- シャンデリア:実際に点灯します
- キャラクター:バロンとムタがソファに座っています
細部へのこだわり
- 本棚: 「ニャーロック・ホームズ」の本
- 柱時計: 「ニャンコー社製」
猫の事務所の前にある赤いポストを開けると、「猫日(にゃんにち)新聞」が届いています。新聞記事の下には「おさかなクッキー」の広告が載っていたり、本当に発行されてるような猫の新聞です。
ポイント: すべての窓から覗いてみてください。見る角度によって違う景色が楽しめますよ。
青春の丘の外観スポット
ロータリー広場
- ヒマラヤスギ:大きなシンボルツリー
- バス停:時刻表は22分(にゃんにゃん)発
- 公衆電話:受話器から猫の鳴き声が聞こえます
- 赤いポスト:実際に使える現役ポスト
公衆電話に入って受話器を耳に当てると…猫の鳴き声が! どんな鳴き声なのか聞いてみてくださいね。(猫の声が大きめなので、びっくりしちゃうかも…)
掲示板に貼られたポスターも、映画と全くおんなじですよ。
特別な体験:地球屋で販売されているはがき(6種類)とオリジナル切手シート(地球屋の外観やバロンなどの切手が10種類)を使って、ポストに投函すると、地球屋デザインの小型印が押されて配達されます。
2025年9月30日までの期間限定なので、チャンスがあったら投函してみてくださいね(年賀状は除く)。
夢のトンネル
- 場所:地球屋の建物の下
- 特徴:「耳をすませば」の雫の夢のシーンを再現
- 雰囲気:青い光る石が幻想的な空間を演出
地球屋の建物の下には、青い光る石が埋め込まれたトンネルが作られています。
ふんわりと明るくなったり消えたりする石がとっても幻想的。「地球屋」の下で、ラピスラズリの鉱脈を探す旅に出かけてみてくださいね。
撮影スポット
青春の丘の南側にある大芝生広場から、「地球屋」「エレベーター塔」「大観覧車」を1枚に収められる絶景ポイントがあります。
ぜひ探してみてくださいね。
青春の丘の所要時間と効率的な回り方
所要時間の目安
- 地球屋のみ:約30分
- 地球屋+猫の事務所+外観:約45分
- 青春の丘エリア全体:約1時間
「青春の丘」エリアは、いったんエリア外に出ると、再入場はできません。
効率的な回り方のポイント
1.からくり時計のタイミング
00分と30分に作動するので、時間を確認して見学しましょう。
2.混雑状況の確認
混雑時は展示物をゆっくり見られない可能性があるので、開園直後や夕方近くの比較的空いている時間帯がおすすめです。
写真撮影
地球屋の中は撮影禁止ですが、外観や猫の事務所は撮影OKです。
トイレの場所確認
地球屋の外にあります。
写真↑は、青春の丘「地球屋」近くにあるトイレです。昔の小学校のような雰囲気で、なにか展示されてるのかと思っちゃうような外観のトイレですね。
他のエリアとの移動時間
- 「青春の丘」から「ジブリ大倉庫」:徒歩約5分
- 「青春の丘」から「どんどこ森」:徒歩約25分
アドバイス: 「青春の丘」と「ジブリ大倉庫」は近いので、連続して回るのがおすすめです。「どんどこ森」へは少し距離があるので、休憩を挟んで向かうといいでしょう。
青春の丘を120%楽しむためのTips
1.細部まで観察
微に入り細に入り、上も下もとにかく精密に作りこまれているので、じっくりあちこちキョロキョロして、小さな発見をたくさんしてくださいね。
思わぬジブリ作品の世界観が隠れていますよ。
2.五感を使って楽しむ
視覚だけでなく、音や匂いにも注目してみましょう。特にバイオリン工房の匂いは必見(必嗅?)です。
3.スタッフに質問
わからないことがあれば、スタッフの方に気軽に質問してみてください。隠れた見どころを教えてくれるかもしれません。
4.思い出作り
写真撮影禁止の場所もありますが、そこでこそじっくりと目に焼き付けて、心の中に思い出を作りましょう。
5.30年前の自分を探す:
地球屋の中には30年前の懐かしいアイテムがたくさんあります。当時の自分を思い出しながら、タイムスリップした気分を楽しんでください。
住所:愛知県長久手市茨ケ廻間 乙1533(愛・地球博記念公園内)
営業時間:平日 10:00〜17:00 土日祝日 9:00〜17:00
休館日:火曜日(春休み・夏休み・冬休み期間中は開館)・年末年始
\ジブリパークへ行くなら、チケット付き宿泊ホテルの利用がおすすめです/
※情報が変更されている場合もありますので、公式サイトなどで最新情報をご確認くださいね。
・ジブリの大倉庫には何がある?見どころ楽しみ方とカフェやお土産をご紹介!
・どんどこ森の行き方と見どころは?お土産と所要時間スロープカーまで徹底解説
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まとめ:青春の丘で味わう、ジブリ作品の世界
ジブリパークの「青春の丘」エリアは、「耳をすませば」と「猫の恩返し」の世界観が凝縮された、魅力的な空間です。
地球屋では30年前の懐かしい雰囲気を、猫の事務所では小さな猫たちの世界を楽しむことができます。
1時間程度で回れる小さなエリアですが、細部まで作り込まれた展示物の数々に、きっと時間を忘れて見入ってしまうことでしょう。
ぜひ、ゆったりとした気持ちで「青春の丘」を訪れ、ジブリ作品の世界に浸ってください。