犬山に行くと、犬山城を見て、城下町を少し歩いて帰る——という方が多いと思います。わたしもそうでした。でも城下町の路地をゆっくり歩いていると、朱塗りの鳥居が見えてきます。
三光稲荷神社。
「ここ、寄っていこう」と自然に足が向く、そういう佇まいの神社です。
実際に歩いてみると、神社と城下町の空気が自然につながっていました。この記事では「犬山城下町の散歩コースのひとつ」として三光稲荷神社を紹介します。
三光稲荷神社とはどんな神社?

三光稲荷(さんこういなり)神社は、国宝・犬山城のすぐ麓にある神社。名鉄犬山駅から徒歩約15分——犬山城に向かう道沿いに自然に出てくる場所にあります。
歴史は古く、江戸時代以前は犬山城内にあったと伝わっています。織田信長の叔父である犬山城主・織田信康の保護を受け、その後は犬山城主・成瀬氏の守護神として大切にされてきた神社です。
ご祭神は五穀豊穣・商売繁盛・縁結び・夫婦和合など多くのご利益で知られていて、境内には銭洗神社・猿田彦神社・姫亀神社など小さな社が点在しています。
なぜ人気?
三光稲荷神社を有名にしているのがピンクのハート型絵馬。
縁結びの神社として若い女性を中心に人気がありますが、金運・開運・家内安全のご利益でも知られていて、幅広い年代の方が参拝に訪れます。
犬山散歩で立ち寄りやすい理由
犬山城から三光稲荷神社は徒歩数分の距離です。城下町の路地を歩いていると、朱塗りの鳥居が自然に視界に入ってくる。
「せっかくだから寄っていこう」という気持ちになりやすい立地が、この神社の最大の強みだと思っています。
実際に歩いて感じた三光稲荷神社の空気

犬山城下町は観光客で賑わっていますが、三光稲荷神社の参道に入ると、少し空気が変わります。
朱塗りの鳥居が連なる参道を歩き始めると、城下町の食べ歩きグルメの香りも声も遠のいていく感じがある。「切り替わる」という感覚が、ここにもあります。
思ったよりゆっくり参拝できる
境内は広くありませんが、小さな社が点在していて、ひとつひとつ見て回るとそれなりに時間がかかります。
おもかる石(石を持ち上げて願いの成就を占う)、境内のあちこちに置かれた狐の置物、銭洗い池のカエル——急かされる感じがなく、自分のペースでゆっくり歩けます。
犬山城と雰囲気がつながっている
三光稲荷神社は、犬山城と歴史的なつながりがある神社です。城内にあった神社が麓に移ってきた、という経緯を知ってから歩くと、見え方が変わります。
犬山城天守から城下町を眺めた後に、この神社でゆっくり手を合わせる——犬山という町の歴史の厚みが、少しずつ積み重なっていく感覚があります。
境内で見つけたい見どころ
三光稲荷神社の第一印象を作るのが、朱塗りの鳥居が連なる参道です。規模は大きくありませんが、鳥居の赤と木々の緑のコントラストが美しく、写真を撮りたくなる場所です。
猿田彦神社

参道の途中にはある猿田彦神社。「みちひらき」の神様として知られる猿田彦大神が祀られていて、交通安全・開運のご利益があります。
新しいことを始めたい方、人生の転換点にいる方にも向いています。
三狐地稲荷

三狐地稲荷社では、天狐・地狐・人狐を祀っていて、長年の悪習慣や、しがらみになっている人間関係など、悪縁を断ち切るチャンスかもしれません。
新しい人生のスタートを切るのに最適な場所ですよ。
悪縁を断ち切ってから、お隣の「姫亀(ひめき)神社」で、恋愛や結婚、就職などの良縁を結びましょう。
ハート絵馬

三光稲荷神社といえばピンクのハート型絵馬。境内の4か所に絵馬掛け所があり、どこもハートでいっぱいです。
縁結びを願う絵馬がびっしりと掛けられている光景は、「ここに来る人たちの気持ちの積み重ね」として見ると、なんか温かい気持ちになります。
写真映えするスポットですが、それ以上の「人の願いの重み」みたいなものを感じる場所です。
銭洗い池

拝殿前にある銭洗神社の「銭洗い池」では、社務所で100円のザルを借りてお金を洗うと金運アップのご利益があるとされています。池にはカエルがいて、「お金がカエル」という縁起担ぎです。
立ち寄ったついでに体験してみるのも楽しいですが、「金運のために来る場所」というより、城下町散歩の途中に「面白い体験があった」くらいの感覚で楽しむのが、三光稲荷神社らしい楽しみ方ですよ。
三光稲荷神社の奥之院

三光稲荷神社の北側、拝殿横から朱色の鳥居をくぐった先に「三光稲荷奥之院」があります。ここでは、女性の守護神である狐女郎神が祀られています。
「女の願い・なやみごと等お願いしてください」と書かれてあり、女性の願いを1つ叶えてくださいます。
お賽銭は少し入れにくい構造になっていますが、隙間からそっと入れてお参りしてくださいね。
御朱印は三光稲荷神社と猿田彦神社の2種類をいただけます(授与所受付8:30〜16:00)。犬山城と赤い鳥居が描かれたオリジナル御朱印帳も人気です。
所要時間はどれくらい?
- さらっと参拝するだけなら、15〜20分ほど
- 犬山城とセットで歩くなら、1時間半〜2時間
- 城下町の食べ歩き・散歩も含めるなら、半日
境内は広くないので参拝自体は短時間で終わりますが、おもかる石を試したり、各社を巡ったり、御朱印をいただいたりするとそれなりに時間がかかります。
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犬山城下町と一緒に巡るのがおすすめ

三光稲荷神社は、単体で来るより犬山城下町の散歩コースの一部として歩くのがいちばん自然な楽しみ方です。
おすすめの犬山散歩コース
犬山城(天守に登って城下を眺める・石垣を見る)
↓
三光稲荷神社(朱鳥居の参道を歩いてゆっくり参拝)
↓
城下町散歩(レトロな町並み・食べ歩きグルメ・古い商家)
犬山城で「天下人たちが争った城」の歴史を感じてから、三光稲荷神社でゆっくり手を合わせて、城下町でのんびり食べ歩きをする——この流れが犬山をいちばん深く楽しめるコースだと思います。
犬山城下町は本町通りを中心に、江戸時代の風情が残る街並みが続いています。三光稲荷神社からそのまま城下町に下りていくと自然な動線になります。
三光稲荷神社まとめ
三光稲荷神社は、「願いごとをする場所」というより、犬山城下町をゆっくり歩く途中に寄りたくなる場所でした。
朱塗りの鳥居が連なる参道、ハート絵馬が並ぶ景色、銭洗い池のカエル——どれも「立ち寄ってよかった」と思わせる発見があります。
犬山城から城下町を歩く途中に、ぜひ足を向けてみてくださいね。
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