岡崎市にある伊賀八幡宮は徳川家康公を天下人に導いた、勝利運パワー絶大の神社。江戸時代に造営された社殿が今もそのまま残っています。
北極星を起点に南北に延びる軸上に、徳川歴代将軍の御位牌が祀られた大樹寺と伊賀八幡宮があり、徳川将軍家から厚い崇敬を受けていたのがうかがえます。
この記事では、岡崎市伊賀八幡宮のご利益と見どころ、アクセス駐車場についてご紹介します。
誰にも譲れない大きな願いがあるときは、伊賀八幡宮でエネルギーをいただいてくださいね。
岡崎市伊賀八幡宮のご利益は?
伊賀八幡宮のご利益は、「夫婦和合」「子孫繁栄」「武運長久」とされています。
伊賀八幡宮は1470年、応仁の乱の真っただ中に、松平家の繁栄と天下泰平を願って、家康公の祖先によって創建されました。御祭神は仲哀天皇(父)、神功皇后(母)、応神天皇(子)の3柱です。
応仁の乱から続く戦乱の世で、1543年に家康公が誕生。家康公は関ヶ原の戦いや大坂の陣などの出陣の前には、伊賀八幡宮に必ず祈願したと伝わっています。
1636年、徳川3代将軍家光公により境内が整備されました。家康公が相殿神として祀られ、徳川幕府の祈願所となりました。
家康公が御祭神として祀られている神社は「〇〇東照宮」なので、東照宮と名前がつかない神社で家康公が祀られているのは珍しいような気がします。
※岡崎市には家康公が御祭神で東照宮がつかない神社は、伊賀八幡宮の他に「龍城神社」があります。
随神門の前にハスの池を作ったのも、家康公の孫である家光公なんだとか。
家康公の「厭離穢土欣求浄土(おんりえどごんぐじょうど)」の想いから、戦で汚れた地に極楽に咲くというハスの花を咲かせて清めようということなのかもしれませんね。
武者的神事で作物の豊凶を占う
毎年1月の大寒の日に行われる「武者的神事」は江戸時代から続く伝統的な神事。28メートル離れた場所から矢を放ち、檜の的板がどれくらい割れるかでその年の作物の豊凶を占います。
判定は4段階あり、3つ以上の的板が割れるとその年は大豊作とされ、神聖な瞬間に神様からの恵みを受けると信じられています。
神事の結果が早馬で江戸城に伝えられたと伝わる武者的神事、今も昔も、豊作への祈願や感謝の意を表すとともに、地域の人々にとって重要な行事となっています。
伊賀八幡宮はほとんどが国の重要文化財
伊賀八幡宮の本殿、拝殿、幣殿(本殿と拝殿の間にある、供物などを授受する場所)、透塀(本殿を囲む塀)、御供所、随神門、神橋、明神鳥居(神橋の南側)の8つが、国の重要文化財に指定されています。
本殿は江戸時代初期に家康公により造営、家光公が1636年に本殿に増築する形で拝殿を造営し、本殿と幣殿、拝殿が一体になった形です。現在も江戸時代に造営された時のままの姿で残されています。
随神門の左右には弓と矢を持って武装した随神(ずいしん)さま(社殿や神社を守る神さま)が安置されています。(随身さまが安置された随身門があるのは愛知県でここだけ!)
屋根の四方には歯を食いしばって屋根を支える力神(りきしん)の姿もあります。
伊賀八幡宮は見どころがいっぱい。全体としても美しい景観なんですが、細かい部分の彫刻などもじっくり見てくださいね。
伊賀八幡宮の御朱印は?
絶大なパワーで勝利へ導く伊賀八幡宮の御朱印は、社務所でいただくことができます。御朱印は力強く「東照大権現 伊賀八幡宮」と書かれて、徳川家の三つ葉葵紋が押されています。
お正月やお祭り、神事の日には特別限定御朱印が頒布されることも。伊賀八幡宮のインスタで確認してくださいね。
迫力ある鷹の絵が描かれた御朱印帳(初穂料2,200円)と、北極星と伊賀八幡宮の随神門が描かれた御朱印帳(初穂料1,200円)の、2種類のオリジナル御朱印帳も用意されています。
住所:岡崎市伊賀町東郷中86
電話番号:0564-26-2789
開門時間:6:00~16:00
御朱印受付時間:9:00~16:00
伊賀八幡宮はレアご利益(圧倒的な勝負運)でおすすめの神社として紹介されています↑。
伊賀八幡宮のハスが咲くのはいつ?
伊賀八幡宮のハスの花が咲くのは、毎年6月下旬~7月頃。赤い随神門の前に、白やピンクの蓮の花が咲く、この時期にしか見られない光景は言葉にできない美しさ。
ハスの花は早朝から咲き始め、7:00~9:00頃に満開になります。その後は花が閉じてつぼみに戻ってしまうので、午前中の早い時間が見頃です。
花は咲き始めて4日目には閉じずに散り始めます。6月下旬くらいはまだ次から次へとつぼみが膨らんでくるのですが、7月に入ると花が少なくなってきます。
ハスの花の状況は、伊賀八幡宮のインスタで確認することができます。
岡崎市伊賀八幡宮のアクセス駐車場は?
名古屋から伊賀八幡宮へ電車バスで行く場合は、JR東海道本線で「岡崎駅」で下車します。東口から出て、名鉄バスの[6][6H]奥殿陣屋行きで「八幡宮前」バス停で下車します。
または名鉄名古屋本線豊橋行きで「東岡崎駅」で下車します。北口から出て、そこから名鉄バス[2][12]滝団地行き、[6][6H]奥殿陣屋行き、[5]東名岩津行きなどで、「八幡宮前」バス停で下車します。
バス停は伊賀八幡社の一の鳥居前です。そこから130mほど北へ歩くと赤い神橋があり、橋を渡った先に伊賀八幡宮があります。
車での場合は、岡崎公園から国道248号線を北上し、「葵町」の交差点で右折します。500mほど進むと「伊賀八幡宮→」の看板があるのでそこを右折して100mほど行くと30台ほどの駐車場があります。
※県道56号線沿いにある一の鳥居前にも駐車場がありますが、バス専用となっています。
>>伊賀八幡宮がある岡崎市の観光情報はこちら【楽天たびノート】さいごに
岡崎市伊賀八幡宮のご利益と見どころ、アクセスと駐車場についてお伝えしました。
伊賀八幡宮は岡崎観光におすすめのパワースポットです。ハスの時期もいいんですが、桜の時期もおすすめ。700本ほどの伊賀川の桜が、赤い神橋を覆うように咲く桜は圧巻です。
家康公を天下統一へ導いた神社で、なにごとにも負けないパワーをいただいてくださいね。
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