この記事では、豊橋市の魅力あふれる伝統行事、「炎の祭典」について詳しくご紹介します。
2024年の開催は、会場やチケットの購入方法に変更があったので、チケットの料金や会場、そして見どころまでを徹底解説いたします。
火の粉が舞う、打ち上げ花火とは違った魅力の手筒花火を堪能してくださいね。
豊橋市炎の祭典とは?
手筒花火の発祥の地として知られる豊橋市では、毎年11月に「炎の祭典~霜月炎の舞い~」が開催されます。
7月の豊橋祇園祭で見られる手筒花火は、五穀豊穣や無病息災を祈って吉田神社に奉納されるものなんですが、炎の祭典は、手筒花火の魅力を存分に味わえるイベントとなっています。
ここでは、手筒花火を持つ技を競ったり、和太鼓と共演したりと、まさに「魅せる」プログラム。
火の粉が舞い散る様子は、打ち上げ花火とはまた違った魅力があります。その迫力と美しさは、一度見たら忘れられないものになるはずです。
豊橋市炎の祭典のチケットと会場は?
日時:2024年11月2日(土)17:30~19:00
※開場は15:00
開催場所:豊橋市かもめ広場少年サッカー場
※全席指定席・当日チケットなし
昨年との違いは、
- 1日限りの開催
- 開催場所が豊橋球場から「豊橋市かもめ広場少年サッカー場」に変更
全席が指定席で、当日チケットの販売はありません。必ず事前にチケットを購入しておく必要があります。
これは、より多くの方に安全に楽しんでいただくための配慮なんですね。
炎の祭典チケットの種類と料金
炎の祭典を観覧するには、チケットの購入が必要です。
- イスSS席:6,000円(パイプ椅子)
- イスS席:5,000円(パイプ椅子)
- イスA席:3,500円(パイプ椅子)
- イスB席:2,000円(パイプ椅子)
- カメラS席:7,000円(一般席の左右)
- カメラA席:4,000円(一般席の一番後方)
- 車いす席:3,500円(同行者もチケットが必要)
迫力ある花火を近くで見たい方にはSS席やS席がおすすめです。カメラ好きの方は、三脚を使って花火をじっくり撮影できるカメラ席がいいでしょう。
【注意点】
- 子ども料金の設定はありません。
- 3歳以下のお子さんは、保護者の膝の上に座る場合は無料です。ただし、席が必要な場合は有料となります。
- 一般席は12席まで申し込み可能です。
炎の祭典チケットの購入方法
チケットの一般先着販売は以下の通りです:
- 販売開始: 2024年9月24日(火) 10:00~
- 申込方法:
- チケットぴあのウェブサイト
- セブンイレブンのマルチコピー機
早めに購入しておけば、当日スムーズに入場できますよ。特に人気の席種は早々に売り切れる可能性もあるので、購入をお考えの方はお早めに!
豊橋市炎の祭典の会場は?
2024年の炎の祭典で大きく変わったのが会場です。これまでの豊橋球場から「豊橋市かもめ広場少年サッカー場」に変更になりました。
新会場の特徴
- 広々とした空間
屋根のない、かなり広いサッカー場です。これにより、より多くの方が快適に観覧できるようになります。
- 見やすさの向上
今年はステージが設置され、後方からも見やすくなるそうです。これは嬉しい改善ですね!
- 豊橋球場との違い
以前の会場では、手筒花火を上げる場所と観客席が同じグラウンド上にありましたが、新会場ではステージが作られます。
気候と服装の注意点
「豊橋市かもめ広場少年サッカー場」は西側が三河湾に面しています。これにより、以下の点に注意が必要です:
- 夜の気温は約13℃まで下がる可能性があります。
- 風が吹くとより寒く感じることがあります。
服装のアドバイス:
- 風を遮る上着を持参しましょう。
- 雨天時は傘が使用できないので、カッパも忘れずに!
豊橋市炎の祭典を確実に見る方法は?
炎の祭典の一般観覧席は、先着順です。確実に見たいなら、観覧チケット付き旅行商品がおすすめです。
【クラブツーリズム】
クラブツーリズム関東・関西発着のツアー2日間のコースがいくつか用意されています。「炎の祭典」で検索してみてください。
【HIS】
>>HISで炎の祭典のツアーを確認する名古屋発着(日帰り)のツアーが2コース(イスA席)用意されています。
炎の祭典の見どころは?
炎の祭典の魅力は何と言っても、手筒花火の迫力です。その見どころをいくつかご紹介しましょう。
手筒花火の基本
- 火薬を詰めた竹筒を、揚げ手さんが両手で体の横に抱えるように持ちます。
- 足をしっかり踏ん張り、全身に火の粉を浴びながら、まっすぐに火柱を上げます。
- 放揚時間は約30秒。その間、揚げ手さんは火の粉と闘い続けるのです。
迫力の瞬間
- 花火が終わる瞬間、「ドンっ」という大きな音とともに、炎が下に逆噴射するように飛び出します。
- その衝撃で揚げ手さんの身体が飛び上がる様子は、まさに圧巻です。
伝統と継承
手筒花火は長い歴史を持つ伝統芸能です。
- 揚げ手さんは自分で手筒花火を制作します。
- 熱い火の粉を浴びながら花火を揚げる姿には、代々受け継がれてきた勇気と気合いが感じられます。
上級者の技
上級の揚げ手さんは、さらに凄い技を披露します。
- 10Kgもある手筒花火を肩より上に掲げて根性をアピール。
- 使用後の手筒は魔除けとして玄関に飾られることもあります。
炎の祭典ならではの演目
2024年の炎の祭典では、以下のような特別な演目が予定されています:
- 一斉揚げ:16本の手筒花火を同時に揚げる圧巻の光景(前年は12本)
- 合金手筒:通常のオレンジ色ではなく、白っぽく明るい炎が特徴
- 綱火:水平に張った綱の上をオレンジ色の炎が走る様子は幻想的
- 大筒:みこしに乗せた大きな手筒花火
- 火車:手筒花火の仕掛け花火で、ぐるぐる回る様子が楽しい
- 乱玉:打ち上げ花火との共演
これらの演目を通じて、手筒花火の多様な魅力を堪能できます。火花が10mもの高さまで噴き上がる様子や、それを支える揚げ手さんの力強さは、言葉では言い表せないほどの迫力があります。
迫力ある手筒花火が終わると同時に打ち上げ花火も上がったりして、「わぁ」って声が出ちゃいますよ。
炎の祭典の会場で飲食できる?
お腹が空いたらどうしよう?心配無用です! 会場には「豊橋グルメとお土産品コーナー」が用意されています。
販売されるもの(例)
- 豊橋名物ヤマサのちくわ(キッチンカー)
- お団子
- いなり寿司
- その他のお土産品
おすすめポイント
- 15時の開場から開演までの間、豊橋グルメで腹ごしらえができます。
- 放揚済みの手筒花火を購入して、お土産にするのもおすすめ。玄関先に置くと「厄除け」「魔除け」になるんだとか!
トイレ情報
- 駐車場の入り口
- サッカー場の北側
- 仮設トイレも用意される予定
事前に場所をチェックしておくと安心ですね。
豊橋市炎の祭典のアクセス駐車場は?
公共交通機関でのアクセス
- 電車を利用の場合
- JR東海道本線豊橋駅 または 名鉄名古屋本線豊橋駅で下車
- 豊橋駅から臨時シャトルバスが運行(14:30~17:30、約15分間隔)
- 所要時間:約15~20分
- 路線バスを利用の場合
- 豊鉄バス卸団地線・豊橋市民病院線に乗車
- 「総合スポーツ公園」バス停で下車
- バス停から会場まで徒歩約10分
車でのアクセス
- 会場横駐車場
- 会場に最も近い駐車場
- 満車になりやすいので早めの到着がおすすめ
- 第2駐車場
- 会場から徒歩約15分
- 会場横の駐車場が満車の場合はこちらへ誘導されます
注意点
周辺にコインパーキングはありませんので、公共交通機関の利用も検討してみてください。
開園30分前から駐車場は非常に混雑します。早めの到着を強くおすすめします。
よくある質問
炎の祭典に関して、よくある質問にお答えします。
Q1: 子供も参加できますか?
はい、子供も参加できます。ただし、子供料金の設定はありません。3歳以下のお子さんは保護者の膝の上なら無料ですが、席が必要な場合は大人と同じ料金になります。
Q2: 車いすでの参加は可能ですか?
はい、可能です。車いす専用スペースも用意されています。ただし、数に限りがありますので、チケット購入時に要確認です。
Q3: カメラやビデオの撮影は可能ですか?
個人で楽しむ程度の撮影は可能です。ただし、三脚の使用はカメラ席以外では禁止されています。また、フラッシュ撮影は控えめにしましょう。
Q4: 雨天の場合はどうなりますか?
小雨決行です。ただし、荒天の場合は中止となる可能性があります。中止の場合は、公式ウェブサイトやSNSで告知されます。
Q5: 飲食物の持ち込みは可能ですか?
基本的に可能です。ただし、アルコール類の持ち込みは禁止されています。また、ゴミは必ず持ち帰りましょう。
Q6: ペットを連れて行けますか?
申し訳ありませんが、ペットの入場はできません。盲導犬などの補助犬は例外として認められます。
まとめ:忘れられない体験を
豊橋市の炎の祭典は、手筒花火の魅力を存分に味わえる貴重な機会です。2024年は新しい会場での開催となり、さらに多くの方々に楽しんでいただけるよう工夫が凝らされています。
この祭典の魅力は、単に花火を見るだけではありません。手筒花火を揚げる人々の勇気と技術、そして長年受け継がれてきた伝統を肌で感じられることにあります。
火の粉が舞い、轟音が響き渡る中、揚げ手さんたちの真剣な表情を間近で見られるのは、まさに感動的な体験です。
また、祭典の後には揚げ手さんたちによるお見送りがあり、開園前には法被を着せてもらって手筒花火と一緒に写真撮影ができるなど、心温まるおもてなしも魅力の一つです。
東三河伝統の手筒花火は、忘れない花火になるはずです。炎の祭典をぜひ一度、目に焼き付けてみてくださいね。
・豊橋市の観光モデルコース ご当地グルメもおすすめ!豊川稲荷にも行けます!
・豊橋市の二川伏見稲荷神社のご利益と御朱印は?百本鳥居と御衣黄桜は必見!
・知られざる名城・吉田城を完全攻略!見どころ歴史と戦国ロマンのタイムスリップ旅