小牧山城は織田信長が初めて築いた城として知られていますが、それまでの城と違って、初めて石垣が使われたお城です。
それまでのお城は、土を掘って堀を作り、土を盛り上げて土塁を作ったお城だったんです。信長が小牧城を築城する前に住んでいた清洲城には、石垣はありませんでした。
小牧山城は山の上にあるため、「登れるかどうか不安」という人が多いお城です。
- どれくらい時間がかかる?
- 登るのはきつい?
- 見どころはどこ?
この記事では、所要時間・登りやすさ・実際のレビューをわかりやすく解説します。
桶狭間の合戦で大名として名を挙げた信長の、センスが光る小牧山城をぜひ歩いてみてくださいね。
小牧山城の所要時間はどれくらい?

結論から言うと、60〜90分が目安です。ただし「れきしるこまき」や土塁見学も含めると、もう少し長くなります。
| 行動 | 時間の目安 |
|---|---|
| 登り | 約20分 |
| 天守見学 | 約20〜30分 |
| 下り | 約15〜20分 |
| れきしるこまき見学 | 約30〜60分 |
| 土塁見学 | 約15〜30分 |
| 合計 | 約1.5〜2時間 |
じっくり楽しみたい方は1.5〜2時間を確保しておくと安心です。
小牧山城はきつい?実際の登りやすさ
結論、ゆっくり登れば問題ないレベルです。
- 道はしっかり整備されている
- 坂はあるが急ではない
- 休みながらマイペースに登れる
一言で言うと「軽い散歩+坂道」くらいの感覚です。岐阜城のようなきつさはなく、普段あまり運動しない方でも無理なく登れます。
ただし、頂上まで登ると息が切れるくらいの運動にはなるので、夏場は特に無理せずゆっくり登りましょう。
所要時間の内訳

登り(約20分)
山のふもとから天守まで、整備された道を歩いて約20分。途中には信長が手掛けた石垣や、家康が改修した土塁など、歩きながら見どころが点在しています。
天守見学(約20〜30分)
山頂にある小牧市歴史館(模擬天守・3層4階建て)の内部は歴史資料館になっています。
発掘調査の出土品や小牧・長久手の戦いの立体パノラマ、音声ガイドなどが充実。最上階の展望室からは、晴れた日には名古屋城・犬山城・岐阜城・御嶽山まで見渡せます。
下り(約15〜20分)
登りより少し短めに下りられます。
れきしるこまき(約30〜60分)
山のふもとにある小牧山城史跡情報館。プロジェクションマッピングや映像展示が充実しており、小牧山城を登る前に立ち寄るのがおすすめです。
予備知識を持って登ると、石垣や土塁の見え方がぐっと変わりますよ。
土塁見学(約15〜30分)
山のふもとをぐるりと囲む土塁と堀は、家康が5日間で改修したと言われる貴重な遺構です。歴史好きには特に見てほしいポイントです。
れきしるこまきは見るべき?

結論、時間があればぜひおすすめです。
- 映像やプロジェクションマッピングで展示がわかりやすい
- 小牧山城の歴史・石垣・土塁への理解が深まる
- 落語家・春風亭昇太師匠が案内する映像が面白くてわかりやすい
- 小牧市歴史館との共通入場券(一般200円)でお得に入れる
天守見学の前に立ち寄ると、見学がより楽しくなります。
住所:小牧市堀の内1-2
電話番号:0568-48-4646
開館時間:9:00~17:00
休館日:第3木曜日(祝日の場合は翌平日)・年末年始(12/29~1/3)
入館料:一般200円(小牧市歴史館と共通) 18歳以下無料
小牧山城の見どころ
小牧山城の見どころをご紹介します。
まっすぐ一直線に伸びる大手口

小牧山城にある大手口。当時は横幅は5.4mの石畳で、馬に乗ったまま上がれる道だったそうです。
一般的なお城の大手口は、侵攻されにくいように、くねくねと曲がりくねっていて、一直線に城に向かう大手口があるお城は、小牧山城と安土城くらいなんだとか。
信長は「見せる城」にこだわって、木戸銭を徴収して、町人たちにもお城を見せていた、と言われています。
もちろん、攻められにくいような工夫もいっぱい。北側には8mの高さの土塁に、空堀があって、また更に8mの土塁が作られています。敵の進入を防ぐために、三重もの石垣で本丸を守っています。
山頂の天守と景色
最上階の展望室から名古屋のツインタワーや御嶽山を一望できます。
天気が良ければ名古屋城・犬山城・岐阜城も見えるという、愛知・岐阜のお城を一度に望める贅沢なスポットです。
岩盤の上に積まれた石垣

小牧山城の石垣は、岩盤(チャート)がせりあがった山を垂直に削って、その上に石垣が積まれています。
現在は、460年前のチャートと積まれた石垣を見ることができます。築城時のオリジナルの石も入っているんだとか。
石垣は野面積みで、大き目の石を積み上げ、土と石垣の間には、小さな石(裏込め石)を詰めて、強度を出していました。当時の技術の高さが感じられます。
土塁(歴史好きには特に見てほしいポイント)

家康が小牧・長久手の戦いの際にわずか5日間で改修したとされる土塁と堀が、山のふもとにほぼそのまま残っています。
堀を掘った土を積み上げて土塁を作っていったから、一般的な地層とは逆の構造に。急ごしらえで作られたことが土の積み方からわかるという、全国でも珍しい遺構です。
江戸時代に徳川家の所領として保護されたおかげで現代まで残ったという歴史的な価値は見逃せません。
実際に行ったレビュー(正直な感想)

- 「きつそう」と思って行ったが、思ったよりゆるやかで気軽に登れた
- 整備が行き届いているので、道に迷う心配はない
- 天守・れきしるこまき・土塁と短時間でもしっかり満足できる
- 春は1,150本の桜が咲き、芝生でお弁当を食べる家族連れも多く、ピクニック感覚で楽しめる
- 夏場の天守までの道は日差しが強く、体感温度がかなり上がります。熱中症対策として水分は多めに持参するのがおすすめ。
まとめ:小牧山城はゆっくり登れば問題なし
- 所要時間は天守のみなら60〜90分、全部見ると1.5〜2時間
- 登りは「軽い散歩+坂道」レベルで体力的な負担は少ない
- れきしるこまきは登る前に立ち寄るのがおすすめ
- 土塁は歴史好きなら絶対に見てほしい見どころ
気軽に登れて、信長が築城し家康が改修した歴史をしっかり体感できる小牧山城。
整備された道とはいえ坂道が続くので、歩きやすい靴で行くようにしてくださいね。
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