この記事では、名古屋市内の観光に便利でお得な「ドニチエコきっぷ」についてご紹介します。
ドニチエコきっぷの購入方法や使い方、そして知っておくと便利な特典情報まで、詳しくお伝えしていきますね。
名古屋市内の観光に行かれる時は、ぜひ参考になさってくださいね。
ドニチエコきっぷって何?
まずは、ドニチエコきっぷについて簡単にご説明しますね。
ドニチエコきっぷは、名古屋市営の地下鉄と市バスが1日乗り放題になる、とってもお得な切符なんです。「ドニチ」という名前の通り、土曜・日曜・祝日と毎月8日に使えます。
最近は交通系ICカードでピッとタッチするのに慣れてしまっている方も多いかもしれませんが、地下鉄やバスを3回以上乗り継ぐなら、このドニチエコきっぷがとってもお得になります。
特に観光で名古屋市内をあちこち巡りたい方には、ぴったりの切符なんです。
ドニチエコきっぷはどこで買える?購入方法を詳しく解説
さて、ここからが本題です。「ドニチエコきっぷはどこで買える?」という疑問にお答えしていきましょう。実は、ドニチエコきっぷは意外と多くの場所で購入できるんです。
地下鉄駅で購入する方法
地下鉄駅では、以下の場所でドニチエコきっぷを購入できます。
- 地下鉄駅の改札窓口
- マナカ対応券売機(黄色い地下鉄駅券売機)
- 駅長室
地下鉄駅での購入が一番簡単で確実ですね。特に、マナカ対応券売機なら、人と話さずに気軽に購入できるのでおすすめです。
バスで購入する方法
バスでも購入可能です。
- 市バス車内(運転手さんに声をかけてください)
- 市バス営業所
- 新型料金箱設置車両なら、交通系ICカードでドニチエコきっぷが購入できます(当日券のみ)。
バスに乗る際に忘れずに購入できるのは便利ですね。
その他の購入場所
他にも、以下の場所で購入できます:
- 交通局サービスセンター(名古屋・金山・栄)
- 名古屋市金山観光案内所:金山駅のコンコースの北側(アスナル金山側)
- オアシス21 iセンター:地下鉄栄駅隣の「オアシス21」地下
観光案内所で購入できるのは、観光客の方にはとても便利です。
購入時の注意点
- マナカ対応券売機で購入した場合は、購入当日が利用日になります(日付が印字されます)。後日使用する予定の場合は注意が必要です。
- 乗車券を販売している、市バス停留所近くの一部のコンビニでは取り扱いがあります(店頭にステッカーで表示されています)。
- 一部の金券ショップでも販売していますが、割引額はわずかです(5~10円程度)。
- 名古屋市内の一部ホテルでも取り扱っています。ホテルによって取り扱い券種が異なるので、詳細は各ホテルでご確認ください。
ドニチエコきっぷの料金
ドニチエコきっぷの料金は以下の通りです。
- 大人:620円
- 小児:310円
この料金で1日中、名古屋市営地下鉄と市バスに乗り放題なんです。とってもお得ですよね。
ドニチエコきっぷの使い方は?地下鉄とバスでの利用方法
ドニチエコきっぷを購入したら、次は使い方ですね。地下鉄とバスでの使い方が少し異なりますので、それぞれご説明します。
地下鉄での使い方
1.地下鉄改札を通る際、通常の切符と同じように自動改札機の投入口にきっぷを入れます。
2.初めて改札機に通した時に、きっぷの裏側に利用日の日付が印字されます。
3.改札を出る際も同様に、きっぷを投入口に入れます。
4.きっぷを取り忘れないように注意しましょう。(ICカードに慣れていると、つい忘れがちですよね)
【注意点】
- 地下鉄に乗って名鉄の駅で下車する場合は、窓口でドニチエコきっぷを提示して、名鉄運賃を支払います。
バスでの使い方
1.市バスは「前乗り」「後ろ降り」が基本です。
2.最初にバスに乗る時、運転席横のカード挿入口にドニチエコきっぷを差し込みます。この時、きっぷに日付が印字されます。
3.2回目以降の乗車時は、日付が印字された面を運転手さんに見せるだけでOKです。
ドニチエコきっぷはいつ使える?利用可能日をチェック
ドニチエコきっぷは名前の通り、主に週末に使える切符です。具体的な利用可能日は以下の通りです:
- 土曜日
- 日曜日
- 祝日
- 毎月8日
- 平日の休日ダイヤ適用日(お盆など)
年末年始の特別利用期間
年末年始は特別に、曜日に関わらず利用可能です。基本的には、12月29日から1月3日まで利用できます。
大晦日の特別措置
大晦日は、以下のような特別措置があります:
- 12月31日22:00までに利用開始した場合:翌1月1日の6:00まで利用可能
- 12月31日22:00以降に利用開始した場合:1月1日の終日利用可能
これは、年越しの際の移動に便利ですね。
ドニチエコきっぷの有効期限は?
ドニチエコきっぷは、最初に改札を通すと裏側に日付が印字され、その日の終電まで有効です。購入時には日付が入っていないので、事前購入やまとめ買いも可能です。
ただし、マナカ対応券売機で購入した場合は、購入当日が利用日になるので注意が必要です。
ドニチエコきっぷが使用できる範囲は?
ドニチエコきっぷの利用範囲をしっかり把握しておくと、より効率的に観光を楽しめますよ。
- 名古屋市営地下鉄全線(始発から終点まで)
- 名古屋市営バス全線
- なごや観光ルートバス・メーグル(年末年始は運休)
利用できない交通機関
- ゆとりーとライン高架区間(大曽根~小幡緑地)
※ただし、2025年3月31日までの土日祝日と毎月8日、2024年3月末の時点で18歳以下の方に限り、利用可能です。
- 名鉄バス
- 基幹バス新出来町線(名古屋市交通局と名鉄バス共同線)
- あおなみ線
別途料金が必要なエリア
1.高速1号系統(栄⇔森の里団地(緑区))
円上バス停から有松町口無池バス停区間は名古屋高速の一部を走るため、高速料金の10円が別途必要です。
2.深夜バス
- 深夜1号系統(栄⇔藤が丘)
- 深夜2号系統(栄⇔地下鉄高畑)
これらに乗車する場合は、深夜バス料金の半額(大人420円→210円・小児200円→100円)が別途必要です。
ドニチエコきっぷの特典で名古屋観光をもっとお得に!
ドニチエコきっぷの魅力は、市営の地下鉄とバスが乗り放題になるだけではありません。実は、このきっぷを提示するだけで、名古屋市内のさまざまな観光スポットや飲食店、お店など、なんと370もの場所で特典が受けられるんです!
特典の種類
- 観光施設の入場料割引
- 飲食店でのサービス(ドリンクサービスやトッピング・デザートサービスなど)
- 飲食代金の割引
- オリジナルグッズや粗品のプレゼント
- その他、旅行会社やクリーニング店の割引など
これだけ多くの特典があれば、ドニチエコきっぷを使って名古屋観光を楽しむ価値は十分にありますね。
主な観光施設での割引例
- 名古屋城:
- 通常料金:大人500円 → 割引料金:400円 (※中学生以下は無料)
- 徳川園:
- 通常料金:大人300円 → 割引料金:240円(※中学生以下は無料)
- 東山動植物園:
- 通常料金:大人500円 → 割引料金:400円(※中学生以下は無料)
- 名古屋港水族館:
- 大人:2,030円 → 1,830円(200円引き)
- 小中学生:1,010円 → 810円(200円引き)
- 名古屋テレビ塔:
- 大人:900円 → 800円(100円引き)
- 小人:400円 → 300円(100円引き)
- 名古屋市科学館:
- 展示室+プラネタリウム 大人:800円 → 720円(80円引き)
高校生・大学生:500円 → 450円(50円引き) - 展示室のみ 大人:400円 → 360円(40円引き)
高校生・大学生:200円 → 180円(20円引き)
- 展示室+プラネタリウム 大人:800円 → 720円(80円引き)
- トヨタ産業技術記念館:
- 大人:500円 → 400円(100円引き)
- 中高生・65歳以上:300円 → 240円(60円引き)
- 小学生:200円 → 160円(40円引き)
- 熱田神宮宝物館:
- 大人:300円 → 250円(50円引き)
- 小中学生:150円 → 100円(50円引き) ※特別展・企画展は団体料金を適用
- 白鳥庭園:
- 大人:300円 → 240円(60円引き※中学生以下は無料)
- 揚輝荘(聴松閣):
- 大人:300円 → 240円(60円引き)
このほかにも、美術館・資料館・博物館の割引もあります。観光プランを立てる際に、ぜひチェックしてみてくださいね。
ドニチエコきっぷを使った観光プラン例
ドニチエコきっぷを使って、どれくらいお得に観光できるのか、具体的な例を挙げてご紹介します。
名古屋港水族館に行く場合
- ドニチエコきっぷ購入:620円(大人)
- 交通費(往復):金山駅 → (地下鉄名城線) → 名古屋港駅、通常料金:240円x2=480円
- 名古屋港水族館入場料:通常料金:2,030円、ドニチエコきっぷ割引:-200円
計算すると:
ドニチエコきっぷ利用:620円(きっぷ)+1,830円(割引後入場料)=2,450円
なんと60円もお得になりますね! さらに、名古屋駅からの往復や、名古屋港駅から「港区役所駅」まで乗って「ららぽーと名古屋みなとアクルス」に寄り道するなど、使えば使うほどお得になります。
ドニチエコきっぷで東山動物園に行く場合
- ドニチエコきっぷ購入:620円(大人)
- 交通費(往復):名古屋駅 → (地下鉄東山線)→ 東山公園駅、通常料金:270円x2=540円
- 東山動植物園入場料:通常料金:500円、ドニチエコきっぷ割引:-100円
計算すると:
- 通常の場合:540円(交通費)+ 500円(入場料)=1,040円
- ドニチエコきっぷ利用:620円(きっぷ)+400円割(引後入場料)=1,020円
20円の節約になります。さらに、他の場所にも立ち寄れば、より多くの節約になりますね。
ドニチエコきっぷと他の1日券との違いは?
大人 | 小人 | 地下鉄 | 市バス | 適用 | |
ドニチエコきっぷ | 620円 | 310円 | 〇 | 〇 | 利用日の終電まで |
バス地下鉄全線 | 870円 | 430円 | 〇 | 〇 | 利用日の終電まで |
地下鉄全線 | 760円 | 380円 | 〇 | ✖ | 開始から24時間 |
バス全線 | 620円 | 310円 | ✖ | 〇 | 利用日の終電まで |
ドニチエコきっぷ以外の1日乗車券は、いつでも(毎日)利用でき、ドニチエコきっぷと同じ特典を受けることができます。
地下鉄全線1日乗車券は24時間券なので、例えば朝の10:00に使い始めたら、翌日の朝10:00まで利用可能です(地下鉄乗車中に24時間が経過した場合は、改札を出るまで有効)。
バス全線1日乗車券が利用できるのは、市バスとなごや観光ルートバス・メーグルです。ゆとりーとライン高架区間(大曽根⇔小幡緑地)や名鉄バスには乗車できません。
ドニチエコきっぷが使える日はドニチエコきっぷが1番お得です。使えない日は、利用したい交通機関の往復料金や行きたい場所の入場料などを計算して、お得になる券を使うようにしてくださいね。
ドニチエコきっぷを上手に使うポイント
1.利用日の確認
ドニチエコきっぷが使える日(土日祝日、毎月8日、休日ダイヤ適用日)を事前に確認しましょう。
2.行程の計画
地下鉄や市バスを3回以上利用する予定がある場合、ドニチエコきっぷがお得になります。観光スポットを効率よく巡るプランを立てましょう。
3.特典の活用
370もの特典があるので、事前に利用したい特典をチェックしておくと、より効果的に活用できます。
4.他の交通手段との組み合わせ
名古屋市内だけでなく、近郊の観光地に行く場合は、ドニチエコきっぷと他の交通手段例(名鉄、JRなど)を上手に組み合わせると、より広範囲を効率的に観光できます。
5.事前購入の活用
マナカ対応券売機以外で購入すれば、事前に購入しておくことができます。観光日の朝に慌てず、スムーズに観光を始められますよ。
まとめ:ドニチエコきっぷで名古屋を満喫しよう!
ドニチエコきっぷは、名古屋市内の観光に大変便利でお得なきっぷだということがおわかりいただけたでしょうか。
- 土日祝日、毎月8日、休日ダイヤ適用日に使える
- 名古屋市営地下鉄・市バスが1日乗り放題
- 大人620円、小児310円というリーズナブルな価格
- 370もの特典で観光がさらにお得に
名古屋市外からの観光客の方はもちろん、地元の方にもおすすめの切符です。地下鉄や市バスを利用する際には、ぜひ料金を計算してみてください。
きっと、ドニチエコきっぷがお得だと実感していただけるはずです。
そして、飲食店で使える特典もたくさんありますので、観光だけでなくグルメも存分に楽しんでくださいね。
名古屋名物のひつまぶしや味噌カツ、台湾ラーメンなど、名古屋の美味しいものをお得に味わえるチャンスです。
ドニチエコきっぷを使って、名古屋の魅力をたっぷり満喫してくださいね。