名古屋市内を観光するのに便利なドニチエコきっぷをご存じですか?
最近は交通カードでピッとタッチするのに慣れてしまっているんですが、地下鉄やバスを3回以上乗り継ぐなら、1日乗車券はとってもお得なんです。
この記事では、土日祝日に使えるドニチエコきっぷはどこで買えるのか、使い方やお得な特典についてご紹介します。
名古屋市内の観光に行かれる時は、ぜひ参考になさってくださいね。
ドニチエコきっぷはどこで買える?
名古屋のドニチエコきっぷが購入出来る場所は、
- 地下鉄駅改札窓口
- 市バス車内
- マナカ対応券売機:マナカ対応の黄色の地下鉄駅券売機
- 市バス営業所
- 交通局サービスセンター(名古屋・金山・栄)
- 駅長室
- 名古屋市金山観光案内所:金山駅のコンコースの北側(アスナル金山側)
- オアシス21 iセンター:地下鉄栄駅隣のオアシス21」地下
※マナカ対応券売機で購入した場合は、購入当日が利用日になる(日にちが印字されている)ので注意してくださいね。
※今のところコンビニでの取り扱いはありません。
ドニチエコきっぷ | |
大人 | 620円 |
小児 | 310円 |
ドニチエコきっぷを取り扱っている金券ショップもありますが、販売価格が大人615円と、5~10円引きくらいなので、お得感はほとんどありません。
名古屋市内の一部ホテルでは、ドニチエコきっぷを含む1日乗車券を取り扱っています。ホテルによって取り扱い券が違うので、詳しくは各ホテルで確認してくださいね。
ドニチエコきっぷの使い方は?
ドニチエコきっぷは、土日祝日(休日ダイヤ特別運行日も含む)と毎月8日に市バス、地下鉄の全線で使えるお得な1日乗車券。
地下鉄、バスでの使い方をご紹介します。
ドニチエコきっぷを地下鉄で使う
通常の切符同様、自動改札機の投入口にきっぷを入れます。初めてきっぷを改札機に通した時に、日付が印字されます。
きっぷをとり忘れないように気を付けてくださいね。(交通系カードのタッチに慣れていると、つい切符をとり忘れちゃうんですよね。)
乗りこし清算をする場合は、窓口でドニチエコきっぷを提示して、乗りこし料金を支払います。
ドニチエコきっぷを市バスで使う
市バスに乗車するときは「前乗り」「後ろ降り」です。ドニチエコきっぷは最初の乗車時にカード挿入口に差し込むと、日付が印字されます。
2回目以降の乗車時は、日付面を運転士さんに見せるようにしてくださいね。
ドニチエコきっぷの使える日は?
ドニチエコきっぷが使える日は、
- 土日祝日
- 毎月8日
- 平日の休日ダイヤ適用日(お盆など)
ドニチエコきっぷは、改札を通すと裏側に日付が印字され、その日の終電まで有効になります。購入したときには日にちが入っていないので、事前購入やまとめ買いが可能です。
年末年始は曜日にかかわらず、利用が可能です(2023年は12月29日~2024年1月3日まで利用可でした)。
大晦日の特別措置
- 12月31日22:00までに利用開始した場合は、翌1月1日の6:00まで利用可
- 12月31日22:00以降に利用開始した場合は、1月1日の終日利用可
ドニチエコきっぷが使用できる範囲は?
ドニチエきっぷの利用範囲は、
- 市バス・地下鉄全線(始発から終点まで)
- なごや観光ルートバス・メーグル(年末年始は運休)
- ゆとりーとライン高架区間(大曽根⇔小幡緑地)
- 名鉄バス
- 基幹バス新出来町線(名古屋市交通局と名鉄バス共同線)
- あおなみ線
※2024年3月31日までの土日祝日と毎月8日、2023年3月末の時点で18歳以下の方に限り、ドニチエコきっぷがゆとりーとライン「大曽根」駅から「小幡緑地」駅で利用可になっています。
- 高速1号系統(栄⇔森の里団地(緑区))で、円上バス停から有松町口無池バス停区間は名古屋高速の1部を走るため、別途10円が必要
- 深夜1号系統(栄⇔藤が丘)、深夜2号系統(栄⇔地下鉄高畑)に乗車する場合は、深夜バス料金の半額(大人420円→210円・小児200円→100円)が別途必要
ドニチエコきっぷの特典は?
ドニチエコきっぷを提示するだけで、名古屋市内の観光地や飲食店、お店など370の特典が受けられます。なんとなんと、旅行会社やクリーニング店の割引まであります。
観光地で入場料金の割引、飲食店でソフトドリンクやトッピング・デザートサービスや飲食代金の割引、オリジナルグッズや粗品プレゼントなど、お得がいっぱいです。
ドニチエコきっぷで割引になる施設は?
- 名古屋城:大人500円→400円※
- 徳川園:大人300円→240円※
- 東山動植物園:大人500円→400円※
- 名古屋港水族館:大人2,030円→1,830円 小中学生1,010円→810円
- 名古屋港シートレインランド:100円券11枚つづり1,000円→800円
- 名古屋テレビ塔:大人900円→800円 小人400→300円
- 名古屋市科学館(展示室+プラネタリウム):大人800円→720円 高大生500円→450円
(展示室のみ):大人400円→360円 高大生200円→180円 - トヨタ産業技術記念館:大人500円→400円 中高生・65歳以上300円→240円 小学生200円→160円
- 熱田神宮宝物館:大人300円→250円 小中生150円→100円(特別展・企画展は団体料金を適用)
- 白鳥庭園:大人300円→240円※
- 揚輝荘(聴松閣):大人300円→240円
※中学生以下無料
美術館・資料館・博物館の割引もあります。
ドニチエコきっぷで名古屋港水族館へ行く
ドニチエコきっぷ(大人620円)を購入して名古屋港水族館に行くなら、
- 金山駅→(地下鉄名城線)名古屋港 片道(大人)240円
- 名古屋港水族館の入場割引 (大人)200円
往復480円+割引200円=680円なので、ドニチエコきっぷを購入した方が60円お得になります。
名古屋駅から行く、名古屋港駅から「港区役所駅」まで乗って「ららぽーと名古屋みなとアクルス」に行く、など使えば使うほどお得になります。
ドニチエコきっぷで東山動物園に行く
ドニチエコきっぷ(大人620円)を購入して東山動物園に行くなら、
- 名古屋駅→(地下鉄東山線)東山公園 片道(大人)270円
- 東山動物園の入場割引 (大人)100円
往復540円+割引100円=640円なので、ドニチエコきっぷを購入した方が20円お得になります。
ドニチエコきっぷと他の1日券との違いは?
大人 | 小人 | 地下鉄 | 市バス | 適用 | |
ドニチエコきっぷ | 620円 | 310円 | 〇 | 〇 | 利用日の終電まで |
バス地下鉄全線 | 870円 | 430円 | 〇 | 〇 | 利用日の終電まで |
地下鉄全線 | 760円 | 380円 | 〇 | ✖ | 開始から24時間 |
バス全線 | 620円 | 310円 | ✖ | 〇 | 利用日の終電まで |
ドニチエコきっぷ以外はいつでも(毎日)利用でき、ドニチエコきっぷと同じ特典を受けることができます。
地下鉄全線は24時間券なので、例えば朝の10:00に使い始めたら、翌日の朝10:00まで利用可能です。(地下鉄乗車中に24時間が通過したら、改札を出るまで有効)
バス1日乗車券が利用できるのは、市バスとなごや観光ルートバス・メーグルです。 ゆとりーとライン高架区間(大曽根⇔小幡緑地)や名鉄バスは乗車できません。
ドニチエコきっぷが使える日はドニチエコきっぷが1番お得です。使えない日は、利用したい交通機関の往復料金や行きたい場所の入場料などを計算して、お得になる券を使うようにしてくださいね。
さいごに
土日祝日に使えるドニチエコきっぷの販売場所や使い方、お得な特典についてお伝えしました。
ドニチエコきっぷは名古屋市外からの観光客だけでなく、市民もとってもお得になる切符です。地下鉄や市バスを利用するときには、料金を計算してみてくださいね。
飲食店で使える特典もたくさんあるので、逃さずに満喫しちゃいましょう。