「芸術って難しそう…」
そんなふうに思っていた私が、思わず足を止めてしまったのが岡本太郎作品でした。
大阪万博の「太陽の塔」が代表作の岡本太郎さんの作品は、巨大で、不思議で、ちょっと怖い。でもなぜか気になってしまう。
実は東海エリアには、そんな岡本太郎作品が意外と残っているんです。しかも面白いのが、遊園地とかお寺とか、「なぜここに?」と思う場所に突然現れること。
今回は、50代からの大人旅にもおすすめしたい、東海で巡れる岡本太郎作品を紹介します。歴史散歩やレトロ旅が好きな方にもぴったりの、ちょっと知的なお出かけコースです。
どの作品から見る?あなたに合った楽しみ方
- 「岡本太郎、初めて見る」という方 → まず犬山の若い太陽の塔へ
- 「とにかく迫力のあるものが見たい」なら → 岐阜メモリアルセンターへ
- 「混雑より静かな場所がいい」なら → 名古屋・久国寺の歓喜の鐘へ
- 「観光とセットで楽しみたい」なら → 岡崎の午後の日+岡崎城がおすすめ
東海の岡本太郎作品巡りは“大人旅”にちょうどいい
若い頃は、美術館って少し身構えてしまっていました。でも50代になってからは、「理屈じゃなく、好きかどうか」で楽しめるようになった気がします。
岡本太郎作品って、まさにそんな感じなんですよね。
「なんだこれは!」
「ちょっと怖い!」
「でも気になる!」
そんな感覚をそのまま楽しめる。
しかも東海エリアの作品は、観光地の中に自然に溶け込んでいるので、“芸術散歩”として気軽に楽しめるのも魅力です。
若い太陽の塔:犬山に残る“もうひとつの太陽の塔”

個人的に一番テンションが上がったのが、「若い太陽の塔」。犬山モンキーパーク内に突然現れるその姿は、かなりインパクトがあります。
「えっ、こんな場所に岡本太郎?」と驚く人も多いはず。
大阪万博の「太陽の塔」を思わせるデザインですが、どこか若々しく、勢いを感じる作品。昭和レトロな遊園地の空気とも不思議と合っていて、50代世代にはかなり刺さります。
ただ、「若い太陽の塔」は子供向け遊園地モンキーパーク内にあるため、見るだけのために入場するのはちょっと…と思う方もいるかもしれません。
そんな場合は、モンキーパークやモンキーセンターの駐車場からでも姿を確認できます(ただし、駐車場に入るのも料金がかかります)。
名鉄犬山遊園駅からモンキーパークへ向かう坂道や周辺の県道からも、丘の上に突き出たシルエットを見ることができます。
こちらは無料で見られるので、犬山城下町の散策ついでに立ち寄るだけでも十分楽しめますよ。
【犬山城と一緒に巡るのもおすすめ】
犬山まで来たら、やっぱり犬山城や城下町も一緒に回りたいところ。
- 国宝犬山城
- 城下町食べ歩き
- モンキーセンター
を組み合わせると、かなり満足度の高い日帰り旅になります。
住所:犬山市大字犬山字官林26
・犬山城見学の所要時間は?階段はきつい?服装・注意点まで実際に行ってわかったこと
・犬山城下町食べ歩き2026年のおすすめ12選!おしゃれランチと人気のお土産もご紹介
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未来を拓く塔:岐阜にそびえる巨大岡本太郎作品

岐阜メモリアルセンターにある「未来を拓く塔」は、かなり“岡本太郎らしさ”を感じる作品です。
力強くて、独特で、見る角度によって印象が変わる。正直、最初に目の前に立った時は「…これは何だろう?」という感じで、すぐには言葉が出てきませんでした。
でも、少し離れて見た時にハッとしたんです。丘の上に浮かぶシルエットが、なんともかっこいい。
宇宙や未来を感じさせる独特のフォルムは、遠くから眺める方が全体像がつかめて、むしろ迫力があるかもしれません。
「未来を拓く塔」という名前も、近くより遠くから見た時の方がしっくりくる気がしました。
でもそれが岡本太郎作品の面白さなんですよね。説明しにくいのに、なぜか記憶に残る…。
※写真右側の山の上に岐阜城が写っています。
【岐阜城・岐阜大仏と合わせて巡りたい】
岐阜まで来たら、
- 岐阜城
- 岐阜大仏
- 川原町散歩
と一緒に回るのがおすすめ。
“歴史+芸術”の組み合わせがかなり楽しいエリアです。
住所:岐阜市長良福光大野2675-28
※岐阜メモリアルセンター南駐車場が一番近い駐車場です
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久国寺「歓喜の鐘」:名古屋にひっそり残る岡本太郎作品

実は名古屋のお寺にも、岡本太郎作品があります。それが久国寺の「歓喜の鐘」。巨大オブジェ系とは違い、こちらはかなり静かな存在です。
お寺の落ち着いた空気の中に、突然現れる前衛的なデザイン。上部に角のような突起が付いていて、周りは仏さまや魚や動物などが浮き彫りにされています。
気になる鐘の音ですが、普通の鐘の音が「ゴ~ン」って低音な響きなら、この鐘は「ゴゴゴゴゴ~ン」って少し高音な音が、共鳴しあってるように余韻が残る感じがします。
お寺に岡本太郎、この“違和感”が面白いんですよね。
住所:名古屋市北区大杉3-2-27
駐車場あり
午後の日:岡崎で出会えるやさしい岡本太郎作品
岡崎のおかざき世界子ども美術博物館には「午後の日」という作品もあります。
写真で見る限り、これまでの作品とは雰囲気が違って柔らかく、親しみやすい印象。芸術作品というより、“街の中にある不思議な存在”という感じです。
こちらはまだ行けていないので、近いうちに訪ねてみたいと思っています。
岡崎エリアは、
- 岡崎城
- 八丁味噌
- 大河ドラマ館系スポット
などもあるので、歴史好きの方にもおすすめ。
住所:岡崎市岡町字鳥居戸1-1
開館時間:9:00~17:00
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まとめ:岡本太郎作品は“見に行く”より“感じに行く”ものかもしれない
東海エリアに残る岡本太郎作品は、どれも少し不思議で、強烈で、でもどこか親しみがあります。
遊園地に突然現れる塔。
お寺にある前衛的な鐘。
公園にそびえる巨大オブジェ。
「なぜここに?」
と思うからこそ、記憶に残るんですよね。
50代になってからの旅は、“有名だから行く”より、“気になるから行く”の方が楽しい。
そんな大人の芸術散歩に、岡本太郎作品巡りはぴったりだと思います。
